Japanese
ぜんぶ君のせいだ。
2020年11月号掲載
Member:如月愛海 征之丞十五時 甘福氐 喑 もとちか襲 雫ふふ
Interviewer:吉羽 さおり
−甘福氐 喑さんは?
甘福氐 喑:もともと友人がぜん君。のことを知っていて、それでSNSなどで見ていたんですけど、段々とライヴに行ってみたいなっていう気持ちになってきて。そこから、ライヴに結構足を運びましたね。
-自分も同じステージに立ちたいっていう思いもあったんですか?
甘福氐 喑:いえ、それは全然なくて。私の感覚では、キラキラしている人たちをステージの下から観て、応援しているという気持ちだったので、自分がまさかそのグループに入る未来は想像してなかったんです。
如月愛海:甘福氐は"コドモメンタル"のオーディションがあったときに出会っているんですけど、ぜん君。が好きすぎて、ぜん君。に今の自分がいることがたぶん嫌だったんでしょうね。その感じと、あとは一度すごく悔しそうな顔をしたときがあって。それを見て私は社長に"甘福氐 喑をぜん君。に欲しいんですけど"って言ったんです。
-何がいいなと、ぜん君。に欲しいなと思ったんですか?
如月愛海:ぜん君。に対しての理想がきっとすごく高いと思うんです。あと、悔しい思いをすごく簡単に顔に出すんですよね。
甘福氐 喑:(笑)
如月愛海:それって結構大事なことかなと思って。ここから先のぜん君。は、どんどん大舞台に立っていくことになると思うんですけど、活動を続けていくとどうしてもなあなあになってしまう部分が出てくるときもあるんです。ここの振付はちょっと短くしようかとか。たぶん、甘福氐はそういうのが絶対に嫌だろうなって思って。そういう人がひとりでもいることって、グループにとってデカいなと。本当に理想が高い人だから、ぜん君。に欲しかったんです。
-それだけの思いを持っているというのが、第一印象だったんですね。襲さんやふふさんの印象はどうでしたか?
如月愛海:襲は、すごく目の力が強くて。いつもふわふわしてるし、正直子供の部分もすごくあるけど、目で感情を伝えることがすごくできる人だなって思ったんです。それってぜん君。がすごく大事にしていることで。ぜん君。っぽいなって思ったんですよね。だから、襲の第一印象は目で訴える人。ふふは、オーディションで面接に来てるのを遠目で見たんです。そこで、ぜん君。っぽいねって感じがあって(笑)。
-佇まいがっていうこと?
如月愛海:そうですね。これまで熱中するものがあまりなかったのかなっていう感じが出ていて。ぜん君。のメンバーって、ぜん君。に出会うまではみんなそうだったから。それでぜん君。っぽいなって思ったのかな(笑)。そのときから、患いさんや、メンバーにも受け入れられるかなっていうのは感じてました。
-みなさんどこかで、不器用な感じだったり、同じ匂いのようなものだったりがあるんでしょうね。
如月愛海:そういう人が集まるんでしょうね(笑)。
-十五時さんは、こうして新メンバーが加わったことで今度は中間管理職的な位置になりますね。
征之丞十五時:上がりましたね、課長くらいの感じに(笑)。頑張りたい気持ちはすごくあって。えぇと、自分にすごく甘えたダメな発言するね?
如月愛海:いいよ。
征之丞十五時:少し前のましがいたときは、自分はもう新メンバーとは言えないけど、どこかまだ新メンバー感が抜けていなくて、めーたん(如月愛海)とましのふたりが頑張ってきたものに乗っかっている感じというか、甘えていた部分が大きかったんです。でも、新しい子たちが入ってくるとなって、もうそんなこと言ってられないというのもあったし、ヤバいなって気持ちも焦る気持ちもあったし。こうして1年半走ってきたけど、新しい3人がすごい勢いで走ってきたら、自分もそれ以上の速さで走っていかないといけないなって。
如月愛海:1年半分すぐに追いつかれちゃうからね。
征之丞十五時:だから、"やらなきゃ!"って。"むちゃくちゃ全速力で走らなきゃ"って刺激になってます。
-5人が集まって今ライヴに向けて練習に入っていると思うんですが、手応えや感触はどうですか?
