JapaneseOverseas
OASIS、本日デビュー・アルバム『Definitely Maybe』20周年記念盤をリリース。岸田繁(くるり)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)らからコメントが到着
2014.05.14 14:45
今年デビュー20周年を迎えるOASISが、"CHASING THE SUN"キャンペーンの第1弾として、1994年にリリースしたデビュー・アルバム『Definitely Maybe』の20周年記念盤を本日、世界中のどこよりも早く日本先行でリリースした。
本作のリリースを祝して、OASISを愛する国内外の著名人からコメントが到着した。
1st『Definitely Maybe』を初めて聴いた17歳頃、SUEDEやTHE STONE ROSESのようなバンドだなぁと思ったと同時に、それらのバンドよりも、ギターのコード感(コード進行と言うよりは)に、例えようのない特徴があるなぁと思った。
それが第一印象。
聴けば聴くほど好きになるアルバムだった。
当然、2nd『(What's The Story) Morning Glory?』を聴く。
その頃には私もバンドでソング・ライティングをやっていたはずだ。
前作の「Live Forever」なんかで聴こえてきた不思議なコード感と共に、シンフォニックとも言える轟音のギターの中を泳ぐメロディ。
とてもとてもダイナミック。
私のOASIS贔屓は、ここから始まったのかも知れない。
勿論、最高の作品だったラスト・アルバム『Dig Out Your Soul』まで全て網羅したんだけれども。
誰も語っていないOASIS論。"轟音ギター"とか"大仰なサウンド"とか揶揄されることもある彼らだけれども、最初の最初から、彼らの音楽はベートーベンやマーラーの様な、シンフォニーのようだった。
"ギターは小さなオーケストラ"とはJimmy Pageの言葉だけれども、Noel Gallagherはロー・コードの開放弦と深いリヴァーブを使って、Pageよりシンプルかつ所謂スコティッシュ・トラッド的な(Bert JanschやEric Dolphyの影も見える)フォーク・ロック・スタイルのギターで、Neil Youngとは全く異なるオリジナリティを確立した。
音楽的、器楽的にはシンプルだけれども、印象的にはベートーベンのような"歌えるシンフォニー"、つまり"本当の民衆の音楽"を初めて作り上げた、偉大なロック・バンドだと思う。
だから、ずっと聴き続けている。
自分の中では、ベートーベンなんかと同じように、血肉となっている。
――― 岸田繁(くるり)
今年になってこのアルバムがリリースされて20年になりましたが、長い歳月が経った今でもこのアルバムは名盤です。
90年代UKロックの代表的なアルバムの1つと言えばこれですが、今回の豪華特典も超貴重です。
「Whatever」のリマスターやライヴでの音源、デモ・テープ等超貴重でOASIS好きな人にはたまりません、たとえ好きでなくても音楽好きならこのアルバムを買って損は無いです。
――― 栗原類(モデル・俳優)
18歳の夏に聴いた「Live Forever」は天啓でした。
この曲がなかったら、僕はミュージシャンにならなかったでしょう。
こんなにも鮮明に、はじめて聴いたときのことを覚えている曲は他にありません。
――― 後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION)
1994年。
高校3年生だった僕は音楽が大好きで、限られた小遣いで欲しい沢山のCDから厳選したアルバムを買っていた。
どのCDを買うのか、毎月のように自分の中のコンペが行われていたのだ。
そんな中登場したOASISはその衝撃の大きさもあって当然ながら"即買"!
ヨーロッパはピコピコ・ポップスに彩られ、ロックはアメリカン・ロックが支配していた。
"何か"が足りなかった......THE BEATLESを産んだ国の伝統が欠けていたのだ。
OASISが僕らの心にポッカリ空いた穴をその尖ったギターとヴォーカルで埋めてくれたのだ!
さあもう一度、共に唄おう!!
