Japanese
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
2019年04月号掲載
Member:鈴姫みさこ 恋汐りんご ななせぐみ 望月みゆ 甘夏ゆず 大桃子サンライズ
Interviewer:宮﨑 大樹
昨年11月に"バンドじゃないもん!"から改名して話題を呼んだ"バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI"。彼女たちが全新曲のメジャー2ndフル・アルバム『NO LIMIT』を完成させた。今回、そんな彼女たち全員にインタビューを敢行。本作や、改名に併せて掲げられた"ポスト・アイドル"という言葉に彼女たちの並々ならぬ強い意志を感じさせるような、思い溢れるロング・インタビューをじっくりと読み込んでいただきたい。
-少し遡った話になりますが、昨年11月に"バンドじゃないもん!"から"バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI"へ改名したことが発表されました。オフィシャル・サイトでの発表ももちろん拝見させていただきましたが、改めて改名の経緯や、この名前にした理由を聞かせていただけますか?
鈴姫みさこ:対外的にもっと上を目指すためにアップデートしたよっていうのをわかりやすくするために、というのが一番の理由ではあったんです。"MAXX NAKAYOSHI"っていうのは、あとから付随したいろんな理由はあるんですけど、一番はバイブスで決まりました。
ななせぐみ:"改名をしよう"っていう感じよりも、現状打破じゃないですけど、これからポスト・アイドルとして新しくやっていくにあたって、そのうちのひとつとして"名前を変えてみよう"という感じでした。
恋汐りんご:そのタイミングでパフォーマンスとかもアップデートされてるんです。改名したっていうのがバン! って出ているんですけど、他もいろいろアップデートされているよっていうのを、みんなに教えてあげたい。
鈴姫みさこ:教えてあげなくもない。
望月みゆ:上から(笑)。
大桃子サンライズ:改名のときに、しお(恋汐りんご)が"住めば都"っていう言葉を使っていたんですけど、"MAXX NAKAYOSHI"になってみて、たしかに住めば都でした。
望月みゆ:改名に対する不安はあったと言えばあったから......やっぱり大きいじゃないですか。お客さんの反応もそうだし、自分たち自身がどう変わっていくのかなっていうのもあったんです。
大桃子サンライズ:でも、今や"MAXX NAKAYOSHI"じゃない人生は考えられない。
鈴姫みさこ:長いから"略称はあるんですか?"ってよく聞かれるんですけど、そこは今までどおり(バンもん!)です(笑)。
-よりインパクトのある名前になったのは間違いないですよね。同時に掲げられた"ポスト・アイドル"というワードも非常に印象的で、今のシーンやアイドルのあり方に問題を感じているというか、一石を投じているようにも思えました。この言葉を掲げた理由も教えてください。
鈴姫みさこ:問題は感じていました。もともとバンドじゃないもん!はジャンルレスっていうことを掲げていたんです。アイドルが好きじゃなくてもバンもん!のことを好きになってもいいし、バンドが好きな人がアイドルを好きになってもいい。好きなことだったらジャンルとかにこだわらないで好きって言っていいのに、なんとなく見えない壁みたいなものがあるんです。例えば、軽音楽部には"アイドルが好き"って言いにくい雰囲気があるし、逆にオタクがヒップホップを好きとも言いづらい。そういう壁を壊したいなと。女の子は好きなことをしているときが一番かわいいから、私たちはこの姿で夢や希望を与えたいというのが大元のコンセプトにあるにもかかわらず、なんとなくアイドルらしくいないといけないというのが、私たちというか周りから出てきていて。それが外側的にも内側的にも嫌だったので、わざわざ声明という形でポスト・アイドルということをわかりやすく伝えました。
大桃子サンライズ:"アイドルらしさとは何か"ということは時代によって変わってきているから、それをあえて言葉にしたというか。"ポスト・ロック"などと同じで、本来自称することでもないんですが、バンもん!はこの時代でこそ生まれたポスト・アイドル、というスタンスについての意思表示をわかりやすくするために、このタイミングであえて宣言しました。
鈴姫みさこ:でも、うちらの専売特許っていう感じではなくて、同じ感じで使ってくれたらいいなっていう気持ちはあります。"私たちはポスト・アイドルです"って言ってくれるような人が現れたらありがたいです。"なんとなくこれはやっちゃいけない"というアイドル・シーンの暗黙のルールを守らない人がアイドルになってもいいんじゃないかなと。
-もともとバンもん!にあったコンセプトに向き合ったという感じですか?
