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向井秀徳(ZAZEN BOYS)、木下理樹(ART-SCHOOL)、磯部正文(HUSKING BEE)、コヤマヒデカズ(Lyu:Lyu)らによる弾き語りイベント、4/12に新宿LOFTにて開催決定
2015.03.16 16:00
ライヴ制作会社SEVEN'S ENTERTAINMENTによる企画イベント"Seven's-Leaf Clover"のプレ・イベントとして、4月12日(日)新宿LOFTにて"Seven's-Leaf Clover vol.0~弾き語リストの集い~"の開催が決定した。
同イベントには向井秀徳アコースティック&エレクトリック、磯部正文(HUSKING BEE)、木下理樹(ART-SCHOOL)、コヤマヒデカズ(Lyu:Lyu)、松木智恵子(ピロカルピン)の5組が出演する。バンド・スタイルとはまた違う空間を魅せる、豪華"弾き語リスト"たちが集う夜をお見逃しなく。
なお、チケットは本日よりオフィシャル・サイトにて先行受付を行っているので早めにチェックしておこう。
また、企画イベント"Seven's-Leaf Clover"の第1回目となる"Seven's-Leaf Clover vol.1"は、GOOD ON THE REELとSuck a Stew Dryの2組を迎え、5月15日に恵比寿 LIQUIDROOMにて開催される。こちらもオフィシャル・サイトにて先行受付を現在行っているので、併せて注目して欲しい。
▼イベント情報
SEVEN'S ENTERTAINMENT presents"Seven's-Leaf Clover vol.0"~弾き語リストの集い~
4月12日(日)新宿LOFT
OPEN 17:00 / STRAT 18:00
出演:向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 磯部正文(HUSKING BEE) / 木下理樹(ART-SCHOOL)/ コヤマヒデカズ(Lyu:Lyu) / 松木智恵子(ピロカルピン)and more
※メイン&バー・ラウンジの2ステージ構成となります。
チケット:¥3,500(税込) ドリンク代別 整理番号付
■オフィシャル・サイト先行受付
3月16日(月)16:00~3月23日(月)18:00(抽選)
https://eplus.jp/slc0/ (PC・携帯・スマホ)
■一般発売 4月18日(土)10:00~
SEVEN'S ENTERTAINMENT presents "Seven's-Leaf Clover vol.1"
5月15日(金) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
出演:GOOD ON THE REEL / Suck a Stew Dry
[チケット]
¥3,000(税込) ドリンク代別 整理番号付
■オフィシャル・サイト先行抽選
受付:3/10(火)21:00~3/17(火)18:00
https://eplus.jp/slc15g/ (PC・携帯・スマホ)
■一般発売:4月18日(土) 10:00~
オフィシャル・サイト https://www.sevens-et.com/clover1/
Twitter @SEVENS_ET
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2000年のデビュー以来全キャリアの中からシングル表題以外の曲(アルバム曲含む)で、ファン投票を参考にメンバーの思い入れとともに選曲。いや、これはむしろART-SCHOOLの本質を表したベスト盤と言えるのではないだろうか。今改めて2001年の「ニーナの為に」のグランジーで青く研ぎ澄まされたテイクの鋭さに驚愕し、廃盤になった2枚組ミニ・アルバム『SWAN SONG』収録曲が今回、所収されたことの意義も大きい。それはその時代、RADIOHEADかART-SCHOOLか? と思うほど、感情任せではない透徹した絶望を表現していた曲群だからだ。他にもピアノが印象的で彼らの曲の中では素朴な美しさがある「LUCY」や、16ビートとファンク・テイストでセンシュアルな「その指で」など、改めて曲の良さと個性が味わえる。(石角 友香)
