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INTERVIEW

Japanese

BLUE ENCOUNT

2018年11月号掲載

BLUE ENCOUNT

メンバー:田邊 駿一(Vo/Gt) 江口 雄也(Gt) 辻村 勇太(Ba) 高村 佳秀(Dr)

インタビュアー:石角 友香

自分のヒーローの復活を見て悔しさを覚えたことが収穫。それに一矢報いる曲を作らなきゃなと思う


-今年の夏はELLEGARDENの復活というバンドマンにとっての祝祭があったわけで。

田邊:今年の夏は楽しかったです。自分たちのライヴも楽しかったし、それこそback numberの東京ドーム(8月11日、12日に開催された[back number dome tour 2018 "stay with you"]の東京ドーム公演)とか、大好きな先輩たちが未だに最前線で汗まみれ泥まみれで走ってくれてるのが後輩的に一番気持ちいいんですよね。で、"やっぱこの人たちは超えられねぇや"っていうものを何回も目の当たりにできてて。ちょうどツアー中だったっていうのもあったし、フェス・シーズンだったっていうこともあり、全部がいい具合に作用して僕たちに還元されてるなっていう感じでしたね。

-そりゃ上の世代の人がやり続けてることとかがたしかにありますからね。

田邊:俺らがロック好きになったきっかけの世代っていうのは、とてつもないものを生み出してる人ばっかで、それを踏まえて今の世代があると思うんですよね。だからまだやれてないことがたくさんあって、今の世相を考えながら、やりたいことをやっていくっていう感じで。俺らの世代、わりと考えるタイプが多いんで、"なんでもいいや"って勢いで行けるのがあんまりいないんですよね。だけど、先輩たちは鉄砲玉なんですよ。

-たしかに。

田邊:でも、時代が時代だから。"お前ら大変だな"って先輩たちが今の若手に言ってくれるぐらい、あの人たちから見た今の生きにくさもあると思うんですけど、だとしたら僕らが今年の夏できたことは何かと言うと、それを楽しめたというか。むしろ今は、自分たちの曲を渇望してくれてる人たちに何を届けるかっていうのをわりと考えられるようになったのかな。この曲が出た理由もそうですし、ライヴが今までで一番楽しいってなってるのもそういうことがあるからかも。

-周りで見ててそのころの田邊さんはどんな感じだったんですか?

江口:いや、田邊だけっていうより俺らみんなが......。

辻村:もう疲れたもんね? エルレのライヴ(2018年8月15日に開催された"THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018"のZOZOマリンスタジアム公演)ではどの曲もイントロが鳴ったときに"あ~っ!"て言って(笑)。

田邊:セットリストも予想してたのとほとんど合ってたぐらいだしね。イントロ鳴るたびにメンバーとも隣にいたフォーリミ(04 Limited Sazabys)とも顔合わせて騒いで、ただのキッズに戻れた感じで。で、back numberはずっと公言してた東京ドーム公演っていうのを成し遂げて。で、そのライヴ開演直前にブルエンの「もっと光を」が大音量で流れて、フェードアウトしてライヴが始まるという粋なこともしていただき。

-ちょっと背負うものが大きいですね(笑)。

田邊:この夏はホントにすごく貴重な体験ができて。その貴重な体験って、その人たちが作ってくれたわけじゃないですか。じゃあ、自分たちも誰かにとっての奇跡的な瞬間を作れるんだなと思ったら、可能性がすごくあるなと。

-自分を形成してくれた要素に大人になって再会すると、自分は自分でなければとより思いますね。

田邊:だから悔しさを覚えたことがこの夏の収穫でしょうね。

-でも悔しさは大事ですね。

田邊:そうですね。今までだったら"あぁ、すげぇ"と思うだけだったけど、今はそこに対して自分が一矢報いる曲を作んなきゃなと思えるようになったのは大きいなと感じます。