Japanese
ヒトリエ
2016年12月号掲載
Member:wowaka(Vo/Gt) シノダ(Gt/Cho) イガラシ(Ba) ゆーまお(Dr)
Interviewer:秦 理絵
今までの自分の中の勝手な闘いにはすべて意味があった。バンドをやめなくてよかったなと思えたんです
-wowakaさん自身、ストックがあるなかで、あえて新しい曲を作ってきたっていうのは、シノダさんと同じようにアルバムに足りないものを感じてたんですか?
wowaka:そうですね。うん、やっぱりこういう曲がずっと作りたかったんでしょうね。それこそ『DEEPER』もそうですし、『WONDER and WONDER』(2014年リリースの1stフル・アルバム)もそうですし、その前もなんですけど。こないだ友達に言われたんですけど、"wowakaはずっと、どうしよう? どうしよう? って言ってるね"って。本当にそうなんですよね。うまくいかないことばっかりだし、わからないことばっかりだし。そういうなかで、どうやって生きていけばいいんだろう、どうやって自分と付き合っていけばいいんだろうっていうことに対して、やっと足を踏み出したというか。いつも部屋の壁を殴ってるような状態で、扉を開けようとはしてたんですけど、そのための勇気も、自分に対しての納得も、なかなかできなかったんだと思うんです。
-えぇ。
wowaka:この曲を書いたのは8月28日だったと思うんですけど、その日はお昼ぐらいから作り始めて、12時間でぶわーって書き上げたんですね。なんか......今までの自分が急に全部凝縮されたような感じがあって。そういうなかで、今まで開けられなかった扉をやっと開けることができたというか、一番納得できた曲なんです。この曲ができたことで、今までの自分の中の勝手な闘いに、すべて意味があったなと思えたんですよ。例えば、俺が20歳ぐらいのときにこの曲がパッとできたとしても、この感じは絶対に出てこなかっただろうなと思ってて。それも含めて、バンドをやめなくてよかったなと思いました。
-すごく意味のある1曲だったんですね。
ゆーまお:俺はこの曲を聴いて、調子のいい奴だなと思いましたけどね(笑)。目に見えて調子が上がってきたなって。
イガラシ:そのふたつは全然意味が違うよ(笑)。
シノダ:語弊しかない!
ゆーまお:だって気分が変わったら、曲も変わりやがったんですよ(笑)。「リトルクライベイビー」なんて、今までのwowakaの曲で聴いたことないもん。
シノダ:ないよね。
-例えば『WONDER and WONDER』のときは本当に苦しい時期だったけど、それもwowakaさんの精神状態がもろに出た制作だったっていう話もありましたからね。
ゆーまお:まぁ、そのときの精神状態が出ますよね。
シノダ:100かゼロかぐらい違うんです。
イガラシ:だから、その"新しく作りたい"って言ってきたときに、今のムードに合う解放感のあるものを作りたいって言ってるんだろうなとは思って。みんな待ってたけど、予想以上のものがきたっていうのはありましたよね。
-でも、アルバム全体を聴くと、この曲だけが浮いてると思わないんですよ。
wowaka:でしょ?
イガラシ:"でしょ?"って(笑)。
wowaka:今までの自分たちの武器だったり、手法だったりを駆使して戦ってる曲もアルバムにはあるんですけど、その曲にも同じ雰囲気があるんですよ。
-うん、わかります。Track.2の「心呼吸」とかはそうですよね。今までの、緻密で畳み掛けるような曲調のなかにも切迫感じゃなくて、解放的なムードが漂ってる。
wowaka:そうそう、わかりますよね。いやー、人間ってすごいな。そういう感じがわかっちゃうのが、人間って能力高いなと思うんです(笑)。
-今回、アルバムのタイトルは"IKI"。読み方は"イキ"で、息とか呼吸のことだと思いますけど。これも「リトルクライベイビー」みたいな、アルバムを象徴するものができてから見つけた言葉だったんですか?
wowaka:タイトルをどうしようかなって考えだしたのは終盤だったんです。俺はいつもアルバムの制作が終わるころに、このアルバムはどういうアルバムなんだろうっていうことを考えるんです。繋がってる自分の人生の、その場その場で曲をポンポン吐き出しながら暮らしてきたので。で、このアルバムは人間ですよね。自分がようやく人間になれたというか。
-本当にそう思います。
wowaka:人間になれた気がするから、最初は"HUMAN"っていう仮タイトルもあったんです。HUMANとIKIで悩んでたんですね。それこそ生きていて、人と関わって、ライヴをしてっていう日々のなかで、ずっと一緒にあるもの。ずっと自分のやってることって、脈だったり、息だったり、呼吸だったりすると思うんですけど。自分はそれと同じ感覚で言葉を発しようとしてきたし、10年ぐらい音楽を続けてきたし。で、今ようやく「リトルクライベイビー」みたいな曲を書ける状態に至って、改めて、今まで続けてきたことを表すものはなんだろうと思ったときに、頑張って生きようとしてきたし、頑張って息をしようとしてきた。すげぇ苦しいんですけどね。それを象徴する言葉にしたかったんです。
-つまり今回は"生きてること"をテーマにしようとか、"人間 wowaka"を書こうとか、そういうことじゃなく、すべてが自然に辿り着いたものだった。
wowaka:そのとおりだと思います。
ゆーまお:だから今回は攻撃力が上がったと思います。刺せそうですよね。今までのなかで一番、物理的にも、精神的にも強いものを吐き出してるから。そういう意味で、刺せる。
wowaka:そうですね、それは思う。
ゆーまお:それぐらいのものを表現できるようになってきてるんです。
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