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初期のギター・ポップやネオアコの匂い、純化されたグランジなどガラスのように繊細なART-SCHOOLが好きだった人にとって、現メンバーのスキルでそのセンスが表現された本作は、居心地のいい場所のように感じられるはずだ。アルペジオや空間系のギター・サウンドが織りなす透明な空気感をもった音像がいい。愛情に包まれていた幼い日の記憶と刹那的な感情が交差するリリックはいつもどおりなのだが、木下の丁寧なヴォーカルが、穏やかに見守る視点すら感じさせるのが新しい。「R.I.P」では"笑われた分だけ強くなるなんて嘘だ"という珍しく直截な表現をとっていることは快哉を上げたい。そして何より、音楽として美しく高い純度を誇るメロディ、それを活かすメンバーの音楽家としての誠意にも心が満たされる。(石角 友香)
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木下理樹は"このアルバムに今までの音楽キャリアの全てを詰め込んだ"と言う。それゆえだろうか、この11曲の新曲たちの随所で、ありとあらゆる時代のART-SCHOOLの姿や表情、熱量を思い起こさせた。オリジナル・メンバーは木下理樹だけだが、ART-SCHOOLというバンドは、バンドの歴史を全て背負い、今もこうして音を鳴らしている。その時その時でいちばん美しいと思うものを妥協することなく追求し、自分たちの鳴らす音を信じてきたバンドだからこそ、この歪で、清く柔らかなぬくもりのある音色を手に入れたのだ。サウンドで魅せた『BABY ACID BABY』『The Alchemist』と比較して、今作は歌を映えさせるアレンジやコーラス・ワークも特徴的。繊細なヴォーカルとシンプルで耽美なメロディを堪能する。(沖 さやこ)
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中尾憲太郎(Ba)、藤田勇(Dr/MO'SOME TONRBENDER)という最強のサポートを得、Steve Albiniのスタジオで録音したCLOUD NOTHINGSへの日本からの回答(いや、それ以上だったかも)とも取れた前作『BABY ACID BABY』から約7ヶ月。今回は益子樹とのタッグで、轟音よりむしろ透明感のあるギター・アンサンブルや各楽器のクリアな粒立ちに耳を奪われる。特にTrack.1「Helpless」でのエロティックな16ビートのグルーヴは完全な新境地。が、木下理樹のもう1つのバンド、killing Boyで表現されるファンクネスともまた違う。加えて喉のトラブルを乗り越えた木下のタフで自由になったヴォーカリゼーション、THE SMITHSやTHE CUREの上澄みではなく深い部分での共通項など、さらなる進化を実感できるミニ・アルバム。 (石角 友香)
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Ki/oon Musicへの移籍第1弾であり新体制後初のリリース、NIRVANAなどを手掛けたSteve Albini主宰のシカゴにあるスタジオでGreg Normanを迎えレコーディング、サポート・メンバーとして中尾憲太郎 (Ba)と藤田 勇 (Dr)が参加......と様々なトピックが目白押しの今作は、これまでのART-SCHOOLの作品の中でも抜群の鮮度と生々しさを孕んだ作品だ。4人が生み出す音はひとつひとつが立体的で、その透明感はガラス細工さながら。その音の良さがバンドの空気を更に大きく、強くする。特に木下理樹と戸高賢史の奏でるギターは鋭く美しく溶け合い、聴き手の心に飛び込み心地良く広がる。優しさと激しさ、緊張感と快楽。ART-SCHOOLが表現し続けてきた世界の究極と言っても過言ではない。(沖 さやこ)
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ソングライターのコヤマヒデカズ(Vo/Gt)が、前向きな意味で作らなければ音楽家としての死は不可避だと感じていたというだけあって、彼の吐き出したかった思いや業が純度高く、且つ音楽的にも生々しい手触りで鳴っている苛烈なアルバムだ。そこに迷いはなく、1曲目の「わらけてくるわ」のイントロから意表を突く憎悪が音になったようなギター・リフが聴こえてくる。徹底的に軽蔑したり怒ったりすることで、このバンドの輪郭がむしろ明確に見え、後半に行くに従って、誰も信じられないけど誰かに愛されたいというアンビバレントな思いを書いた「光」や、自分にしか表現できない傷についての「僕だけの真相」、アルバムの発端になった「déclassé」、まるで海の底から世界を見ているような「遠征録」へと、微かな光が見えてくる構造も見事。(石角 友香)
