Japanese
"TOKYO CALLING 2018"、第6弾出演アーティストにコレサワ、SIX LOUNGE、アカシック、BACK LIFT、リアクション ザ ブッタ、climbgrowら決定
2018.08.10 18:00
9月15日、16日、17日の3日間にわたり新宿、下北沢、渋谷の3エリアで開催される日本最大級のライヴ・サーキット・イベント"TOKYO CALLING 2018"の第6弾出演アーティストと日割りが発表された。
本日8月10日よりチケットの一般発売がスタートした。ぜひ早めにチェックしてほしい。
▼イベント情報
"TOKYO CALLING 2018"
9月15日(土)新宿周辺10会場
9月16日(日)下北沢周辺10会場
9月17日(月・祝)渋谷周辺13会場
ラインナップはこちら
【チケット】
1日券 ¥4,500 / 3日通し券 ¥12,000
■一般発売中
詳細はこちら
公式サイト:https://tokyo-calling.jp
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昨年、多くのライヴ・バンドと同様に苦難の中に置かれたであろうSIX LOUNGEが、これまでライヴの場でぶつけてきた途方もない熱量を、ぎゅっと結晶化させたようなアルバムだ。ロックンロールの様々な系譜を彼ららしく再構築した楽曲たちは、男臭い色気を狂おしく放つときもあれば、びっくりするほどロマンチシズムをもって響くときもあるし、不思議な愛嬌を感じるときもある。そのすべてはSIX LOUNGEというバンドの人間臭さや愛おしさに帰結するようで、聴けば聴くほどライヴで生の音に触れ、その情熱や美学を全身で体感してみたくなる曲ばかりだ。苦悩の時を経て、より普遍的な優しさや頼もしさを身につけたロックンロール・バンドの"今"の姿に、グッと胸を掴まれ、心救われる。(五十嵐 文章)
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3年半ぶりとなる待望のフル・アルバム。昨今では希少となった荒削りなロックンロール・バンドであり、だからこそ人気を集めている――SIX LOUNGEに対してそんな印象を抱いていたのだが、今作を聴いて彼らの魅力はそこにとどまっていないことに気づかされた。まずは、ヤマグチユウモリ(Gt/Vo)の圧倒的な存在感。どんな楽曲も色っぽく質を高められる天性の歌唱力がさらに引き出されているのだ。アコースティックの「窓を開けて」で見せる優しさも心地いいアクセント。そして、現在も地元大分在住というところが関わっているのだろうか、演奏にも楽曲にも雑念が混じらないピュアな勢いや発想を感じることができる。もっと名と音を広めそうな3人のキャラクターが映し出された1枚だ。(高橋 美穂)
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昨年はミニ・アルバムを2枚、今年は5月にシングル1枚をリリースし、自身最大規模のワンマンを開催するなど、精力的な活動を行う大分発のロックンロール・バンドによる、約4ヶ月ぶりのニュー・シングル。表題曲は、ヤマグチユウモリ(Gt/Vo)が最近感動するようになったというオルタナ/ハードコア/エモの要素が取り入れられたミドル・ナンバー。落ち着いたトーンで鳴らされる熱がじりじりと迫りつつも、情や温かみや一抹の寂しさを匂わすという、深い感情表現が実現している。c/wにはポップでオープン・マインドな空気感があるロマンチックな「星とメロディ」と、ヤマグチのルーツのひとつである井上陽水の「氷の世界」のカバーを収録。バンドの新たな可能性を感じさせる3曲が揃った。(沖 さやこ)
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2019年、大きく飛躍することを目標に掲げ、楽曲ヒットを目指す若きトリオ、SIX LOUNGEが世に問うニュー・シングル。ロックンロール・バンドであることを言い訳にせず、メイン・ストリームに食い込もうという心意気はあっぱれだ。曲が持つ疾走感があまりにも痛快な「天使のスーツケース」、サビの展開がキャッチーなガレージ・パンクの「DO DO IN THE BOOM BOOM」、そして音の響かせ方が面白い「Lonely Lovely Man」。ニヒルでクールな風情を漂わせながら、3人が取っ組み合うような演奏という意味では、どの曲も熱度は満点。さぁ、シーンに風穴を空けられるか。このあとも強力な曲がラインナップされているという。SIX LOUNGEのここからに注目していきたい。(山口 智男)
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半年前にリリースされた前作と比べて、作品としての物語性が飛躍的に増した印象。音の強弱、メロディの展開、テンポ、1曲の尺などで緩急をつけることにより、全体的としてメリハリのある構成に。また、歌詞の言葉選びもいっそう洗練され、"青(ブルー)"、"夢"という単語はロック・バンドの象徴であり、夜明けを待つ主人公はロック・バンドに憧れを抱く彼らや私たちそのもの。最終曲に待ち受ける"輝け憂鬱なブルースよ"というフレーズにはどうしたってグッときてしまうものだ。若き3人が鳴らす泥臭くもセンチメンタルなサウンドにロマンを感じている人も少なくないと思うが、心技体が噛み合った今、それはかつてなく大きく膨れ上がっているよう。このバンドには、衝動のその先へ進む力がある。(蜂須賀 ちなみ)
