Japanese
ぜんぶ君のせいだ。
2021年04月号掲載
Member:如月愛海 征之丞十五時 甘福氐 喑 もとちか襲 雫ふふ メイユイメイ 个喆
Interviewer:吉羽 さおり
気持ち的には、1回ドーン! と爆弾を落とされて、再構築したっていう感じです
-「せきららららいおっと」や、「キミ君シンドロームX」のようなポップな曲がちゃんと入ることが、歴史を余すことなく汲んでいるなって思うところですよね。ふふさんはどうですか?
雫ふふ:14曲全部聴いて、この7人で歌っていることに違和感がなかったんですけど、特にその中でも「When you 2 WANT」が"これは7人の曲じゃん!"ってなりました。曲にある騒がしさも、この7人でわちゃわちゃしてる感じで、みんなの個性それぞれが歌い方にも出ていて。ライヴでやっていてもすごく楽しいんです。ステージ上でごちゃごちゃになってて、メンバー同士ぶつかってもニコニコしていて。その情景が、曲を聴いただけで思い浮かぶくらい、わちゃってる。でも、7人でまとまってるんですよね。それでこの「When you 2 WANT」ができあがっていて。聴いたときに感動しました。
-この曲は、ライヴで作り上げてきた曲の筆頭ですもんね。
如月愛海:もともと、最初の頃(※「When you 2 WANT」は2016年リリースの2ndフル・アルバム『アニマあにむすPRDX』収録曲「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」をリメイクした曲)は自分たちではそんなに賑やかな曲になると思っていなかったんですよね。
雫ふふ:そうなんだ?
如月愛海:そうなの。でもどんどん、どんどんテンションが上がっていって、そうなるとお客さんも上がっていくし、ジャンプしまくりだし、煽りまくりでっていう。今となっては大事な1曲なんですけど、それも年月を経て、遊び方がどんどん変わって今の形になっているので。それをこの7人でパッとできるのもすごいなって思う。しかも、今回また、歌詞が変わったから(笑)。たぶん、この曲が一番その時代、時代に合わせた歌詞になってると思います。
メイユイメイ:今回はサビが"君! 迷い過ぎのSNS 君!"って変わったよね。
征之丞十五時:現代だぁ。
如月愛海:これはぜん君。結成時の5人のときの曲なので。もういろいろ、どう変わってきたかも細かいところは忘れてしまってるくらいです(笑)。
-時代によってアップデートされている。愛海さんはどの曲が一番印象的ですか?
如月愛海:「世界にたった一人ちっぽけな君を」ですね。
-泣かせにくるような曲を選びますね(笑)。
如月愛海:これを言ったらみんながどう思うかわからないから、あまり言えてないんですけど。例えば、みんなの"再録ができて嬉しい"という感想を聞くたびに、私はどうしてもどこか寂しい気持ちもあるんです。患いさんもきっとそう感じる人もいると思うんですけど。これまでいろんなことがあって、メンバー変わってきたから、今があるんですが、そういうことが続いてきたので、まだどうしても今までのことを忘れきれないんです。その思いが根っこにあるぶん、「世界にたった一人ちっぽけな君を」を歌ってると、最後に"たった、一人だけでいい。君は今、笑えてる?"っていうフレーズがあるんですけど、それだけがずっと頭に残るんですよ。どの曲を聴いていても、それをずっと思っちゃうんですよね。例えば、当時いてくれたメンバーだったり、今応援してくれている患いさんだったり、今いるメンバーだったり、ぜん君。を一瞬でも人生に置いてくれた人が"今、本当に笑えてる?"って、いつも気になっちゃうんです。だから、この曲を歌っているときは、ヤバいなって。
征之丞十五時:うん、わかる。
-なるほど。その曲がここに収録されることで、またいろんな思いが派生していくし、メッセージにもなるんですね。
如月愛海:7人になったから変わっちゃったと思う人も絶対いると思うし、新しいグループとして見てくれている人もきっといるんですよ。でも、この曲を入れることで、ちゃんと忘れてない時間があることも伝えたくて。これが7人の声になったときに、よりいっそうその想いが増すんですよね。昔のことを思い出すんですけど、それが悪い意味ではないんですよ。
-愛海さんは、結成時からいろんな景色を見てきただけにその言葉の重みはありますね。メイさんはどの曲が印象的ですか?
