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DISC REVIEW

Japanese

2018年03月号掲載

その線は水平線

くるり

『その線は水平線』

Release Date : 2018-02-21
Label : ビクターエンタテインメント
¥1,836

10,000枚限定リリースのシングルは、表題曲を異なるアレンジで2パターン収録。BPM100、譜面に起こせばそれほど変わった曲ではない。しかし今のくるりが演奏すると、"今、必要なマインドセットはこういうことなんじゃないだろうか"と心揺さぶられる音像になる。テンポやコード感は「HOW TO GO」(2003年)を思わせ、最初のバージョンでの生の歪みが印象的でベースも含め重心の低さは通底する部分も。こちらのドラムは初顔合わせの屋敷豪太。Ver.2はシューゲイザーに近い音像で、ドラムはCliff Almond。15年近い歳月の末にもたらされたものはと言えば、慟哭や焦燥のアンサンブルが澄み渡る前進のエネルギーに変換されたことなのではないか。なおCDには昨年の"京都音楽博覧会"ライヴ音源も収録。(石角 友香)