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ともにライヴハウス・シーンで人気を伸ばしている大分県別府市出身の先輩後輩バンドによるスプリットCDが、後輩であるSIX LOUNGEから話を持ち掛け、実現したそうだ。それぞれに新曲を2曲ずつ提供している。そのSIX LOUNGEはともにストレートなロックンロールの「STARSHIP」、「STRAWBERRY」で爽やかさと向こう意気が入り混じる個性をアピール。一方、ircleは「瞬」、「HUMANisM」の2曲で、それぞれ2ビートと言葉を畳み掛ける歌という新境地にチャレンジ。なぜ自分は歌うのか、何を歌うべきなのかというテーマと改めて向き合った歌詞が胸を打つ。別府の観光名所、地獄めぐりに由来するおどろおどろしいタイトルとは裏腹に、激しい演奏と詩情が交差する美しい1枚だ。(山口 智男)
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滋賀発の4ピース・バンド、climbgrowがリリースする『CROSS COUNTER』は、"逆境なんか跳ね返せ"という想いが込められたタイトルのとおり、苦しみや悩みを荒々しい歌詞とサウンドで吹き飛ばしてくれる全6曲を収録したミニ・アルバム。彼らなりの"革命"を予感させる50秒のショート・チューン「革命を待つ」から幕を開ける本作は、未来を夢見る「未来は俺らの手の中」、杉野泰誠(Vo/Gt)の咳込みも収められた冒頭の絶唱が印象的な「LILY」、照れ臭くなるほどストレートに愛を叫ぶ「BABY BABY BABY」とキラー・チューンが続く1枚だ。始まりから終わりまでclimbgrowのロックンロールを唸らせ、見えない未来や挫けそうな気持ちに彼らなりの光をくれる革命盤が完成した。(渋江 典子)
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TVドラマ"ラブホの上野さん"の主題歌を表題曲にした前シングル『愛×Happy×クレイジー』が好評を博したアカシックの2ndシングル。意味深なタイトルは"普段だったら絶対しないことをしてしまうくらい混乱している様子"を喩えたもので、心情を具体的な行動に置き換えて表現する理姫(Vo)の手腕に改めて恐れ入った。甘酸っぱいヴォーカルとミドル・テンポでダイナミックなバンド・サウンドはセンチメンタルさと力強さを兼ね揃え、ひとりの女性が夏の失恋を乗り越えようと奮闘するという楽曲の世界を丁寧に描き出している。ピアノとストリングスをふんだんに含んだドラマチックでゴージャスなTrack.2、跳ねるリズムがポップでキュートなTrack.3と、全曲がリード曲級に華やかで濃厚だ。(沖 さやこ)
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約1年ぶりとなるリリース作品は、TVドラマ"ラブホの上野さん"の主題歌を表題にしたシングル。理姫(Vo)ならではとも言える凛とした女心を綴った歌詞、ストリングスやホーンなどを用いたゴージャスで豊潤なサウンド、ロック・バンドの鋭さと躍動感が三位一体となった、まさしくアカシックとも言うべき楽曲に仕上がっている。甘酸っぱくセンチメンタルなメロディに漂うハッピー感は、悲しみを乗り越えた人間の前向きさ。"愛してる"と歌う言葉の華やかさに胸が焦がれた。カップリングには初の全国流通盤『コンサバティブ』に収録された「幸せじゃないから死ねない」のリアレンジ・バージョン、90年代初期を彷彿とさせるユーモラスなデュエット・ソング「平成へゴー!」、初回盤のみ新曲「福富朝陽」を収録している。(沖 さやこ)
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壮大で濃厚。ボリュームも満点。長編の恋愛映画を見ているようだ。バンド初のフル・アルバムは彼らの原点でもある、世代を問わず響くいい曲を作るというポリシーが遺憾なく発揮された作品になった。楽曲ごとに趣向が凝らされ、言葉を効果的に響かせる理姫のヴォーカルもヒロインとしての華がある。全員が主役として存在する均一性がとれたアンサンブルも俯瞰で見るときれいな1枚の絵だが、ひとつひとつに着目するとひとクセふたクセあるところも面白い。ストリングスを用いた感動的なバラードも完成度が高く、ヴォーカルとコーラスとピアノで展開されるTrack.7、シューゲイザー的アプローチのTrack.8など、バンドの表現方法も格段に増した。思春期を過ぎたアカシックに、大人の魅力が香り立つ。(沖 さやこ)