メイユイメイ:メイはおめぐ(如月愛海)のエモい曲から一転して(笑)。「WORLD END CRISIS」なんです。メイはずっとぜん君。ではよつ(一十三四)さんのことが大好きで、「WORLD END CRISIS」と言えば、よつさんのシャウトっていうイメージがずっとあったんです。どのライヴを観に行っても、毎回違うシャウトの見せ方をしていたのをすごく覚えていて。あとは、この曲がリリースされたときはゆくえしれずつれづれだった、しだれ(◎屋しだれ)がシャウトを担当していたんですよね(『アニマあにむすPRDX』収録「WORLD END CRISIS feat. ◎屋しだれ」)。メイのシャウトはしだれから教えてもらったシャウトだし、よつさんのことも大好きだったしで、ちゃんとそこを受け継ぐことができたのが嬉しい曲なんです。
-ぜん君。とメイさん、个喆さんがいたゆくえしれずつれづれ、その両方の時間を感じさせる曲でもあるんですね。
如月愛海:これまでの再録では、レコーディングでよつがシャウト部分を自分でやってくれていたんです。ただよつの最後のライヴの日かな、ステージでたぶんぜん君。で初めてレベルでシャウトの掛け合いをしたり、お互いに目を見合ったり、背中を合わせてやったんですよ。それまでぜん君。って、やっぱり個々が強いというか、とりあえずガンガン前にいくようなステージングが多かったんですけど。その最後があって、今回はシャウトの掛け合いや、一緒に歌うパートも多くて。互いを預け合うじゃないですけど、そういうのができるようになったんだなって思いました。その流れをすごく感じるんですよね。今こうやってお互いに身を預けている感じっていうのが、聴いていてもグッとくるんです。
-でも、最初に3人が加入して47都道府県ツアーがスタートしたのが昨年11月で、メイさん、个喆さんが今年頭に加入してと、7人体制になってわずか2ヶ月くらいのことじゃないですか。その状況で、お互いにここまでの信頼感と身を預けられるくらいの気持ちへもっていけるって、すごいことですよね。
如月愛海:それはやっぱり、ライヴで患いさんの顔が見えるのが大きいですよね。新加入の3人が頑張ってくれたのももちろんですけど、そこからメイコテ(メイユイメイ、个喆)が入ったことは1個のいいアクセントになったなと思います。負けないぞという気持ちと、ここは一緒に歌いたいなって気持ちの両方が生まれているので。
もとちか襲:患いさんにも、"メイコテが入ったことは3人にとっていい経験になっているのがわかる"って言われるようになりました。たしかに自分でも加入間もない5人のときは、目の前にあるライヴを一生懸命やる気持ちが全面にあったんですけど。メイコテが入ってからは、ぜん君。としての活動や、歌ってきた回数は自分たちのほうが多かったので。ダンスを教える機会があったし、ひとつのチームの意識というのが高まって、競るところは競るし、手を取り合うところは取り合う感じで育っていったなと思います。
如月愛海:お互いライヴに立つプライドがある状態で出会っているからこそですよね。3人がぜん君。としてのプライドが芽生えたとき、メイコテはゆくえしれずつれづれとして長くステージに立っていたプライドがあるから。それでいい相乗効果があったんだなって思います。
-自ずと互いへのリスペクトも育まれるし、こうしてツアーからスタートできたのは大きいですね。
如月愛海:ライヴの本数があるので、そのぶん、ライヴ中に"お前!"ってなることだってあるし。
-そういうのもまた、ツアーだからこそ次のライヴで解消できると。でも、今回のツアーは、世の中的にもコロナの影響もあって慎重にならざるを得ない状況で、そのうえぜん君。自身も激動と言える、大幅にメンバーが代わったなかのライヴでもあって。今までと勝手が違う、手探りのところもあったのでは?
如月愛海:それはかなりありました。気持ち的には、1回爆弾を落とされて、再構築したっていう感じ。
征之丞十五時:雨降って地固まる的な?
如月愛海:もう雨レベルじゃない(笑)。ドーン! ってやられた感じで。
-その再構築していく感じは、初期の頃にあったものとはまた違うもの?
如月愛海:違いますね。最初の頃は楽しさとここからやっていくんだという思いがとても強くて、言ってみれば、歌詞や曲が先行してる状態だったんです。歌詞が自分たちの心を代わりに表してくれていたんですよね。今でも、楽曲がすごくいい、歌詞がいいと言われるんですけど。それに自分たちが必死についていって、患いさんとのぶつかりが生まれていく感じだったんです。そこからどんどん成長をしていって、それぞれの時代でいろんな見せ方ができるメンバーがいて、ぜん君。として時間を重ねていって。だんだんと、自分が歌詞に寄り添うんじゃなくて、歌詞が自分の一部に感じることが多くなっていったんです。歌詞を聴けば聴くほど、この曲はあのときは誰々に当てはまったけど、今日は絶対この子に当てはまってるなとかが、すごくあるんですよね。
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