愛はズボーン × キュウソネコカミ × DENIMS

Japanese

愛はズボーン × キュウソネコカミ × DENIMS

2021年10月号掲載

愛はズボーン

愛はズボーン：金城昌秀（Gt/Vo） GIMA☆KENTA（Vo/Gt）
キュウソネコカミ：ヤマサキセイヤ（Vo/Gt）ヨコタシンノスケ（Key/Vo）
DENIMS：釜中健伍（Gt/Vo）江山真司（Dr）
インタビュアー：服田昌子　Photo by 浜村晴奈

－では今後の愛はズボーンに期待することなどはありますか？

釜中：今はバンドやるってこと自体が難しくなってきているけど、無理はせず、でもバンドをずっと続けてほしいと思う。愛はズがやり続けるっていうことが、みんなの背中を押すし。あとやっぱり最強のアルバムみたいな作品をお互い出したいですね。愛はズボーンの最強のやつ出た！ DENIMSも最強のやつ出た！！みたいに驚かせ合いたいなって思います。

江山：何がすごいって（メンバーが結成から）同じ4人。金城、さっきあんまりほかのメンバーに言いたくないとかいろいろ言ってたやん。たぶんもっと（ほかのメンバーに思いを）言ってほしいって気持ちもあるんやろうけど、実際に4人でやってるっていう事実があるわけやから。それがもうすごいから、今。売れる、売れへんとかやなくて、ひとりメンバーがやめた身（バンド）からすると、ひとつのバンドとしてそれだけですごい。それをあと10年続けてくれたら、もうさらにすごいことになってるし、それはもう確約されてると思っていいと思う。この4人でっていうのを大事にしてほしいなって思います。

－DENIMSは、今後愛はズボーンと一緒にやりたいことはありますか？

江山：もう1回西日本回りたい。

金城：いっすね。めっちゃ楽しかった。

釜中：BBQとかしてね。

ヤマサキ：俺らもそういうのやりたいんやけどなぁ。

ヨコタ：もう一台車借りるか？

ヤマサキ：全バンドに誘われたやつ、出たい。どこで金を削れるか話したい（笑）。金で断るの一番嫌や。

ヨコタ：一緒に回るのやりたいな。

－ぜひ3組で実現を！キュウソネコカミは今日、愛はズボーンと久々に会っていかがでしたか？

ヤマサキ：やっぱりヤベーやつらだなと思いました。

一同：（笑）

ヤマサキ：ヤバいけど落ち着いてきてもいるし、これからはもっと凄みが出てくるんじゃないかなって思いますね。考え方とかもめちゃ参考になるし、真似したいなって思うところがいっぱいあったし。曲作りのやり方も、任せて信頼できる仲間がいるんだなって思うと、愛はズボーン、今めちゃくちゃいい状態なんだなって思った。前は、愛はズ、頑張ってるか？ってちょっと上から見たようなときもあったけど（笑）。

一同：（笑）

ヤマサキ：でも今も、俺らも負けねー！と思ってやってるから。だっていつでも頭の中、愛はズボーンおるからね。だから、これからも切磋琢磨してやっていきたいと思いました。

ヨコタ：俺も一緒。頭の中に常におんねんな。

ヤマサキ：おる！もっと上がってきたら怖いな。

ヨコタ：たぶんそっちはそっちで好きなことを続けてるだけやと思うし、こっちもこっちであいつらを！みたいなことでもなく、好きなことやってるだけやけど、うちが何かやったときにどう思うか気になる存在やから。やっぱちょっと壁でいてほしいねんな。意識しなくていいけど。

ヤマサキ：そんで今回もカッコいいことしてるしな、これ。

ヨコタ：これをやれるチームっていうのはすごいのよ。

ヤマサキ：できねぇよ。

ヨコタ：どっかで誰かがブレーキかけてもいい話なのに、ちゃんと作り切って愛はズボーンの10年が詰まってる。普通10年経ったらやらなくなること増えるよね......ほんまお疲れ様でした！

－では最後、愛はズボーンのおふたり。今後の抱負などありますか？

金城：今は人の3倍の速さで曲作るっていうのが一番（楽しい）。今回のトリビュートとカバーで、3倍速で作るにはどうしたらいいのかを見いだせたんで、いけるぞこれ！って思ってます。ただ、そこを意識しちゃうと曲のクオリティも下がるとも思うんで、意識はせず、GIMAちゃんから学んだみたいに、これからも目の前の道をバーッて全力で走るっていう。あ！あと、もう1個。バカほどギターがうまくなりたいって一昨日思いました。だから来年の今頃、ライヴを見に来てほしいですね。

ヤマサキ：（ギターを）習うってこと？

金城：いやもう、めっちゃ練習する（笑）。

ヨコタ：具体的じゃないねん（笑）。

金城：いやでも、昨日も一昨日もめちゃくちゃ練習した（笑）。

ヤマサキ：みんなやってるわ（笑）。

ヨコタ：バンド始め立てのやつが言うこと（笑）。

金城：でも、来年の今頃、あ、あいつ言ってたのはこれか！ってなるんで（笑）。

GIMA：俺は今、みんなギター練習してんのか～ってなってました（笑）。

ヤマサキ：オカザワとかめっちゃしてるよな。

ヨコタ：ホテルの部屋からずーっとピコピコって。

ヤマサキ：なんで、あれでクレームこんねん（笑）。

金城：みんなの練習話、聞きたいですね。

ヨコタ：アルバムの話とかじゃなく、ツアーを回るとき論争とかも。

ヤマサキ：それぞれの過ごし方とか知りたいな。

ヨコタ：バンドとは......の話とかさせたらめちゃ長くなるな（笑）。

－またいつかお聞かせください（笑）。

金城：はい。とにかく来年の今頃をお楽しみに！っていうのと、これからも末永くお願いします。ほんまありがとうございました！ではGIMAちゃん。

GIMA：やっぱ認められたいなみたいなのはずっとあるんですよね。でもしょうもないやつに認められても何も思わない。自分がカッコいいと思う人に認められたい。認められ方もカッコいいとかじゃなく、愛はズらしいなって思われたいから、ジャンルとか売れ方とか僕はまったく気にしてなくて。でもやり方は筋を通してやらないとなって思うから、これからも愛はズボーンのチームで一緒に作っていくってことだけかなって思います。......あと、来年は僕の30歳のアニバーサリーがあるので。

金城：（笑）

ヨコタ：愛はズボーン的な方向で30歳を祝っていこう！って（笑）？

GIMA：どう祝ってもらうかはチームで1回話をして（笑）。

金城：毎年やってるやんか、あんたの誕生日（笑）。もうバンドは個人の集まりなんで、彼の来年の目標は30歳を祝ってもらうで、俺はギターがめちゃくちゃうまくなるです（笑）。

GIMA：今回はほんまに俺らのわがままに付き合ってもらって、ありがとうございました！