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前作『eve』から約4年ぶり。地球滅亡の絶望がやがて逃げ場のないコロナ禍の苦境へと重なるポエトリー・リーディング「遙か先の君へ」から幕を開ける2ndアルバム。誰も予想だにしなかった世界的情勢のなかでCIVILIANが投げ掛けるのは、命の残り時間を知ったとき、人は何を想うのか、という問い掛けだろう。人生の責任は自分にあると説く「ぜんぶあんたのせい」をはじめ、眠れぬ夜の苦悩を綴った「懲役85年」、いつか訪れる終わりが頭をよぎる「本当」や「残火」など、これまでも"命の使い道"を真面目すぎるほどに考え続けてきたコヤマヒデカズ(Vo/Gt)の歌詞は、こんな時代により強く心を揺さぶる。バンド史上最も自由に、貪欲に、多彩に振り切ったサウンド・アプローチも挑戦的。(秦 理絵)
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Lyu:Lyuからバンド名をCIVILIANに改めた3人組によるメジャー1stアルバム。前作『君と僕と世界の心的ジスキネジア』から約4年8ヶ月ぶりのアルバムとなる。メランコリックなメロディを持ったオルタナティヴ・ロックという大枠こそ変わらないものの、壁にぶつかりながらバンドが求めてきた数々の変化が多彩な楽曲に結実。全14曲約68分はなかなかのボリュームだと思うが、過去を未来に繋げる挑戦の数々を表現するには、それだけの曲数が必要だったということだろう。"命の価値とは"という問いに、全曲を費やしてひとつの回答を導き出した思慮深さは彼らならではだ。そんなふうに歌詞のメッセージが評価されてきた彼らではあるが、今作では曲とともに広がったバンド・アンサンブルにも耳を傾けたい。(山口 智男)
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フロントマンであるコヤマヒデカズの"今までのバンドとして、ネット上の架空の表現者として、メンバー個人個人のすべての音楽をCIVILIANというひとつの大きなものにする"という言葉どおりのものになった。TVドラマ"黒い十人の女"書き下ろし主題歌Track.1は、歌謡曲風の耽美なメロディとエッジが効いたロック・ナンバー。Track.2はTrack.1のプロトタイプで、随所に共通のコードやワードなどが発見でき、1曲だけでは見えにくい核心も味わえるため非常に興味深い。制作過程を覗いているような感覚も貴重だ。Track.3は意外にも初の試みである、コヤマがナノウ名義で作った楽曲のバンド・カバー。CIVILIANを楽しむための様々な趣向が凝らされた、メジャー・デビューに相応しいシングルである。(沖 さやこ)
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Lyu:Lyu改めCIVILIAN、新機軸を掲げた快作だ。バンドにとって2年振りの新作は、最新モードを表題曲に、そこに辿り着くまでに生まれた2曲をカップリングとして収録している。「Bake no kawa」は化けの皮を被った人間に傷つけられる人間だけではなく、化けの皮を被った人間の心情も汲み取るという視野の広い歌詞ももちろんだが、様々な音色のギターと華やかなヴォーカル・エフェクト、躍動的なグルーヴを作り楽曲を引っ張っていくドラムと、サウンド的にも一皮むけた。自らに課していた制約を作らなくなったことで自分たちを解放し、さらに彼ららしい音楽ができる境地へと足を踏み入れたと言っていい。過去も今も未来も全部引き連れて活動していくという決意がどの音からも感じられる。(沖 さやこ)
