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INTERVIEW

Japanese

BLUE ENCOUNT

2016年11月号掲載

BLUE ENCOUNT

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Member：田邊 駿一（Vo/Gt） 江口 雄也（Gt） 辻村 勇太（Ba） 高村 佳秀（Dr）

Interviewer：石角 友香

－歌詞の意味合いとかは変わりませんか？

田邊：まさに熊本から東京に行くときに作った曲で、複雑な心境もありました。インディーズでの1stミニ・アルバムを出したときは夢しかなくて、CDを出したら売れるのかなとか思ってて、で、挫折して。そこから6年越しにまたこの曲と向き合うってなったときに、なんか嫌な感じじゃなかったんですよね。また新しくストリングスとピアノと組んで作れるし、それこそ解釈の違う曲になってもいいんじゃないかな？ と思って、自分でも噛み締めて歌ってたんですけど、昔より捻くれずに歌えた気がしますね。スッと入ってきたというか、自分らしく歌えました。前は、"この曲は誰っぽく"とか（笑）、"この歌詞はもっと誰っぽく"みたいに思ってた時期も結構あったので。この「夢花火」の歌詞は江口と俺のふたりで書いてるから、お互いに捻くれた部分みたいなのがすごく出てたんですけど、今回は改めてその捻くれた部分もちゃんと愛すことができたのかなとは思いますね。"あぁ、いい曲だな"と思いながら歌ってたので（笑）。今回、武道館でストリングスを入れた曲をやるってなって、そのあとにこの「夢花火」を（セットリストに）入れようって話になったんですよ。やっぱり新しいものを見せたいって気持ちが一番強かったですしね。その中で、じゃあ何をすべきかって考えたときに、もちろん熊本への想いもあるので、"やっぱこれなんだな"と思いましたね。ま、そんなに重い話でもなく、またひとつ、熊本に向けてのメッセージを乗っけたかったっていう気持ちはあります。

－あとは単純に"こういう曲もあるんです"っていう部分も見せたかったのかなと。

江口：そうですね。たぶんお客さんもびっくりするんじゃないのかな？ っていう。そういったいい意味でお客さんの期待を裏切ることができたシングルにはなってるのかなと思います。

－そしてもう1曲の「WINNER」（初回生産限定盤のTrack.2）は、ファンという仲間を励ましてる曲なのかなって。

田邊：これはまさにインターハイの応援ソングとして書かせていただいたんですけど。

辻村：爽やかな曲ですよね。高校の部活とかで頑張ってる人たちを、ま、仕事でもいいんですけど、この曲で明るく元気づけられたらって思いはあります。

田邊：こういう曲を書きたかったもんね。ただただ希望へ......みたいな。「はじまり」は逆に終わったあとの話なので、この「WINNER」は始まる前のワクワク感さえも曲にしたかったっていう。そういう部分はちゃんと出せたかなぁと。で、「WINNER」は"誰でも勝者"ってイメージではあると思います。

－そして、なんと通常盤には早くも武道館のライヴ音源が収録されるという。

江口：武道館でやった「ANSWER」と「YOU」がもう入ってますから。これはエンジニアさんが頑張りました（笑）。

－この2曲を収録することは決まってたんですか？

江口：決まってなかったです。武道館でやった曲を何か入れるっていうのは決まってたんですけど、その中でストリングスを入れた曲は1曲収録したいなって話をしてて。それで「YOU」と、もう1曲の「ANSWER」は出来が良かったということで。スタッフさんが"これがいいんじゃないか"って選んでくれた、スタッフさんのベスト・チョイスです（笑）。

－「LAST HERO」は武道館でやって、さらに新曲も披露したという状況全部が繋がってる感じがします。今、次のツアーを見据えたりすることは？

田邊：いやー、ツアーは全然見据えてないです。見据えるどころかいいアルバムを作ることに必死なんで、もうその毎日です。

江口：結局のところ、いいアルバムを作って、それをお客さんに届けないと"ライヴに行きたい"とは思ってもらえないと思うので。すでにツアーの会場も発表してますけど（※2017年3～5月にかけてのツアー）、今はアルバムの制作を全力でやりつつって感じですね。