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再生ボタンを押して、ど頭、スタイリッシュなベースのワン・フレーズを聴いただけで聴覚を鷲掴まれた。擬音で表すならばまさに"ビビッ"ときた。5人組男女混合ロック・バンド、アカシックのメジャー・デビュー・ミニ・アルバムとなる今作は、"女=くノ一"がテーマ。女という生き物が抱く生々しくも少女的な感情を、理姫(Vo)がギャルチックな歌声でシニカルに歌い上げる。時にサイケデリックに、時に切なげに奏でられるキーボードの音色が、一筋縄ではいかない女心を表しているようでなんとも痛快だ。見た目が派手だろうが地味だろうが、恋愛のドツボにはまればみんな同じ。女子の味方、アカシック。女心の教科書的存在になるであろう期待の1枚。(峯岸 利恵)
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PUNPEE、禁断の多数決などのMVを手がけるAVレーベル"性格良し子ちゃん"がアートワークを担当していることも話題な3人組ロック・バンドの初の全国流通盤。2012年に会場限定で発売された音源から人気曲「終電」「ツイニーヨコハマ」が再録されている。エキセントリックに都会の生活を綴った歌詞を聴くと、日本のロック・ポップスに登場する女の子は椎名林檎とやくしまるえつこに大別されてしまうような気がして、どうしてもイメージがどちらかに引っ張られてしまう。それでも魅力的な声だし、過剰な装飾がないかわりにピリリとスパイスの効いた小気味良いアレンジの演奏との相性が抜群に良い。中でもワウ・ギターが牽引するガレージ昭和歌謡ディスコとでも呼びたくなる「有楽」の無理矢理な展開が面白くて何度も聴いてしまった。 (岡本 貴之)
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デビュー5周年を迎えたコレサワの新作は、チクリと刺す棘や深く落ちる自責の念は影を潜め、柔らかに相手や自分を受け容れられるような、ちょっぴり大人になった包容力のある愛の歌が印象的。「真っ赤な爪と牛乳」はインディーズ時代に歌っていた曲ということで、ジャケットもどこか当時を彷彿させるタッチに。ペーパードライバーの彼との夏のドライヴに憧れる「ペーパードライバー」は持ち前の女の子のちょっとワガママなかわいげが光るし、猫への愛情を表現した「にゃんにゃんにゃん」はキャッチーさと王道ポップスのバランスが絶妙。「♡人生♡」は面倒なことの多い今だからこそ自分の好きなことを大事に生きようと歌うメッセージ・ソングで、フラットに聴けるがふとしたときに沁みる、日々に長く寄り添ってくれそうな温かな曲が揃った。(稲垣 遥)
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ひた向きで邪心のない"純愛"は、遠い世界の話ではなく、案外身近にもあるのかも。そう思わせる"愛"がテーマの1枚。哀愁のミドル・テンポ「この恋はスクープされない」、打ち込みのビートとシンセ・サウンドで浮かれる想いを演出する「スーパーでデート」を筆頭に、これまで当たり前で意識していなかったことが、特別で素敵なことなんだとしみじみと気づかせてくれる曲が並ぶ。また、コレサワというと恋心を綴るイメージが強いが、NHK「みんなのうた」で放送中の「愛を着て」では、親子の愛をなんともリアルな描写で歌っていて彼女の豊かな表現力に驚かされたし、その一方で「右耳のピアス」では、少し複雑な関係性を滲ませるなど、様々な愛の形をとじこめた。曲の物語が詰まったジャケットも眺めながら、大切な人を想ってみては。(稲垣 遥)
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コレサワがデビュー前に会場限定で販売していた自主制作盤のタイトル・トラック「憂鬱も愛して」。入手困難だった同曲が6年の時を経てリアレンジされ、初CDシングルとして発表された。いつだって様々な理由で、それぞれの憂鬱を抱える人がいる。そんななか、ギター1本の弾き語り風で"自分だけじゃないけど/自分だけな気がする"と、訥々と落ち着いたトーンで歌い出すこの曲は、再生した瞬間に耳を引きつける。きれいさっぱり嫌なことを忘れ去らなくても、憂鬱を愛せればいいというメッセージ。そして、それが"愛そう"ではなく、"愛していたい"と願いの言葉で綴られるのが彼女らしい。通常盤と、ぬいぐるみ付きの"れ子ちゃん盤"で表情の異なるc/w(こちらも聴き応えあり)と併せて、丁寧な表現と歌心が染みわたる。(稲垣 遥)
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"女子の味方"コレサワの全曲失恋ソングのコンセプト・ミニ・アルバム。代表曲「たばこ」の主人公に対し、相手目線で書いた話題のアンサー・ソング「恋人失格」のセルフ・カバーをはじめ、コレサワならではの、きれいごとではないハッとするような詞が織り込まれた全7曲には、本気で相手を想った気持ちが滲む。しかし、痛々しかったり悲しかったりするだけではなく、聴き進めるうちに徐々に気持ちが整理されて、感謝の気持ちへと変わっていくような展開には、彼女の信念とも言えそうな、"過去を受け入れて保存する"気持ちが託されているように思う。サウンド的にはこれまで関わりのあった人物を新たにアレンジャーとして迎え、打ち込みやギターレスなトラックにも挑戦しており、"らしさ"と"新鮮さ"を同時に味わえる1枚になった。(稲垣 遥)
