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INTERVIEW

Japanese

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI × Skream! × バイトル

2019年02月号掲載

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI × Skream! × バイトル

Member:鈴姫 みさこ 恋汐 りんご ななせぐみ 望月 みゆ 甘夏 ゆず 大桃子 サンライズ

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI × Skream! × バイトル
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-夏に集中して稼ぐっていう感じですね。

大桃子サンライズ:そうですね。あとは、クラブでテキーラ・ガールもやりました。腰のところにテキーラを挿して、お客さんに"一緒にテキーラ飲みましょうよ"って話し掛けて、ショット3個で1,000円とかで売りさばきまくるっていう。あとは、生まれて初めて長く続いたバイトがメイド・カフェで、2年半やりました。

-固定のお客さんもついていたんですか。

大桃子サンライズ:あまりついてなかったです(笑)。でも、ゆるゆると長くやっていたので、仲のいいお客さんは多かったですね。

-話を聞いていると、みなさん短期とか派遣の方が働きやすいというのがありそうですね。

望月みゆ:そうですね。あとはそれだと時給が高いんですよ。短期のバイトを繋いでいくのが一番いろんな資金になりましたね。

-いろんなアルバイト経験の中で、これは大変だったというのはどんなことですか。

望月みゆ:住み込みの仲居さんのバイトですね。仲居さんで怖いおばちゃんとかがいるんですよ。でも、そういうところって常に入れ替わりで人が来るから、ずっと教え続けないといけなくてイライラするんだろうなとは思うんですけど、私は素直に受け止めるからか、あたり散らかされましたね(笑)。朝早くて夜遅い仕事だし、周りは海しかないし。

鈴姫みさこ:逃げ場がない(笑)。

望月みゆ:なにもないの。温泉に入れたのは良かったですけど。

鈴姫みさこ:私は、派遣の仕事でよくある、商品をピッキングする作業がきつかったですね。人がいっぱいいるなかで、カートを持って人とすれ違うのが苦手なんです(笑)。それが平気な人もいると思うけど、夕方までやるときつくて。

甘夏ゆず:精神的に疲れちゃうよね。

鈴姫みさこ:それよりはティッシュ配りとかの方が良かった。

大桃子サンライズ:リゾート・マンションのティッシュ配りはすごく大変で。貰ってくれないし、配ってないと見張りの人がくるんですよ。しかも真冬にやっていたので身体が冷え切って、休憩場所もなくて。そのときは、夢の中でもティッシュ配るくらい大変だった(笑)。

恋汐りんご:私は"やりたいな"って思って選んだ仕事をやってたから、つらかったことはあまりないんです。ただ、ケーキ屋さんのバイトでアイスも売ってたんですけど、そのアイスを保管してる冷蔵庫が寒かったなとか、ケーキの箱をいっぱい折ったときに、手が切れたなとか。

望月みゆ:ささやかー。

恋汐りんご:あとはレジの仕組みが全然わかってなくて。押す順番を間違えると、先にジャーンって釣銭のところが開いちゃったりするんですよね。それは大変だったかな。

-では、今も役に立っているなと思うことや、バイトで学んだことはありますか。

恋汐りんご:私はDJバーでのバイトですね。ケーキ屋さんでバイトはしたけど、そこでしていたのは誰もができる仕事で。DJバーは、初めて自分を目当てに来てくれるお客さんがいる仕事だったんです。その人自身にお客さんがつくということを初めて意識した仕事で。それまでは、自分から話し掛けることは得意な方じゃなかったんですけど、初めて来た人にどんな話し掛け方をしたらいいかとかを、その場所で学んだ気がします。自分から自己紹介したりとか、どうでもいいけど好きなものを聞いたりとか。

甘夏ゆず:どうでもいいけどって(笑)。

恋汐りんご:でも、話してみたら"こういう人なんだな"って興味が湧いて話ができるようになったりもして。それで人との関わり方を学んだなと思います。

-結構ファンがついてくれていたんですね。

恋汐りんご:何でも一番になりたくなっちゃうタイプなので。そのお店では、裏に誰が何杯オリジナルのカクテルを売ったかがシールで貼り出されていたんですけど、それで一番にならないと気が済まないから、たくさんお客さんをつけるために頑張りました。