鈴姫みさこ:魂的なことで言うと原点回帰っていう感じですね。より純度を高くそれをやろうっていう。
-結果的にその気持ちが今回完成したメジャー2ndフル・アルバム『NO LIMIT』には間違いなく表れていますよね。
鈴姫みさこ:音楽でそれをやらなければバンもん!じゃないと思っていたから、実はあんまり言葉で語りたくはなくて。でも、説明しないとオタクが病んじゃうから説明はしたんですけど、"うちら(バンもん!)が自由だから俺たちも好き勝手やっていいんだ"みたいな変な病み方をしていたから、そういうことじゃないんです。何をしてもいいとは私たちも思ってはいないというか、すべてに意味があることしかやっていないので、そういうことを曲で伝えているつもりだし、オタクだけじゃなくて全人類、下手したら犬とか猫にも伝わってほしいなと思います。
恋汐りんご:あざらしにも。
-(笑)今作は、バンもん!らしさと新しさが共存するような、バラエティ豊かな1枚に仕上がりましたね。完成した今の心境はいかがですか?
大桃子サンライズ:最高な気分です。あんまり言いすぎるとインタビューから鼻息が聞こえてきそうな回答になっちゃうから、軽やかに答えていきたいんですけど......それでも鼻息が聞こえそう(笑)。今までやってきたすべてのクリエイティヴの中で一番達成感を感じています。
恋汐りんご:このアルバムは11曲入ってるんですけど、メンバーがそれぞれの曲を担当して全曲を監修していて、その監修度が今までの作品よりもすごく上がっている感じがします。メンバーが細かいところまで調整できたりとか、意志が反映されていたりとか、バンもん!が作ったアルバムっていう感じがするなって思っています。今までもそうやってきたけど、よりいっそうそれが出ているかなって。
ななせぐみ:全曲新曲なのがポイントかなって思ってます。
-改名発表時のコメントにあった"アイドルに限界はありません"という言葉と結びつくようなタイトルです。
望月みゆ:"MAXX NAKAYOSHI"になって、キャッチコピーも"ノーリミットラブアンドピース"に変わったんですよ。
ななせぐみ:前は"アイドル界のミクストメディア"だったんですけど、その"アイドル界の"っていうのも今回のキャッチコピーからなくなったんです。アイドル界だけに留まらない感じで。
恋汐りんご:ジャケットとかポスターとか、そういう制作物も"MAXX NAKAYOSHI"になってからメンバーの意志を入れようと力を入れています。
鈴姫みさこ:ジャケ写は、いわゆるアイドルの顔が写っているものじゃなく、作品として一貫性のあるものだったら顔が写っていなくてもいいんじゃないかということで、デザインを重視してこういうアートワークになりました。今のアイドルを壊すっていうのとは違うんですけど、アイドルらしさにこだわらないことが必要なのかなっていうのは意識しています。
-よりセルフ・プロデュース度が上がったってことなんですね。
ななせぐみ:そうですね。"セルフ・プロデュースのあり方を見直した"っていう感じが近いかもしれないです。
鈴姫みさこ:めっちゃ内部的なことなんですけど、そのタイミングでポニーキャニオンの担当さんも変わって、内から外にかけて全部見直しというか、バンもん!は何がやりたいのかということにより向き合った感じです。
望月みゆ:"セルフ・プロデュース"って今まで言ってはきたけど、それをもっとスピーディにとか、明確にとか、得意な人ができるように担当みたいに分けました。グッズ担当のぐみさんが"おしゃれにしたい"って言ってやってくれていたり、対バンのブッキングとかをもも(大桃子サンライズ)とかが担当してくれたりとか、明確に分けることによってセルフ・プロデュースが捗るかなと。
鈴姫みさこ:例えばだけど、みゆちぃ(望月みゆ)は地方のリリース・イベントでサインのレギュレーションがなかったからやってあげたいとか、そういうところで意見をくれるんです。
望月みゆ:地方民オタク側の意見です(笑)。
鈴姫みさこ:今まではリリイベに6人で行けなかった地域が結構あったんですけど、今回は6人で行けるところも増えて、私たちも嬉しいし、喜んでくれる方もいるだろうなと思っています。
ななせぐみ:そういうところの変化に注目してくれたら嬉しいかなって思います。ポスト・アイドルだから何でもやっていいのかというふうにネガティヴに捉える人もいるので――
鈴姫みさこ:やった方がいいと思うことだけをやっているっていう感じ。
-先ほど話も出ましたが、全曲新曲というところにもこだわりを感じました。これは制作の初期段階から決めていたことなんですか?
鈴姫みさこ:アルバムを出そうってなったタイミングでは決まってなかったですね。
大桃子サンライズ:"アルバムを出すためのアルバム"になりそうだったんですけど、それは違うなと思って。"人生でアルバムを出せることってあと何回あるのかな"と考えたら、当たり前のようなやり方でただ作っただけのアルバムになるのは絶対に嫌だなと。アーティストにとって2枚目のアルバムは思想の表面化。今作りたいものを時間をかけて1曲ずつやっていこうと、ポニーキャニオンの方と話をさせていただいたんです。すでに戦える曲はたくさんリリースしてきたので、今一度自由奔放に、今伝えたい音楽を収録しました。ただ、これが今後の方向性とかそういう感じではない、今しか作れない、人生の1ページがこのアルバムです。
鈴姫みさこ:"ポスト・アイドルとは"に特化した感じで。
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