如月愛海:一番面白いなって思ったのは、今までだと例えばましが歌で引っ張るとか、ダンスだとましと十五時が結構引っ張ってくれるとかしていて──ってあれ? じゃあ私、何を引っ張ってるんだろ......?
征之丞十五時:そこは、ぜん君。の心だよ!
如月愛海:(笑)という感じで、それぞれ担うものがバラバラで、ひとつになっていた感じだったんですけど。今回の5人になって、思った以上に3人共誰かに合わせることが苦じゃないというのがあって。ぜん君。はユニゾンとかも多いんですけど、それがピタッと終われるというか。息づかいや音程もそうだし、メロディに歌を乗せるときの抑揚とかが、ピタッと交わるときが何回もあって。"今までで一番きれいなんですけど!"っていうことはすごくあった。それってそれぞれが、誰かが歌っているときの感情を無意識に汲んで、こういうふうに歌ってみよう、合わせてみようと試行錯誤してくれているんですよね。それはチームとして大きいなって思っています。誰かのために、誰かを思い合えるというか。それが練習のときにも出ていたんですよね。今そうできることがすごいなと思います。
征之丞十五時:まだ始めたばっかりなのにね。
-その感じは、ニュー・シングル『インソムニア』からも聴こえてきます。サウンドや、曲調的には"これぞぜん君。"な曲なんですけど、その伝え方がとにかく繊細な表現になっているんですよね。ヴォーカルも、以前の強い馬力とは違う面が見えてきたなという新鮮さがありました。
如月愛海:これまではポップで、ガツンとくるような歌い方をよくしていたけど、私と十五時は昨年のシングル『ぜんぶ僕のせいだ。』で、お互いに寄り添えるような曲、患いさんとも寄り添えるような曲を表現することができて。それを得たあとの新しい曲たちだったから、それ以上のものにという思いはあったよね。でも、強さが抜けているわけではないんです。歌い方や、いろんなものはちょっと変わっているんですけど、強さが抜けていなくて。
-みなさんレコーディングはどうでしたか?
雫ふふ:レコーディング自体が初めてのことだったので、自分の声がヘッドフォンから聴こえてくることへの不安がすごくて。最初は、自分が出している声と身体に響いてる声と、耳から聴こえる声が、何がなんだか全然わからなくて、"今のリズムで合ってましたか?"って不安で何度も聞いていました。最初に、ダンス/振付用のデモ音源を録ったんですけど、そこでは感情を込めるところまでいかなかったんです。とりあえず歌ってるというものしか録れなくて。でも、本番のレコーディングではデモでの経験もあったので、ちゃんと歌うことができました。
-ふふさんは、この「インソムニア」をどういう曲だと捉えていますか?
雫ふふ:まず、この"インソムニア"という言葉を知らなかったので、調べたら"不眠症"って意味だと知って。それを踏まえて歌詞を読んでみたんです。不眠症って眠れなくて苦しむ人のことだと思うんですけど、この歌詞の人は眠れなくても、苦しんでいないなと思って。君を思うために眠らないっていう選択を取ってる歌詞があって。そこがすごく好きなんです。不眠症ってマイナスなイメージで、歌詞だけ見るとちょっとヘヴィな印象もあったんですけど、そう捉えてからは、この曲がすごく優しい曲だなって思って好きになりました。
-襲さんはどうですか?
もとちか襲:私もレコーディングが初めての体験で。私はもともと、そんなに感情を出すのが得意なタイプではないんです。だから、自分で感情を込めていると思って歌っても、録ったものを聴いてみると思っていた4分の1も伝わってないというか。
甘福氐 喑:絶妙なところだ(笑)。
もとちか襲:半分も伝わってないんですよね。私の歌い方だとどんな曲にも感じられてしまうというか。悲しい歌なのか、お眠りソングなのか、意志があるのかどうかわからない曲になってしまって。これではダメだって思って、次のレコーディングのときに、少し大げさに感情を込めて歌ってみたら、(作曲/編曲の)水谷和樹さんが"良くなったね"って言ってくださったのは、嬉しかったです。
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