-今にしっかりと繋がっていますね。

大桃子サンライズ:私ももともと人見知りでしたけど、人とコミュニケーションを取るバイトをしてきたので。そこに関しては役立っていると思いますね。いろんなジャンルの人と関わってきて、とりあえずパリピにはめっちゃ強くなりました。

甘夏ゆず:はははは(笑)。わかる。

大桃子サンライズ:あとはメイドさんとかもやっていたから、趣味に熱くなる人とのコミュニケーションも取れるようになったし。どんなジャンルの人とでも仲良くなれることが多くて、それはすごく役に立ってるなと思います。

-苦手だったけど、あえてやっていたところはあるんですか。

大桃子サンライズ:そうですね。ひとりだと頑張れないから。あとは、さみしくなっちゃうので(笑)。特に私は学校で部活をしてなかったから、女性の先輩と仲良くするのがすごく大変でした。どう接していいのかわからなくて、気を遣いすぎちゃって。友達になるまで半年くらいかかりましたね。女の花園で生き抜いてきたので、今は大丈夫になりましたけど(笑)。

鈴姫みさこ:それは私もあるかも。居酒屋さんで働いていたときは、スタッフが体育会系の部活で生きてきた人が多そうで。雰囲気が違うというか。私は文化部にしか入ったことがなかったので、そういう人たちと一緒に行動するのが初めてだったんだけど、コミュニケーション部分で鍛えられた感じがあります(笑)。

-ノリが違うみたいな。

鈴姫みさこ:そうなんです。あとみんな、仕事が早い。

望月みゆ:居酒屋だとスピード勝負だしね。でも愛されそうだよね、みさこは。

鈴姫みさこ:どうなんだろうなぁ。でも居酒屋さんで働いていたとき、全然そういう居酒屋じゃないんだけど、お客さんに口説かれることが3回くらいありました(笑)。

大桃子サンライズ:口説かれるっていうことでは、仲居さんも多そうじゃない?

望月みゆ:おじいちゃん、おばあちゃんのお客さんが多いので、よく"カラオケで何か歌って?"って言われることはありましたね。昔の曲が歌える人間ではあったので、しょうがないなぁって、怖いおばちゃんの仲居さんの様子をうかがいながら歌うっていうのはあったけど。でも、いろんなバイトで年齢層の違う人たちと働いたので、コミュニケーション能力はつきましたね。よく"人見知りじゃないじゃん"って言われるんですけど、バイトで培ってきたのでそういうトークはできるんです。

甘夏ゆず:ぽんもコミュ障なので、"接客だ"って思わないと喋ったりとかもできなかったんですけど、カラオケで働いてからはそれがナチュラルにできるようになりました。しかも夜10時から朝8時までの深夜の時間帯のバイトだったので、酔っ払ったパリピとか、地元もヤンキーがいっぱいいるところだったので、"DQN"って言われる人たちがくるんですよ。そういう人たちが部屋をしっちゃかめっちゃかにして、"これ、怒らなきゃいけないやつじゃん"って最初はビクビクしてたんですけど、1年くらい働いたら、"弁償してもらいますからね"とか言えるようになってて。だいぶ成長しました。

鈴姫みさこ:ハートが強くなったね。

-では、夢を追いながらバイトをしている人に、みなさんからのメッセージをお願いします。

望月みゆ:興味があることは、いろいろやってみた方がいいんじゃないかなと思いますね。

鈴姫みさこ:うん、"意外とこれが楽しかったな"というのが見えてくると思うから。マジでつらいときは辞めてもいいしね。

望月みゆ:ただ、迷惑はかけないようにしないとダメだよ。ちゃんと言ってから辞めてね(笑)。

鈴姫みさこ:自分を見つける旅みたいな感じで、バイトをしたらいいんじゃないかなって思います。

甘夏ゆず:今こうやって思い返しても、(バイトの経験が)何かしらに繋がってるのかもって思うことが多いから、挑戦は大事だと思う。