――― Sascha(ラジオDJ・タレント)
"OASISと書いて、希望と読みます。
絶望を力技で未来に繋いだあの曲たちの向こう側には、笑いや信頼、そして愛という、人間の美しい側面が全てある"
――― 妹沢奈美(音楽ジャーナリスト)
僕にとってのオアシスは......人生の一時期だね。人生の一時期。人生のすべてだ。
大洋に落ちた一滴の水であり、大洋そのものでもある。
あの時期の、人生のすべてだったよ。
OASISの仕事をしていたとき、僕はあいつらのために生きて死んだ。
生まれてからずっとその経験を待っていたんだ。
あれから長い年月が経ったけど、あのバンドは今も僕とともにある。
1日たりとも欠けることなくね。
そして、一生忘れることはないんだ。
すべてだったからね。そう、すべて。
――― Mark Coyle(『Definitely Maybe』プロデューサー)
最初はrockin'onのロンドン特派員、児島由紀子からの興奮した現地からの情報だった。
その後、rockin'on編集部に届いた『Supersonic』のシングルを聴いた時の、当時の編集部員全員の輝いた顔と"おおーっ!"という嬌声を今でも忘れない。
その瞬間から新しい時代が始まった。
スタイルや方法論でがんじがらめになったロック・シーンに、"そんなことはどうでもいい、バンドの存在感と説得力と曲がすべてだ"という最強の原理を叩きつけ、怒涛の快進撃が始まったのだ。
――― 山崎洋一郎 (rockin'on編集長)
なお、Noel Gallagherは20年前、『Definitely Maybe』について下記のようにコメントしている。
"20年後には、みんな『Definitely Maybe』をありのまま認めて買って聴くようになるよ。大事なのはそういうことだ。"
――― 1994年8月 Noel Gallagher
OASISは"CHASING THE SUN"プロジェクトの一環として年内に2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory?』と3rdアルバム『Be Here Now』もリリース予定。こちらもお楽しみに。
▼"CHASING THE SUN"特設サイト
https://www.oasis-chasingthesun.jp/(PCのみ)
▼リリース情報
CD / デジタル配信
『Definitely Maybe』
NOW ON SALE
日本盤ボーナス・トラック2曲収録
最新リマスター音源
歌詞・対訳・解説付
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[20周年記念デラックス・エディション](3CD)¥4,000(税抜)
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初回限定紙ジャケット仕様
12Pブックレット
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Disc1:『Definitely Maybe』オリジナル・アルバムのリマスター盤
1. Rock 'n' Roll Star
2. Shakermaker
3. Live Forever
4. Up In The Sky
5. Columbia
6. Supersonic
7. Bring It On Down
8. Cigarettes & Alcohol
9. Digsy's Dinner
10. Slide Away
11. Married With Children
Remastered by Ian Cooper at Metropolis Mastering, London
[日本盤ボーナス・トラック]
12. Shakermaker(Slide Up Mix)
13. Bring It On Down(Monnow Valley)
Disc2:シングルBサイド音源等のリマスター盤(デラックス・エディションのみ)
1. Columbia (White Label Demo)
2. Cigarettes & Alcohol (Demo)
3. Sad Song
4. I Will Believe (Live)
5. Take Me Away
6. Alive (Demo)
7. D'Yer Wanna Be A Spaceman?
8. Supersonic (Live)
9. Up In The Sky (Acoustic)
10. Cloudburst
11. Fade Away
12. Listen Up
13. I Am The Walrus (Live Glasgow Cathouse June '94)
14. Whatever
15. (It's Good) To Be Free
16. Half The World Away
Remastered by Ian Cooper at Metropolis Mastering, London
Disc3:未発表ライヴ音源、デモ音源
※オフィシャル初リリース音源(デラックス・エディションのみ)
1. Supersonic (Live At Glasgow Tramshed)
2. Rock 'n' Roll Star (Demo)
3. Shakermaker (Live Paris Instore)
4. Columbia (Eden Studios Mix)
5. Cloudburst (Demo)
6. Strange Thing (Demo)
7. Live Forever (Live Paris Instore)
8. Cigarettes & Alcohol (Live At Manchester Academy)
9. D'Yer Wanna Be A Spaceman? (Live At Manchester Academy)
10. Fade Away (Demo)
11. Take Me Away (Live At Manchester Academy)
12. Sad Song (Live At Manchester Academy)
13. Half The World Away (Live, Tokyo Hotel Room)
14. Digsy's Dinner (Live, Paris Instore)
15. Married With Children (Demo)
16. Up In The Sky (Live Paris Instore)
17. Whatever (Strings)
Recorded at Maison Rouge Studios on a portable cassette machine by Mark Coyle
All demos produced and mixed by Mark Coyle
Mastered by Ian Cooper and Andy 'Hippy' Baldwin at Metropolis Mastering, London
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