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INTERVIEW

Japanese

キュウソネコカミ

2015年01月号掲載

キュウソネコカミ

Member:ヤマサキ セイヤ (Vo/Gt) オカザワ カズマ (Gt) カワクボ タクロウ (Ba)  ヨコタ シンノスケ (Key/Vo) ソゴウ タイスケ (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

メジャー・デビュー以降、さらに連日のライヴ生活を行い正真正銘のライヴ・バンドとして快進撃を続けるキュウソネコカミから約半年振りの新作『ハッピーポンコツランド』がリリース。このミニ・アルバム、抜けてはいるがどこか憎めない"ポンコツ"と呼ばれる人たちへの愛情とダメ出しに満ちた、キュウソ初のコンセプト・アルバム(?)だという。今回も前回に引き続き、彼らの名物のひとつでもある、加藤マニが監督を務めた個性溢れるMVについて、メンバー全員にメール・インタビューを行った。

-メジャーにフィールドを移し、半年以上経ちましたが、環境はいかがでしょうか?

ヨコタ:メジャーに行って、ありがたいことにスケジュールが相当忙しくなりました。曲を作ったりライヴをしたり常に何かをしてるのでインディーズのときと比べ充実しています!

-「OS」はTwitterでエキストラ募集をしていましたが、やはり反響も大きかったのでは? 何人くらいのファンのかたがたが集まったのでしょうか?

ヨコタ:反響はありました。募集要項に"この撮影は過酷です"とちゃんと書いたら、逆にどのくらい過酷なのか盛り上がってくれて、500通以上の応募をいただきました。実際の撮影はその10分の1くらいの人数で、さすが元気な人たちばかりでした。

-"ライヴの観客の盛り上がった熱気により、床から温泉が噴き出す"という設定を聞いたときどう思われましたか?

ヨコタ:"それおもろいけど実現できるの!?"ですね(笑)。 実際お金もそれなりにかかりましたが、このとんでもないアイディアを形にしようとしてくれるビクターのスタッフが頼もしかったです。これもメジャーに来て良かったことのひとつですね。

-できあがった映像を見ての感想は?

ヨコタ:このMVを観た感想で1番嬉しいのは"これどうやって撮ったの?"です。公開されたらその声が多かったので、してやったり! という感じでした。ライヴ感もありつつ高速で出てくる文字にも小ネタをはさんでいるので、何回も観たくなるようになっていると思います。

-矢印に表示されているみなさんの特色は正真正銘の事実なのでしょうか? あれは事前にマニさんがリサーチをしたものなのでしょうか?

オカザワ:まぎれもない事実です! 実は最初のデモ段階では、特色の数がもっと少なかったんです。たくさん特色を載せた方が面白くなりそうという話になり、特色を出し合いました。全員長男とか家族構成までマニさんがリサーチしてたら、探偵レベル(笑)!

-映像で見ているとライヴハウスにしか見えないのですが、撮影はどんな場所で行われたのでしょう?

オカザワ:撮影は千葉の山奥にある屋内温水プールで行いました。そこに照明等を用意して、あたかもライヴハウスかのようになっています。ライヴハウスにしか見えないと言っていただいて、監督もニヤリとしてはると思います。

-温泉の中、水しぶきの中で演奏するのはどんな気分でしたか? 寒くなかったのかな、とも思いましたが。

オカザワ:お客さんが温泉の中でライヴ楽しんでるっていう光景なんて、誰も見たことないじゃないですか。"なんじゃこりゃ!"って感じでした。プールのお湯もだんだん冷たくなってくるわ、外もめっちゃ寒いわで......。エキストラのみなさんも本当にお疲れ様でした!

-朝から夜まで、何度も着替えたり髪の毛を乾かしたり撮影も大変だったのではと思うのですが、どのようなスケジュールで行われたのでしょう?

ソゴウ:プール・サイドをステージ、プールの中をフロアに見立てて撮影していきました。ただお湯を貯めるのにものすごい時間がかかるので、最初にお湯を最大まで張った状態、つまり撮影はMVの最後の場面から始まり、お湯を減らしながら最初に向かって撮っていくという流れでした。

-エキストラのみなさんの様子はいかがでしたか?

ソゴウ:お湯といっても時間とともにどんどん冷めていきますし、休憩を何度も挟んだとはいえ基本的にずっと濡れた状態だったので、本当に大変だったと思います。しかしそんなエキストラのみなさんが最後まで本当に現場を盛り上げてくれたので、逆に僕らが元気づけられました!

-ちなみにみなさんは温泉はお好きですか?

ソゴウ:好きですね! 特にセイヤとマネージャーのはいからさんは、ツアー中に各地の温泉に入りに行ってました。

-「GALAXY」は「OS」とは一転してストーリー仕立てで、ちょっと切ない雰囲気の楽曲ともよく合っていると思いました。みなさんは役作りに関してどういう気持ちで当たりましたか?

ソゴウ:監督のマニさんから大体の流れを説明してもらって、あとは僕らがアドリブで演技するという感じだったので、普段の僕らっぽい自然な感じでやれたと思います。とは言いながらちょくちょくオーバーな演技をしてます。目。