Japanese
オワリカラ
2011.09.23 @渋谷WWW
Writer 山田 美央
――2ndアルバムから、かなりオワリカラのことを考えています。なんとなく“生きがい”という言葉が浮かびました。オワリカラがなくなったら死んじゃう。でも、これを生きがいにさせてくれたのはあなたたちです――。
オワリカラのキーボード・カメダタクが、"イギー・ポップと讃美歌"ツアー・ファイナルで語った言葉だ。これ以上の喜びの言葉があるだろうか。
どこか懐かしくて歌謡ショーの空気漂うステージだった。新作の1曲目「swing」からスタートすると、4人が4人とも満足感と幸福感に溢れた笑顔を見せる。続く「おいでシスター」では素直に相手に向けられた言葉が発せられるようになり、関係性の構築が見られるようになった。シーンを盛り上げようとする気概を一方的な衝動として昇華していたものが、相互に補完し合うエネルギーとして放出されることで、ステージとフロアの距離を親密なものにした。
いくつか新曲も披露された。「I WANT TO YOU」などは、低く響くベースがこれまでよりもスケールを増し、夜の波に揺られるようなダークな世界を展開する。前作までの楽曲をとっても、奇抜な世界観が際立っていた「怪人さん」は、次のステップに立ったことを感じさせる厚みのある楽曲へと変貌を遂げた。アルバムというひとつの形が前作から躍進を遂げただけでなく、以前から存在していた楽曲そのものも成長し、バンドとしての次なる姿を提示してくれたことが非常にうれしくなる。
後半に差し掛かろうというところで、今作に収録されている「オワリカラの気分」にサックスで参加した遠藤里美が登場。カメダのソロ・パフォーマンスでも共演し、アルバムで開拓したバンドの新たな世界を目の前に体現して見せた。裸足で熱を放ち、音の融合に心地よさそうに向き合う遠藤の姿は、オワリカラと共通したものがある。ちょっと涙が出てしまうくらい格好いいのだ。
そんなオワリカラの今の姿を象徴するかのように、タカハシヒョウリ(Vo&Gt)のMCが響く。“芸術や文化のようなものは真っ暗な闇の中で足音を鳴らすことだ。暗闇という見えないところから発信することだ”という言葉に感銘を受けたといい、“ロックバンドだから、僕が鳴らしたらみんな鳴らし返してくれるじゃない? それが目で見えるのが幸せ”。そして「Otherside かなた」「ドアたち」とたたみ掛けていく。アンコールでは、12月7日に発売される1stシングル「シルバーの世界」を披露。タカハシが“アンコールで聴いて帰ってほしい。こういう曲があるのは幸せ”と笑顔を見せた「砂場」で幕を閉じた。
“引き算でバランスをとるのではなく、足りないなら足せばいい”。オワリカラのツアー・ファイナルでは、そんな力強さがヒシヒシと伝わってきた。タカハシが“最高のメンバーを集めた”と言う通り、4人が4人とも恐ろしいくらいの迫力でぶつかりしのぎを削りあう。驚きなのは、バランスをとるために、すべてがプラスになるよう個人個人の力を積み上げ、足並み揃えて突き抜けているのだ。
外に向かっていた衝動が、今作で獲得した楽曲に対する自信となって迸る。前作では音源からライヴで完結する印象が強かった。しかし今作は一歩踏み込み、ライヴごとに楽曲が成長し、躍動的に息づくのが感じられる。4人は新たなステップに立ったのだ。
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