緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【最終回】
2022年04月号掲載
バンドを始めた中学生の頃からスタジオやライブハウスにはSkream!が置いてあり、それを目にしては読んでいました。ミュージシャン達が自由に自分の好きなことを書いていたり、活動の裏話などを書いているのを読めば読むほど憧れました。自分の活動以外の趣味だったり、好きな音楽だったり、クリエイティブな発信ができるミュージシャンってかっこいいいなと思っていました。そんな僕が、そのコラムをまさか担当させていただくことになるなんて。憧れていたような存在に、自分がなれているとは到底思えませんが(笑)、好きな音楽を読者の皆さんと共有できたことがすごく嬉しい時間でした。読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
完
......(エッ!!)
ウッソーー
まだ終わりませんよ!ここからが本題です!!(笑)
最終回!!
緑黄色社会"Actor"穴見が解説!!!!~後編~
はい!!最終回の今回は、1月26日にリリースしたばかりの新譜"Actor"の楽曲解説、前回に続いて後編です!
(最近やっと"Actor"をリリースした実感が湧いてきて個人的には少しホッとしてるフェーズです)
前回もお伝えした通り、僕はどちらかというとサウンド側の人間なので、そのあたりを中心に穴見的な視点も含めて、解説していきたいと思います。
10曲目"アラモードにワルツ"
実は、もともとクラシックバレエを幼い時にやっていたので、この曲を聴くとなんだか懐かしい気持ちになります。この曲は女子メンバー二人の作詞作曲なのですが、この柔らかさといいますか、混じり気のないピュアな雰囲気が個人的にすごく大好きです。僕には絶対書けないタイプの曲なので、Recもとても刺激的でした。アレンジは"inori"や"一歩"でもお世話になったトオミヨウさんにお願いしたのですが、アンサンブルの美しさ、リズムの置き方が本当に絶妙で心打たれてしまいました。なんといっても、聴くだけで体全体が浄化されるほどの木管楽器の美しさ、そして小川を流れるようなピアノの滑らかさが一級品です。本当は、弾けるのならコントラバスで参加したかったのですが、今回はエレキベースで参加しました。それが悔しくて、2022年の目標は「人前で披露できるくらいコントラバスを弾けるようになること」になりました(笑)。
13曲目"Landscape"
自分の中でテーマを設けたのですが、それが"the band apart"と"TWICE"なんです。すんごく大雑把で曖昧で申し訳ないのですが、そんなイメージをしながら作曲・アレンジをしていきました。ギターとベースのフレージングは"the band apart"、メロディやフワリ、リズムセクションは現代的なK-POPをイメージしました。この組み合わせはありそうでなかった感じで、"僕の青春"と"イマ"の交差点を見つけちゃった!と自分の曲なのに興奮しました(変態)。CMにも起用していただき、それもバッチリ映像とマッチしていて感無量でした(泣)。
P.S. 壱誓、イントロのギター難しくてごめん......。
14曲目"スクリーンと横顔"
この曲を聴くとなぜか、地元の電車から見える景色を思い出すんですよね~。
映画という存在が歌詞のアイテムとして登場するのですが、このアルバムのタイトル"Actor"はこの曲をきっかけに名付けられたといっても過言ではないでしょう。そのくらい重要で、Actor全体を構想する上で初期段階からこの曲を収録することが決まっていました。音楽的なギミックは最後の方に本当に少しだけ拵えてあるくらいで、素直で実直なサウンドメイキングになっていると思います。これはPOPSを作る上で永遠の課題で、僕たち緑黄色社会は、こういった王道でシンプルで上質なメロディと歌詞に、今後何度も挑戦し続けるのだと思います。そういった曲でアルバムを締めくくったのが僕たちらしいし、アルバムの最後の曲としてピッタリすぎて、聴き終わった後ボーっとしたくなっちゃいます。
ということでActor楽曲解説如何だったでしょうか!!
2020年6月から始まった"部屋とけん玉と穴見"は約2年、もっと遡れば2018年12月から始まった"緑黄色社会の社会見学"からは約3年半、今回の最終回を含めて全21回Skream!さんでコラムを担当させていただきました。その間に"SINGALONG"、"Actor"という2つのフルアルバムのリリース、対バンツアーを含めると全6回のツアーがあり。個人的には大学の卒業、地元愛知からの上京など様々な事がありました。時の流れを感じざるをえないですね......それ以前からもSkream!さんには、インタビューなどもたくさん掲載していただきました。お世話になりまくりです(泣)。
読者の皆様、Skream!様。長い間、僕にお付き合いいただきありがとうございました!!
そして最後まで読んでくださりありがとうございました!!
それではまた次回!!
ちがうちがう(泣)......。
またどこかで!!
お会いしましょう!!ばいばい。
緑黄色社会
緑黄色社会 同級生3人と幼馴染で結成した愛知県出身のバンド。互いを知り尽くした4人が個性を出し合い、幅広いカラー・バリエーションを持つ楽曲とサウンドを生み出す。2018年、EPIC Records Japanからメジャー・デビュー。2020年にアルバム『SINGALONG』、2022年1月にアルバム『Actor』発表。現在ホール・ツアーを敢行中で、4月20日には5thシングルをリリースする。
Related Column
- 2022.04.13 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【最終回】
- 2022.02.08 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第11回】
- 2021.12.13 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第10回】
- 2021.10.12 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第9回】
- 2021.08.19 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第8回】
- 2021.06.09 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第7回】
- 2021.04.16 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第6回】
- 2021.02.15 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第5回】
- 2020.12.11 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第4回】
- 2020.10.15 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第3回】
- 2020.08.12 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第2回】
- 2020.06.16 Updated
- 緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"【第1回】
- 2020.04.08 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第9回】
- 2020.02.17 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第8回】
- 2019.12.18 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第7回】
- 2019.10.24 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第6回】
- 2019.08.22 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第5回】
- 2019.06.19 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第4回】
- 2019.04.17 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第3回】
- 2019.02.21 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第2回】
- 2018.12.19 Updated
- "緑黄色社会の社会見学"【第1回】
LIVE INFO
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
RELEASE INFO
- 2025.10.08
- 2025.10.09
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号