Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

バンドじゃないもん!

 

バンドじゃないもん!

Member:鈴姫 みさこ 恋汐 りんご 七星 ぐみ 望月 みゆ 甘夏 ゆず 大桃子 サンライズ

Interviewer:沖 さやこ

神聖かまってちゃんのドラマーであるみさこが、ツイン・ドラム・ユニットとしてスタートさせた"バンドじゃないもん!"。メンバー・チェンジをしながら徐々に活動形態も変えていき、第1メジャー期、インディーズ期を経て、2016年に再びメジャーの地へ。現在の6人が揃ってから勢いは留まることを知らず、さらに活動の幅を広げ続けている。メジャー1stアルバム『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♥』は全15曲入り。気合十分の彼女たちの熱量を体感できること間違いなしだ。

-バンドじゃないもん!(以下:バンもん!)は2014年に現在のメンバーになり、2016年に二度目のメジャー・デビューを果たしました。この約2年間は、どんな期間でしたか?

鈴姫みさこ:本当に、もんスター(※バンドじゃないもん!のファンの呼称)とひとつひとつはしごをゆっくり上がって掴んだメジャー・デビューだと思っています。

望月みゆ:泥臭いことたくさんしました。もともと自己プロデュースをしてきたグループなので、メジャーからインディーズになってなおさらいろんなことを自分たちで発信して。

七星ぐみ:チラシ配りしたり。バンもん!は"正々堂々"をモットーにしているから、表面だけではなく、むしろ内面をアイドルらしくしていきたいと思っているので、チラシ配りをするときに許可を取りに行ったらご丁寧に会場の中に案内していただいたり(笑)。手探りしながらいろんなことをしましたね。

-メジャー・デビュー以降、バンもん!はとても規模が大きくなっていると思います。

鈴姫みさこ:すごくいろんなことを企画していただいて。念願叶ってORANGE RANGEのNAOTOさんや在日ファンクさんに楽曲提供していただいたり、「YATTA!」のカバー(はっぱ隊の楽曲/Track.14)をさせていただいたり、今回のアルバムでもHISASHIさん(GLAY)に楽曲提供していただいたり。私たちの"やりたい!"という願望を、チームのみなさんが一緒に叶えてくれる。それをもんスターも楽しんでくれているし、まだバンもん!を知らない人にもバンもん!の活動が届くようになっているんじゃないかな......とメジャー・デビューしてからはすごく思っています。

恋汐りんご:もともとバンもん!を好きだった人たちは、"メジャー・デビューをしてバンもん!が変わってしまったらどうしよう"と思ったかもしれないですけど、この1年でその気持ちが払拭されたんじゃないかと、"メジャーを味方につけたバンもん!は、これからもいろんなことをやってくれる"と思ってくれてると思うんです。みんなと同じ気持ちでこれからも前に進んでいきたいです。

望月みゆ:もんスターから"一気に遠くなったわー......"と思われたくはなかったので、"メジャーで遊んでやろう!"という感じでしたね。メジャー・デビュー・シングルの「キメマスター!」(2016年5月リリースの『キメマスター! / 気持ちだけ参加します。』表題曲/Track.2)で、それが出せたと思います。それでスタッフさんもこのバンもん!のやりたい放題感に乗っかってくれて(笑)、私たちを縛りつけることもせず、ただ楽しんでくれる。本当にメジャー・デビューできて良かったと思います。

七星ぐみ:ぐみとしお(恋汐りんご)と、そのあとに加入したみゆちゃんは、メジャーからインディーズに移る時期を経験しているんですけど、そのときは"この先どうなるんだろう"と思って。だから再メジャー・デビューが決まったときは、第1メジャー期とは全然気持ちが違ったんです。もんスターと一緒にライヴハウスから掴み取ったメジャー・デビューだから自信がついたというか。

-インディーズ期間に加入した大桃子さんと甘夏さんはいかがでしょうか。

大桃子 サンライズ:バンもん!はインディーズ時代の泥臭魂を未だにすごく持っている(笑)。やっぱり私たちは何に対してもこだわりが強いんです。それをちゃんと尊重してもらっているというとても素晴らしい環境で、且つ自分たちだけでは思い浮かばなかったり、こんなことやれるなんて! ということを提案してもらったりして。いままで応援してきた人も新しくバンもん!を知った人も、誰も置き去りにしない。全員連れてもっと上を目指す――一番望ましいかたちのわくわく感を持ったメジャー・デビューだなと思います。

甘夏ゆず:もも(大桃子 サンライズ)とポン(甘夏ゆず)はインディーズ期間しか知らなかったので、メジャーに行ったことでたくさんのお客さんやスタッフさん、楽曲提供をしてくださったアーティストさんなどに出会うことができて、"メジャーはこんなに素敵な人たちと出会えるんだ!"と知って。この恵まれた環境に感謝をしています。

恋汐りんご:インディーズ期間でファンの方々との絆も深まったし、自分たちが一歩一歩進んでこれた実感を持てているから、メジャーになっても変わらずに続けていけるのかなって。

望月みゆ:うん。そうだね。

-お話を聞いていて6人全員が強い意志を持ってるなと感じるのですが、ここまでぎゅっと固まったのはいつぐらいなのでしょう?

鈴姫みさこ:6人揃ったときから結構ぎゅっと固まってると思います。ずっと同じ方向を向いてる気がする。

大桃子 サンライズ:私とポンはオーディションで入ったんですけど、そのときメンバーのみんなが書類審査と面接をして私たちを選んでくれたんです。みんなは最後まで一緒に続けられるメンバーを加入させたいと思っていたから、私たちは歌やダンスの審査とかではなく、面接で心意気を聞かれて(笑)。

望月みゆ:歌の審査もダンスの審査も楽器の審査もなかったね(笑)。

七星ぐみ:(笑)同じ方向を向ける人を探しました。

大桃子 サンライズ:そのオーディションのときに"バンもん!はこれからインディーズになるけど"と言われたけど、全然そんなの関係ねぇよ! という気持ちがあって。

甘夏ゆず:うんうん。

大桃子 サンライズ:だからこの6人になって、全員で協力し合ってここまで来たな......って思う。すごく幸せです。