Japanese
【Skream!×MUSE音楽院特別企画】 The Mirraz特別講義
2014年08月号掲載
『現代の音楽ビジネス』について
僕なりに今の音楽ビジネスについて考えてみたんですけど、インターネットが普及して音楽が聴きやすくなった今の時代は、音楽そのものを聴いてジャッジしているというよりも、その下にあるコメント欄をみてジャッジしていると思う。その"口コミ"自体をどう利用していくのかっていうのがこれからのビジネスにすごい関係してくると思うんですよ。今ってすごい色んな事を探しやすい時代になったと思うんです。なので、昔だったら、全部が自分にどんぴしゃじゃない曲も皆が聴いているから聴いてたりしたけど、今は、全部が自分にぴったりはまる音楽をどんどん探していける時代。それとCDが300万枚とか売れていた時代って、楽しいことの中心に"音楽"っていうものがあったと思うんです。音楽がすげー好きっていう人じゃなくても、流行っている音楽だから聴いている人がいたと思うんですけど、今は違う。流行っているから音楽を聴くっていう人は少なくなって、興味ない人は音楽を聴かず、違うエンターテイメントで心を満たす。でも、そういう時代だからこそ、"音楽じゃなきゃ心が満たされない"っていう人は、より音楽を求めてくれる時代になった。そういう人たちのためだけに音楽をやればいいわけだから、逆にすごい純粋な時代になったと僕は思ってて。そういう時代だってことを理解してれば、変な売れる努力をしなくてよくなる。自分たちのカラーを濃くして届けていくことができれば、確実に届ける人が増えている時代だと思う。100万枚を狙う方法論じゃなく、10万枚を狙う方法論というか。その道筋こそが、100万枚に繋がると僕は思ってるんですけど。だから、よりオリジナリティが必要な時代になっているんじゃないかなあと思います。その、オリジナリティとはなんなのかというと、ミイラズで言えば言葉数の多さや歌詞の内容、UKロックっぽいとか。そういう"言葉にできる要素"だと思う。音楽って理屈じゃないんで、聴いた瞬間の直感が大事なんだけど、今は、TwitterとかLINEとか、文章で成立するプロモーションをすることがバンドには必要。だからまず、自分のバンドの特徴を文章にできるかっていうことを考えてみるといいと思う。文章化ができるくらいの個性が出来たら、それをバンド名にするくらいの気持ちで。で、"面白そうだな、ライヴ観てみよう"っていうサイクルを作ることが必要だと思います。ツールとしては、YouTubeの映像だったり。今までと順番が全然違う。文章や映像が先にあり音楽から入らなくても、いい音楽があるからこそ、そこにはたどり着ける。音楽とは違う要素は入れることも大切。曲がいいのは当たり前で、僕がライヴをやっていた頃は"なんでこんなにいい曲なのに売れねえんだよ!"って思ったときもあったけど、今はわかってもらえる手段も増えたと思う。わかってもらう手段をどんだけ考えられるかっていうことだと思う。
あと、最近もう1つ思ったのは、ひと昔前はテレビに出ないことがロック・バンドはかっこよかった。今は出るのが普通になってると思う。テレビの影響力が強すぎたからこそ、テレビに出ないことがかっこいいっていうのが成り立ってたけど、今はそんなことないから、自然に出れるのかもしれない。僕もミイラズでMステ出たときに、最初は出たくないって言ったんですよ。僕の世代ってぎりぎりテレビに出るのがまずいんじゃないかっていう時代だったから、テレビに出たらおしまいなんじゃないかって思ってた。そういう時代の変化をどう感じるかで、方法論をどう考えるかが大事だと思います。
『これからの時代』について
最初にも言ったけど、わかることは少なく、今はスマートフォンがすごい流行ってるけど、この現象を5年前に想像できる人は居なかったと思うんですよ。エンターテインメント自体がスマートフォンの普及で変わってきた。スマフォは世代も幅広い。移動時間のような微かな時間でもエンターテインメントを楽しめる時代になってるけど、情報多過な時代だからこそ、逆になにが正解わからなくなってるような気にもなる。本当に自分がそれを好きだっていうものがわからない。そういう時代でも、自分は音楽が好きだって思えていることを自分でわかってることが大事。今、僕が面白いかなって思っているのは、Twitterとか、VINEとかで自分っていう人間をアーティストとしてプロモーションしてから、こういう音楽をやってますっていうのも面白いんじゃないかと思う。今、バンドをやってる人も、あの6秒の動画を使って音楽に繋げるっていうことも面白いと思う。あとは、音楽を求めている人がはっきりしてるからこそ、もっと難しい音楽にチャレンジしていってもいいんじゃないかと思って。
今は、自分がかっこいいって思えるものを作れば、その同じ価値観を求める人に出会えるはず。出会う方法を考えていけばいい。今バンドをやってて、自分の音楽性に自信を感じていなくても、自分が信じれる音楽を自信を持って強く押していけること、さらにそれをわかりやすい形にしてあげれることが1番大切で。その形にしたものをどういう方法で人に届けるかを考える。自分たちが1番やりやすい方法、楽しめる方法をやれば、人は寄ってきてくれると思います。だから自分が信じれる好きな音楽を自信を持って続けて欲しい。それを見てくれる人が楽しんでくれるように、まずは1番わかりやすい形にしてあげる。その方法は自分次第でいくらでも作って行ける時代になりました。"当たり前"だったものにとらわれる事なく、これがすげー楽しいよね、ってことを臆する事なく世の中に提示していってください。
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