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まず、あの日あの場所で起こった出来事が、映像として残ることが心から嬉しい。そしてあの空間そのものが、ひとつの作品だったのだと改めて思う。2014年11月に渋谷TSUTAYA O-EASTにて行われたワンマン・ライヴ"ディストーテッド・アガペーの世界"を映像化したバンド初のライヴ映像作品。コヤマヒデカズ(Vo/Gt)が連載していた小説"ディストーテッド・アガペー"の世界観を映像や照明を駆使し表現したステージだ。バンドの想いが小説の世界に新たな輝きをもたらし、そこに観客の想いが重なり、さらに強く優しい光を放つ。"生まれて初めてあなたたちへ曲を書きました"――孤独の中で鳴り響いていた彼らの音楽を外へ向けたのは聴き手からの愛。彼らの姿を丁寧に切り取る画ひとつひとつからも、それが滲む。(沖 さやこ)
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心が傷だらけになった人がいて、自分はその人に何ができるだろうか、自分だったらなんと言ってもらえたら救われるだろうか。でも本当にその言葉が人を救うのだろうか? 相手も自分も傷つける可能性があるなら、何もしないままがいいのではないか? ......人間誰しも、傷つくことはできる限り避けたい。だが、他者を護り、救うために自分自身が傷つく覚悟をした人間の歌は深く、強かで優しい。「ディストーテッド・アガペー」はそういう曲だ。絶望の淵に落ちた人間を否定せず享受し、透明な声でまっすぐ"僕だって同じなんだよ"と語り掛ける。包容力のあるリズム隊の音色が寄り添い、ギターは人の息遣いや声のように歌い、囁き、泣き、叫ぶ。これは血の通った人間だからこそ作ることができる、愛という気魄だ。(沖 さやこ)
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"のたうち回る"――彼らの音楽に出会ったとき、そんな言葉が頭をよぎった。感情を吐き出すように歌い叫び、傷口を抉るようにギターをかき鳴らしていたコヤマヒデカズ。文学的な歌詞に常につきまとう"死"という概念に苦しみながらも、微かな希望を求め、もがく。そんな姿が痛烈だった。彼が歌っていることは今も昔も変わっていないかもしれない。だが全てを受け入れる覚悟をした彼は、信頼する仲間、聴き手の想いと共に新たな一歩を踏み出した。ざらついた攻撃的な音は研ぎ澄まされ、より鋭利に美しく、やわらかく響く。音の向こう側にいる我々に向かって全力で鳴らされる音色のひとつひとつに、血の通ったぬくもりが溢れているのだ。Lyu:Lyuは間違いなくこの作品で、新たなフェーズへと突入した。(沖 さやこ)
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動画再生サイトで人気を誇るボーカロイド・プロデューサーでもあるコヤマヒデカズを擁する3ピース・ロック・バンドの待望の1stフル・アルバム。いつも黙殺している冷たい日常のひとコマ、人から言われてちくりと心に刺さったひと言、どこかで常に感じている焦燥。悲劇ではない。絶望でもない。誰もが少なからず肌で感じている人間の、そして自分の心の弱さだ。普段は目を背けているその弱さと向き合って、親しみやすいエモーショナル・ロックに乗せて歌う。克服した先にある希望を歌うわけではない。そこにあるのは自分ではどうにもできない歯がゆさかもしれない。ただただひたむきに歌う。歌うことによって全て消化されていく。今作を聴き終えれば、そこには心が少し軽くなったような解放感と安堵が待っている。 (石井 理紗子)
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タフなリズムに乗せて"お前自身を見つけろよ"と鼓舞するTrack.1「Find You」でグッと腹の底から力が沸き、USインディー的なアレンジも窺える「Within The My Aim」、平林の作詞作曲による「A Subtle Touch」でのソウルを感じさせる、楽器すべてが曲を歌うようなグルーヴ、ポップかつカオティックな音楽の密度を感じる「Lifestyle」、磯部がダンス・ロックを意識して書いたという「A Never Ending Journey」、サビメロにハスキンらしさが炸裂する「Searching For It」、珍しくマイナー・キーでポスト・パンク的なソリッドさを感じる新鮮な「Side By Side」、そしてアコギ1本とハープとグロッケンが愛らしい「大きなボートと小さなヨット」のラストまで、今のハスキンを凝縮。琴線に振れる磯部のメロディの真摯さに涙。(石角 友香)
