Japanese
The Mirraz
2014年05月号掲載
Member:畠山承平(Vo/Gt)
Interviewer:山口 智男
新境地を印象づける新曲が常にポジティヴな状況から生まれるとはかぎらない。産みの苦しみに転げまわりながらやっと掴んだ何かがトンネルを抜け出す一筋の光になることもある。The Mirrazが「真夏の屯田兵〜yeah! yeah! yeah!〜」収録の『夏を好きになるための6の法則』から11ヶ月ぶりにリリースする2014年第1弾シングル「この惑星(ほし)のすべて」はまさにそんな1曲だ。混乱と迷いの中で見つけた答えを、フロントマンの畠山承平(Vo / Gt)がThe Mirraz流のラヴ・ソングに込めた想いとともに語る。
表題曲の「この惑星(ほし)のすべて」は昨年からライヴで何度か演奏していたそうですね。その頃からシングルにしようと考えていたんですか?
そうですね。いつもだったらThe Mirrazは曲がいっぱいあって、常に"これやろう" "これやろう"みたいな感じでずっとやってきたんですけど、ライヴをずっとやりながら曲を作るっていうペースがそろそろ合わなくなってきて、今回は曲が全然なかったんです。本当は去年の秋ぐらいにシングルかミニ・アルバムを出そうという話があって、「らぶりー」って今回2曲目に入ってる曲を考えてたんですけど、俺の中で、今のロック・シーンとか、The Mirrazが今やるべきこととかがうまくまとまらなくて、「らぶりー」で行こう!っていう確信が持てなかったんです。The Mirrazって今、何をすべきなのかなって考えることが多かったんですよね。それに加えて、メンバーも変わって(2013年10月に新ドラマーとして新谷元輝が加入)。もちろん、それは予定してたわけじゃないから、メンバーが変わったらリリースを計画どおり進めてる場合じゃないし、まず新メンバーでライヴを成功させなきゃいけないしってこともあって、曲が作れなくなっちゃったんです。
そうだったんですか。
未完成のネタみたいな曲はいっぱい作ったんですけど、完成させるところまでいって、世に出したいねって気持ちにまでなる曲ができなくて。それでようやくできたのが「この惑星のすべて」だったんです。ライヴでやってみたら手応えも感じられたので、これを出したいという気持ちはずっとありましたけど、そうは言っても、これ以外にないしねってところもちょっとありました。もちろん、自分がちゃんと世に提示したい曲ではあるんですけどね。
今はもう、この曲しかないだろうって思っているんですか?
ええ、それは。この曲ができて、改めて思ったんですけど、俺が思う世に提示するべきThe Mirrazのイメージってむしろこういう曲だったんですよ。ずっと。でも、メジャーに来たタイミングで、お客さんが考えてるイメージ――たとえば、歌詞がいっぱい入ってて、激しいロックなリフがあってっていうイメージを改めて打ち出すことになって、レコード会社のスタッフや、もちろんメンバーもそうだったんですけど、The Mirrazってもうちょっと激しいロックをやったほうが今の時代的にもいいんじゃない?って雰囲気がずっとあったんですよ。だけど、俺はどちらかと言うと、こういうラヴ・ソングとも取れるんだけど、生きていく上で大事なことと言うか、人との関係性や心の大事な部分をちゃんと描いたものを作りたいとずっと思ってて。それがThe Mirrazの1番の良さだと俺はずっと思ってるんですけど、それって提示してもなかなか伝わりづらいのかな。俺自身はすごい信じてるし、確信はあるんですけど、今の時代に対してというか、それこそメジャーからの1stアルバム『選ばれてここに来たんじゃなく、選んでここに来たんだ』の「スーパーフレア」って曲がすげえ好きだって人が「この惑星のすべて」を聴いて、"超かっこいいよ"と言ってくれるかどうかって言ったら俺はわからない。The Mirrazって長年......長年って言ってもそんなに長年でもないんですけど(笑)、去年メジャー・デビューしたバンドにしては活動歴が長いほうなんで、おまけにリリースも多かったからバンドのイメージができあがっちゃってて、世の中に対して何をどう提示しようかなかなか難しくなってきてるんです。特に、この2年ぐらいでシーンもすごい変わって、俺がThe Mirrazを始めた時と今では全然、環境も違うから、やるべきことって絶対変わってきてると思うんですよ。それが明確に見えてるかって言われると、自分でもわからなくて、今は。ただ、「この惑星のすべて」に関しては自信はあるし、間違いないと思ってます。
この曲をまず聴かせたメンバー、レコード会社のスタッフの反応はどうでしたか?