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2017年夏に1stアルバムでメジャー・デビューした大阪出身女子SSWが、コントロールベアとコラボしたCD付きぬいぐるみ、長編アニメ"ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~"エンディング・テーマの配信シングルのリリースを経て制作した2ndアルバム。彼女の武器のひとつは耳心地のいいポップ・ソングに、一瞬耳を疑う歌詞が飛び込んでくるところだが、リード曲で奔放な女子の心情を生々しく綴るなど、今回もそのワード・センスは健在だ。だが彼女の真髄は、代表曲のひとつである「たばこ」のような切ないミディアム・ナンバーと、健気な女子の心情をまっすぐに等身大で歌う声にある気がしてならない。さらに洗練されたセンチメンタルな描写は、リリース時期である夏の終わりとの親和性も高い。(沖 さやこ)
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インディーズ期から人気の高かった「君のバンド」、「あたしを彼女にしたいなら」、「たばこ」や、今現在の決意をそのまま託した「SSW」、「これから」などを収録したメジャー・デビュー・アルバムは、言葉の強さを信じ、幸せな気持ちも苦い記憶も歌に変えていく――という彼女自身のファイティング・スピリットを改めて提示するような作品。コレサワ入門編として最適な内容である一方、これまで彼女のことを応援してきた人に響くような作品になっているのは、全12曲がシンガー・ソングライターとしてひとつずつ強くなっていく彼女の姿を浮き彫りにさせてくれているからだろう。"誰のことも置いていきたくない"という彼女の優しさと強さがそのまま表れたような、コレサワ初のフル・アルバム。(蜂須賀 ちなみ)
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今夏メジャー・デビューすることを発表したコレサワが、インディーズ最後に配信シングルとして贈る初期曲であり代表曲。カラフルなアレンジメントで楽しませてくれる最近の曲もいいし、強気な女性像を描いた曲も魅力的。でも、ピアノやアコースティック・ギターを主軸とした素朴で切ない曲の方が、健気でかわいらしくも、時折脆く感情的で、どこか儚いコレサワの歌の真価がより発揮されると実感した。そして、前作収録「J-POP」では、恋愛において"お互いの好きなものが違っても、大事にし合っているなら大丈夫"というメッセージがあったが、「たばこ」では"すきな人の すきなものは わたしの嫌いなものでした"――そしてすれ違い、"もっとちゃんと君をみてれば"と気づいて後悔する。彼女の曲で歌われる女の子は経験を重ね、成長しているのだなと思った。(松井 恵梨菜)
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"ポップ・ソング"を一貫して歌ってきた彼女なだけに、まずそのズバリなタイトルを見てドキッとした。3枚目のEPは、これからもこの音楽で勝負するんだという気概と、どんな自分も肯定したうえで前に進もうとするポジティヴなパワーに満ちた仕上がり。且つ、次々と飛び出すコレサワの自由で多彩な表情に良い意味で振り回されること間違いなし。アレンジに関しても、元"ふぇのたす"のヤマモトショウをサウンド・プロデュースに迎えたエレクトロ・ポップ風味の「バックアップ」、ライヴにおけるバンド編成での勢いやロック感をそのまま再現した「シンデレラ」など、意外性満載で実にユニーク。アートワークで進化を見せた彼女のキャラクター"れ子ちゃん"も、彼女の成長とシンクロしているのだろうかと、想像を掻き立てられてワクワクする。(松井 恵梨菜)
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今年4月に初の全国流通盤をリリースした大阪出身の女性シンガー・ソングライターの2nd EP。5曲それぞれで上京した女子の状況を描いた、コンセプチュアルな作品だ。言葉に合わせたサウンド展開や、要所要所で効果的に鍵盤が導入されるなど、前作よりも華やかなアレンジがあどけないヴォーカルとしっかり合致し、彼女のポリシーでもある"ポップ"が高められている。だが彼女のポップはどことなく切なさを孕んでおり、キュートでドリーミーな世界を歌っていたかたと思えば、聴いているこちらが"ん!?"と驚くことやリアリストっぷりをナチュラルに歌う側面も多々あり、そのユーモアも大きなアクセントだ。前作以上に自身の持ち味をさらに固め、明確に表現しているところに、アーティストとしての成長を感じる。(沖 さやこ)
