オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第20回】
2014年09月号掲載
マンガ版『がんばれゴエモン(*1)』の作者・帯ひろ志が亡くなってしまい、かたや『ウルトラマン超闘士激伝(*2)』が復刻&復活ということで、90年代のコミックボンボンのことを思い出す時間が増えた昨今。超闘士激伝は、ストーリーがドラゴンボールのパクりそのもので、そのパクりっぷりは子供心に「こんな横暴許されるのだろうか?」と心配になるレベルだったなぁ、とか、「ゴエモン」はほとんどヤエちゃん(*3)が可愛かったことしか覚えてないなぁ、とかエビス丸(*4)っていうあのキャラクターは良く考えるとかなりヤバいなぁとか、ゴエモンインパクト(*5)って本当にインパクトあったなぁとか考えてしまう。
さて、あなたは読んでましたか?
ボンボン派でしたか、コロコロ派でしたか。
強引に人類を二つに分けたけど、やっぱりボンボン派かコロコロ派かでその人の小学校時代のガキ文化への関わり方、それどころかその人のその後の生き方も象徴してしまう恐ろしいリトマス紙なのではないか。わたしはボンボン派でした。
コロコロもボンボンも小学生男子向けの月刊誌で、玩具とかゲームのマンガが多かった。どっちも限りなくブ厚く、移り気な小学生を1ヶ月間飽きさせないようにギッチリとマンガや情報が詰まっていた。コロコロはポケモン、ハイパーヨーヨー、ミニ四駆などの大ブームを産み出して、ボンボンはガンダム、ウルトラマン、ロックマンとかのマンガが載っていた。コロコロは「これ知らないとクラスの話題に乗り遅れるぜ!」というスタンスで小学生を扇動してブームにするのが巧かった。通信とか対戦とか、友達との繋がりを大事にしてたと思う。それに対してボンボンは、ガンプラ(*6)とか特撮とかの1人でジリジリと楽しむ職人系ジャリホビーがメインだった。どちらかというと、コロコロがメインカルチャーっぽくて、ボンボンがオタクっぽかったんだ。友達で集まってスポーツやゲームするのはちょっと苦手だった俺はボンボンが性に合っていて購読していた。改めて思うとちゃんと住み分けできてたけど、やっぱコロコロが次々と産み出すブームはクラスを席巻するほどで圧倒的に強かった。結局ボンボンは廃刊になってしまって、コロコロだけ今も存命中。かくいうわたしも到来したポケモンブームに負けてコロコロも読みだしました、すいません。
コロコロ派だった人は、やはり外交的な仕事についていて、ボンボン派は職人系の仕事についている。俺は勝手にそう信じている。あなたはどちらでしたか。そしていまどんな大人になっていますか。
本日の脚注ども
*1 ゴエモンという歌舞伎風の義賊が庶民のために戦う横スクロールアクションゲーム。ボンボンに連載していた帯ひろ志によるマンガ版はお色気シーンが多くて少年たちに愛されて今も人気。帯ひろ志は2014年夏に他界。
*2 ウルトラマンが聖闘士星矢さながらに鎧を着て戦う格闘マンガ。ストーリーの流れがドラゴンボールとはげしく酷似していた。これのガシャポンにすべての小遣いを吸収された。2014年復活。
*3 女忍者。お色気担当でエロ可愛い。ボンボン誌上の女性キャラでぶっちぎりの一番人気だった。
*4 ゴエモンと旅する忍者。マンガ版ではなぜかホモキャラだった。
*5 ゴエモンに出てくる巨大ロボ。顔がゴエモンに似ていて、常に笑ってる。かっこいい。
*6 ガンダムのプラモデル。ボンボンにはガンダムのプラモを使ってバーチャルリアリティで対戦する、というマンガが定期的に登場して「俺もそれやりたい!」と子供達の羨望を煽った。
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