メンバーはその前の段階で、俺が曲を完成させられない状態を知ってたし、この曲ができたとき、"イヤだって言われてもこの曲以外作れないから。これしかやれない"と言ったんで、"正しい"と思うとか、"そうだよね"とか以外、特にリアクションはなかった気がします。実は、この曲、今のアレンジ、歌詞、メロディになる前に別のヴァージョンがあって、それをみんなで1回、プリプロしてるんです。でも、こんなんじゃ全然ダメだって出来だったんで、そこからもう1回作り直したんですよ。それもあって......それもあってっていうのは、これまでそんなに1曲に固執したことなくて、できたらそれでいいやって感じだったから、ひとつの曲を一から作り直してる畠山を、(中島)ケイゾー(Ba)も(佐藤)真彦(Gt)も見たことないからたぶんそこは"そこまでこだわってるなら"っていうのもあったと思います。あぁ、でも、真彦は"The Mirrazってバンドのイメージをギリギリ壊さないで、ちゃんとメロディ・ラインがあって、今風の曲にもなってるし、J-POPとしての派手さも盛り上がりもそれなりにあるし、バランスがすごく取れてるから正解だと思う"みたいなことは言ってましたね。
レコード会社のスタッフは?
今回はエンジニアもPVの監督も俺がこの人とやりたいって決めました。"この人とやりたい""この人とやりたい"ってどんどん進めちゃうみたいな状況でした。
やりたいことがやれたという意味では、よかったということですよね?
そうですね。自分が越えないとと思ってたハードルも越えられたんで、そういう意味ではよかったんですけど、バンドで活動してて1番大事なのって結果だと思うんですよね。
ああ。それはそうですよね。
いくら自分がすげえ納得して、超かっこいい作品を作ったとしてもメンバー全員が食っていけなかったとしたら意味ないっていうか。そういう音楽をやりたいなら、みんな就職して、趣味でやればいいと思うし、世に出す必要なんてまったくないと思うんですよ。自分自身が満足したいんだったら。だけど、世に出して、メンバーもみんな仕事としてやってるなら、やっぱりある程度、結果がついてこなきゃいけない。今はまだこの曲、出てないから、何とも言えないんですけど。
LIVE INFO
- 2025.06.24
-
にしな
星野源
ビッケブランカ
キノコホテル
きのホ。×POLYSICS
ExWHYZ
リュックと添い寝ごはん
Devil ANTHEM.
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~Miracle PON☆〜"
- 2025.06.25
-
オレンジスパイニクラブ
ザ・シスターズハイ
SHE'S
星野源
TenTwenty
Czecho No Republic
PEDRO×詩羽
People In The Box
斉藤和義
岡崎体育
- 2025.06.26
-
Creepy Nuts
ザ・シスターズハイ
ヤングスキニー
怒髪天
ドミコ
TENDOUJI
the dadadadys
斉藤和義
WANIMA
岡崎体育
にしな
プルスタンス / Navy HERETIC / cherie / ライティライト
- 2025.06.27
-
四星球
Creepy Nuts
GOOD ON THE REEL
Subway Daydream
東京スカパラダイスオーケストラ
ビッケブランカ
the shes gone
The Slumbers
GLIM SPANKY
オレンジスパイニクラブ
女王蜂
ポルカドットスティングレイ
ドミコ
フリージアン
サイダーガール
TENDOUJI
Nothing's Carved In Stone
荒谷翔大
yama × 群馬交響楽団
chilldspot
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
Amber's × シズクノメ
空白ごっこ
WANIMA
岡崎体育
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~ナニカシラ presents sunriseeee!!!!〜"
- 2025.06.28
-
眉村ちあき
女王蜂
鶴
LOCAL CONNECT
竹内アンナ
GRAPEVINE
怒髪天
[Alexandros]
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
浅井健一
"CRAFTLAND"
チリヌルヲワカ
the shes gone
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
OKAMOTO'S / w.o.d. / MONO NO AWARE / Laura day romance ほか
いゔどっと
いきものがかり
ASP
コレサワ
ドレスコーズ
神はサイコロを振らない
Laughing Hick
荒谷翔大
福永浩平(雨のパレード)
FINLANDS
the dadadadys
私立恵比寿中学
スカート
ゴキゲン帝国
礼賛
ORCALAND
"World DJ Festival Japan 2025"
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
忘れらんねえよ / BLUE ENCOUNT / ヒトリエ / 打首獄門同好会 ほか
Halo at 四畳半
TGMX(FRONTIER BACKYARD etc.)