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メジャーでの経験や自主レーベルの立ち上げなど、スキルをアップデートしたうえでのセルフ・プロデュース作品となった9thアルバム。スケール感のあるタイトル・チューン「その幕が上がる時」で聴けるまっすぐ遠くへ放たれる松木智恵子(Vo/Gt)の歌の強さ、透明且つ重みのあるイントロから90年代UKや広汎なギター・ロックの旨味が詰まった「雨の日の衝動」、一転してポップなイメージの「キューピッド」、マンチェスター/レイヴを想起させる16ビートが新鮮なラストの「夢十夜」など、多彩な楽曲が収録されている。また、ドラマ"偽装不倫"の原作者でもある漫画家 東村アキコらのポッドキャストのために書き下ろした先行シングル「人生計画」も、アルバムの中でいいフックになっている印象だ。(石角 友香)
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音楽専門クラウドファンディング・サイト"muevo"にて目標150万円に対して176パーセントという高い達成率でファンディングを成功させて制作された8枚目のアルバムは、その期待に応えて見事な作品となった。冒頭を飾る「精霊の宴」から「朝」のイントロへと続くあたり、シンバルの音ひとつの響きからそのクオリティの高さを如実に感じることができるが、もちろん単に"音が良い"というだけではなく、くっきりとした輪郭を持ったひとつひとつの楽曲のメロディと空気感を活かした楽器の絶妙なアレンジ、アルバム・トータルの世界観が楽しめる。マイナーでドラマチックな曲が多く、どちらかといえば暗めの音像の中で異色にも聴こえる王道ポップ・ソング「グローイングローイン」のキャッチーさは一度聴いたら耳から離れない。(岡本 貴之)
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自主レーベル"miracle oasis music"を立ち上げたピロカルピンの、約2年ぶりのリリースとなる2ndフル・アルバム。前作に続き熟練のエンジニアたちと手を組み、妥協のない音作りを実現させた作品になった。オルタナやシューゲイザー的なサウンド・メイクと松木 千恵子の透明感のある歌声による幻想的なピロカルピンの普遍性はそのままに、これまで自ら作っていた様々な細やかな制約を解いたことで、表現すべてにおいて以前より広がりを見せている。アルバム・タイトルの"経験によって得られた人生哲学"という意味が持つように、それがあったうえでの心機一転感がとてもフレッシュだ。初回生産分にはハイレゾ音源のDLカードを封入。ピロカルピンの確固たるポリシーが隅々にまで通った意欲作である。(沖 さやこ)
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2012年5月にメジャー・デビューをし、精力的なリリースとライヴ活動を行っていたピロカルピン。バンドも今年結成10周年を迎える彼女たちが、キャリア史上初のフル・アルバムを完成させた。"明暗"をテーマに制作された同アルバムは、長編小説のようなボリュームだ。それは今までピロカルピンが積み上げてきたものの結晶体でもあるし、メジャー・デビュー以降の環境の変化が導き出した成長でもある。より結束が強まったバンドのアンサンブルは明瞭に響き、松木智恵子の透明感のある歌声がひとつひとつ刻む言葉は、零れ落ちるたびに新しい世界が生み出されるよう。最初から最後まで聴いた後に、なんだか心が軽くなり、新しい未来に向けて踏み出せる――そんな清々しさとエネルギーが溢る作品だ。(沖 さやこ)
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昨年メジャー・デビューを果たし、2枚のフル・アルバムをリリースと精力的に活動するバンド、ピロカルピンが1stシングルをリリース。タイトル・チューンの「ロックスターと魔法のランプ」をはじめ、収録された3曲はキャッチーかつノスタルジックに磨きがかかり、耽美的かつ幻想的なサウンドスケープを描いて唯一無二の音の世界へ誘ってくれる。イノセントなムードたっぷりのバラード「モノクロ」、ロマンチックなポップ・チューン「シャルル・ゴッホの星降る夜」、3曲で1作なのだと感じられるピロカルピンの魅力が封じ込められた愛すべき1枚だ。作品とリンクする可愛らしいジャケットにも注目いただきたい。(大島 あゆみ)
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