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緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第7回】

2021年06月号掲載

緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第7回】

緑黄色社会

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最近のリョクシャカさんはというと、全国ツアー"リョクシャ化計画2021"を遂行しているところで、ちょうど昨日(※執筆時)、初日の広島公演を終えました。広島でライブをする時、毎度イベンターさんが用意してくださる"むすび むさし"さんの唐揚げ弁当。美味しかったな~なんてことを思い出しながら、今このコラムを書き始めたところです。

ツアーとなると移動の時間がかなりあるので、その時間を使って音楽を漁ったり、前に聴いていた懐かしい音楽を聴き直したりするんですよ。


そこで最近、改めて感心したアルバムがこれなんです......。


Apricot Princess/Rex Orange County(2017リリース)


Rex Orange County(本名:アレクサンダーオコナー)は、イギリスのシンガーソングライターで、なんと僕と同い年......!(23歳)1998年生まれのアーティストは邦洋問わず天才ミュージシャンが多いので困ります......(笑)。


彼が作るラブソングの世界観、メロディ、拘りまくってるコードワークが大好きで、前からよく聴いてはいたのですが、落ち着いた状態でしっかりこのアルバムを聴き返すと、ものすごく緻密ですごいことをやっていたことに気がついたんです。


1曲目の"Apricot Princess"は、映画の劇伴のような壮大でクラシカルなアレンジから始まったと思いきや、途中で手拍子が入ってきてラテンのリズミカルなアレンジにシフトし、幾度か転調を繰り返し終了。かと思うと、2曲目"Television / So Far So Good"の頭のコードと同じコードで終わるようにコードを運んでいたのです(ちゃんと聴くまで気づかなかった......)。


しかもこの曲のアレンジもまた面白くて、1コーラス目はインディーポップ的アレンジでアッパーな作りになっているのに、2コーラス目以降はエレクトロなアレンジに細かいラップを乗せて。そして最後は、弾き語りで終わるという構成。
この曲のなにがすごいって、普通に聴き流していると違和感が無さすぎてその複雑さに気がつかないことなんです。意識せずに聴けばとっても聴きやすい、ただただ最高なポップミュージックとして成立してるんです。

歌詞もまた最高で、こんなに複雑なアレンジなのに、サビで大告白してるんですよ(笑)。

"What about me?
What about me?
What about me and you together?
Something that could really last forever"


韻の踏み方も最高だし、アレンジも相まってサビが来た時の清々しさがハンパないんですよ......。

はい......(書きながら盛り上がり過ぎた)。


まだまだ他にもこのアルバムの魅力をたくさん語りたいのですが、全10曲通して語りだすと膨大な文量になってしまうのでこの辺で留めておきます......(だれかと語りたい(笑))。


10曲入りで39分、それでいて全曲かなり美メロなのであっという間にアルバムを聴き終えちゃうと思います!Rex Orange County、是非みなさんも聴いてみてください!!


それではまた次回の部屋とけん玉と穴見でお会いしましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました~。

緑黄色社会

同級生3人と幼馴染で結成した愛知県出身のバンド。互いを知り尽くした4人が個性を出し合い、幅広いカラー・バリエーションを持つ楽曲とサウンドを生み出す。2018年11月、EPIC Records Japanからメジャー・デビュー。2020年にアルバム『SINGALONG』発表。現在ホール・ツアーを開催中。6月4日に"アサヒスーパードライ ザ・クール"CMソング「ずっとずっとずっと」を配信する。