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前作『Wonder Rule』から約1年2ヶ月ぶりとなる7thミニ・アルバムは挑戦の1枚となった。それが最も窺えるのが、別れから始まる主人公の心の成長を、全6曲通して描いた歌詞。自らの弱さを曝け出した、あまりにも赤裸々な言葉の数々は、いろいろな意味でリスナーの気持ちを揺さぶるはず。アコースティック調のバラードも含む多彩な6曲は、彼らなりにロックに振り切った前2作から歌モノのポップスに回帰したことを思わせるが、別れた相手に対する想いを断ち切れない男心をダンサブルなビートで聴かせる「ドラマのあとで」を始め、実は、よりダイナミックになっているという意味では、バンド・アンサンブルも聴き応えあり。今回の挑戦が次回、どう生かされるか楽しみになるところも聴きどころだ。(山口 智男)
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この素晴らしき混沌の世の中で何を信じて生きるのか、そんな切実な想いを込めた前作ミニ・アルバム『Fantastic Chaos』からおよそ1年。リアクション ザ ブッタが2部作の後編となるミニ・アルバム『Wonder Rule』を完成させた。歌を中心に据えたソリッドなロック・サウンドがよりダイナミックに進化した今作。佐々木直人(Vo/Ba)が描く世界の大前提は、悲しみや不条理が満ちてはいるが、そこで歌うのは決して絶望ではない。希望を見いだすための"ルール"を求めて歌うのだ。時にリスナーを鼓舞したり(「何度も」)、時に生傷を抉るように紡ぐ(「fall fall fall」)6曲は、音楽が私たちに絶対的なパワーを与えることを強く信じるからこそ鳴らされる誠心誠意の歌ばかりだ。(秦 理絵)
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GLASGOW
DYGL / トクマルシューゴ / YOGEE NEW WAVES ほか
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Panorama Panama Town
CNBLUE
緑黄色社会
超能力戦士ドリアン
Novelbright
chef's
The Ravens
INORAN
ねぐせ。
Ayumu Imazu
怒髪天
cinema staff / ヒトリエ / UNISON SQUARE GARDEN / ONIGAWARA ほか
Ochunism
"SYNCHRONICITY'25"
"下北沢こがでらロックフェスティバル2025"
にしな
マルシィ
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.13
-
片平里菜
PIGGS
Maki
THE BACK HORN
SUPER BEAVER ※振替公演
go!go!vanillas
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
ACIDMAN
藤巻亮太
a flood of circle
古墳シスターズ
The Ravens
セックスマシーン!! × KiNGONS
FINLANDS
サカナクション
THE YELLOW MONKEY
超☆社会的サンダル
SCOOBIE DO
LOVE PSYCHEDELICO / The fin. / 荒谷翔大 / 幽体コミュニケーションズ
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Cö shu Nie
DENIMS
岸田教団&THE明星ロケッツ
CNBLUE
Novelbright
Ado
Mega Shinnosuke / Conton Candy / トンボコープ / TOOBOE / Aooo ほか
ヒトリエ
Panorama Panama Town
四星球
怒髪天
cinema staff / 9mm Parabellum Bullet / アルカラ / ストレイテナー ほか
Tempalay
ハク。
原因は自分にある。
パスピエ
"SYNCHRONICITY'25"
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.14
-
YONA YONA WEEKENDERS
ELLEGARDEN × FEEDER
RELEASE INFO
- 2025.04.01
- 2025.04.02
- 2025.04.03
- 2025.04.04
- 2025.04.05
- 2025.04.06
- 2025.04.07
- 2025.04.09
- 2025.04.10
- 2025.04.11
- 2025.04.12
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.17
- 2025.04.18
- 2025.04.23
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Skream! 2025年03月号