岡崎体育
Novelbright
- 2025.06.29
-
眉村ちあき
アルコサイト
ヤングスキニー
ブランデー戦記
鶴
竹内アンナ
GRAPEVINE
[Alexandros]
HEP BURN
GLIM SPANKY
怒髪天
FINLANDS
Lucky Kilimanjaro
ネクライトーキー
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
Chimothy→
SVEN(fox capture plan)
いゔどっと
大原櫻子
荒谷翔大
reGretGirl
ドレスコーズ
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
サイダーガール
ポルカドットスティングレイ
いきものがかり
ASP
コレサワ
清 竜人25
私立恵比寿中学
"World DJ Festival Japan 2025"
おいしくるメロンパン
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
yutori
岡崎体育
Nothing's Carved In Stone
Novelbright
- 2025.06.30
-
Dear Chambers
清 竜人TOWN
浜崎容子(アーバンギャルド)
Hump Back
岡崎体育
- 2025.07.01
-
ビレッジマンズストア
Mirror,Mirror
岡崎体育
- 2025.07.02
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
SHE'S
Saucy Dog
Hump Back
Laura day romance × Billyrrom
Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)/ 寺中友将(KEYTALK)/ 谷口 鮪(KANA-BOON)/ アユニ・D(PEDRO)
ドミコ
岡崎体育
- 2025.07.03
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
斉藤和義
go!go!vanillas
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
PK shampoo
TenTwenty
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
クジラ夜の街
KALMA
the dadadadys
神聖かまってちゃん
サカナクション
フィロソフィーのダンス×清 竜人25
岡崎体育
- 2025.07.04
-
Nothing's Carved In Stone
MAN WITH A MISSION
斉藤和義
ExWHYZ
GRAPEVINE
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
the shes gone
ビレッジマンズストア
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
女王蜂
ザ・シスターズハイ
DOLL PARTS
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
GANG PARADE
佐々木亮介(a flood of circle)
大原櫻子
緑黄色社会
ポルカドットスティングレイ
リーガルリリー
浅井健一
サカナクション
Mom
- 2025.07.05
-
Nothing's Carved In Stone
SAKANAMON
鶴
THE ORAL CIGARETTES / ヤングスキニー / 水曜日のカンパネラ ほか
reGretGirl
GLIM SPANKY
チリヌルヲワカ
キュウソネコカミ
ART-SCHOOL
コレサワ
[Alexandros]
フラワーカンパニーズ
shallm
go!go!vanillas
アーバンギャルド
ExWHYZ
FINLANDS
"見放題大阪2025"
GRAPEVINE
片平里菜
HY
SCOOBIE DO
the shes gone
怒髪天
荒谷翔大
the dadadadys
envy
サイダーガール
緑黄色社会
め組
Helsinki Lambda Club
androp
WtB
ASP
Conton Candy
The Slumbers
有村竜太朗
- 2025.07.06
-
PEDRO
Creepy Nuts
UVERworld
鶴
ビッケブランカ
sumika / Novelbright / Omoinotake ほか
荒谷翔大
reGretGirl
[Alexandros]
竹内アンナ
go!go!vanillas
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
DYGL × Newspeak × ANORAK!
片平里菜
PK shampoo
GLIM SPANKY
"見放題名古屋2025"
女王蜂
SCOOBIE DO
怒髪天
チリヌルヲワカ
ART-SCHOOL
Bimi
jizue
クレナズム
halca
HY
SIX LOUNGE
ドレスコーズ
LEGO BIG MORL
有村竜太朗
フラワーカンパニーズ
- 2025.07.07
-
ビレッジマンズストア
NakamuraEmi
浅井健一
- 2025.07.08
-
TENDOUJI
Hump Back
go!go!vanillas
ビレッジマンズストア
the dadadadys
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
銀杏BOYZ
- 2025.07.09
-
SHE'S
いきものがかり
Maki
山内総一郎(フジファブリック)
RELEASE INFO
- 2025.06.25
- 2025.06.27
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.03
- 2025.07.04
- 2025.07.05
- 2025.07.06
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号