Japanese
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Skream! マガジン 2022年01月号掲載
2021.12.14 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 三木 あゆみ Photo by 小山田祐介
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下:バンもん!)が、タイトルの通りロック・チューンだけを届けるライヴ"LIVEHOLIC 6th Anniversary series~ロックしかやらん✊~"を2021年12月14日に開催した。当初は、同年8月に開催を予定していた同イベントだったが、延期となっていたこともあり、ファンにとっても待望の公演となっただろう。観客との距離の近いライヴハウスで、なおかつFC限定でのコンセプチュアルなワンマン・ライヴということで、チケット争奪戦のレア・ライヴとなった本公演。メンバーも"覚悟を決めてきた"と話していたが、その言葉の通り、セットリストも衣装もスペシャルで、"バンもん! しか勝たん✊"と思わず言いたくなるような、激アツなパフォーマンスを繰り広げてくれた一夜だった。
SEの「BKYR」が鳴り響くなか、ステージに現れたバンもん! の6人。"みんなで一緒にロックしようぜー!"と大桃子サンライズが観客を煽り、「Q.人生それでいいのかい?」からライヴがスタートした。この日の衣装は「Q.人生それでいいのかい?」のMVで着用していた、ブラックを基調としたセクシーでロックなテイストのもので、衣装からもこの日だからこその特別感が感じられる。そこから、観客もメンバーも一体となって踊った、明るくアッパーな「君はヒーロー」、サビではタオルも振り回した「速い曲」と2曲を披露。望月みゆによる気品がありながらも芯のあるベース・プレイや、ふと見せる弾ける笑顔に目を奪われるななせぐみの表現力など、6人6色の個性溢れるステージングで冒頭からあっという間に会場をひとつにする。なお、この日は恋汐りんごが左足を負傷していたため、位置固定でのパフォーマンスとなっていたのだが、それでも不完全とは感じさせず、グループとして、ライヴハウスという場所ならではの魅せ方で観客との心の距離を近づけ、全員を笑顔にするようなステージを見せていたのが印象的だった。
メンバーの自己紹介を経て、超久々に披露するという「恋する完全犯罪」へ。どこか危うく艶っぽい表情を見せるこの曲では、甘夏ゆずによる力強いハイトーン・ヴォイスなど、普段の明るい笑顔とのギャップにも驚かされる。続く「White Youth」ではキラキラとした音像に乗せて切ない顔も見せ、バンもん! の多彩な面も見せつけた。そして、このあとエネルギッシュでバンもん! らしいドタバタ感のあるミクスチャーなロック・ナンバー「しゅっとこどっこい」、「タカトコタン-Forever-」と続いていくのだが、ここでのギアの上がり方が本当に凄まじかった。次第にパワフルさが増していく鈴姫みさこによるドラムを筆頭に、会場全体の熱量がどんどん上昇。「しゅっとこどっこい」では大桃子サンライズによるキレキレのダンスにも拍車がかかり、「タカトコタン-Forever-」への導入では恋汐りんごによる"ロックしかやらんコール"がさらに火をつけ、観客もヘドバンをしたり、ペンライトを高々と掲げたりと、この日一番の盛り上がりを見せた。
そんな熱気が会場に立ち込めるなか、続いて「イニミニマニモ」を投下。恋汐りんごが振付をレクチャーし、会場いっぱいに充満しているパワーをさらに増幅させる。観客も巻き込んで全力で踊る姿はとても眩しく、またロック・サウンドだからこそ引き出されるメンバーのかっこ良さもこの曲では光っていた。そして、ピースフルでポジティヴなエネルギーを纏った「君の笑顔で世界がやばい」へ。切実な想いを笑顔で懸命に歌い上げ、本編ラストを締めくくった。アンコールではメンバーが"熱いライヴになったね"と振り返り、加えて下北沢LIVEHOLICの6周年を祝う言葉を届けたあと、「O」を披露。エモーショナルで煌びやかなサウンドに乗せて、言葉のひとつひとつを大事に紡ぎ、ドラマチックなフィナーレを迎え、この日の公演は終了した。
アンコール含めて全10曲、激しくアゲアゲなナンバーや、まっすぐな気持ちを素直に届ける楽曲など、バラエティに富んだロックを届け、観る人に大きな幸福感と充実感をもたらし、元気を与えてくれたバンもん!。2022年は、"バンもん!10周年MEDETA YEAR♡(読み:めでたいやー)"と題し、10周年目を盛り上げるべく様々な企画を実施していくスローガンを掲げている。1月15日に控えるグループ史上初のEX THEATER ROPPONGIでのワンマン・ライヴもきっと大きな盛り上がりを見せるだろう。"10周年MEDETA YEAR♡"を全力で駆け抜けていくバンもん! にも期待したい。
[Setlist]
1. Q.人生それでいいのかい?
2. 君はヒーロー
3. 速い曲
4. 恋する完全犯罪
5. White Youth6. しゅっとこどっこい
7. タカトコタン-Forever-
8. イニミニマニモ
9. 君の笑顔で世界がやばい
En. O
- 1
LIVE INFO
- 2024.12.22
-
ExWHYZ
ストレイテナー
back number
Helsinki Lambda Club
tacica
シノダ(ヒトリエ)
上白石萌音
フィロソフィーのダンス
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
あいみょん
WONK
Aooo
People In The Box
ザ50回転ズ
Homecomings
DOES
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
majiko
ゴホウビ
miida × stico
さめざめ
小林柊矢
TK from 凛として時雨
adieu(上白石萌歌)
MyGO!!!!!
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
LEEVELLES × 名無し之太郎
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
- 2025.01.08
-
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
WEEZER
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.20
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.29
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号