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INTERVIEW

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グッドモーニングアメリカ×ニューヨーク 座談会

 

グッドモーニングアメリカ×ニューヨーク 座談会

グッドモーニングアメリカ:金廣 真悟(Vo/Gt) 渡邊 幸一(Gt/Cho) たなしん(Ba/Cho) ペギ(Dr/Cho)
ニューヨーク:屋敷 裕政 嶋佐 和也
Interviewer:山口 哲生 Photographer:清水舞


-そこはグドモの皆さんも同じく?

金廣:昔はよく行ってましたね。

渡邊:高校生の頃はね。金もないんでディスクユニオンに行っていろいろ探したり。

たなしん:あと、八王子にSenseless Recordsっていうお店があって、まだ全然世の中に出てない音を聴けたんですよ。テレビとかではキャッチーな音楽が流れてるんだけど、それとは違う、ライヴハウスでやっている人たちの音楽とか。

渡邊:アンダーグラウンドで活動している人たちの。

たなしん:そう。こんな音を鳴らしてる人たちがいるのか! って、めちゃくちゃ興奮して。

屋敷:それを10代の頃に聴いてたんですか?

たなしん:そうですね。そこからバンドだったり、面白い人、面白い音の虜になっていって。

嶋佐:そういう場所があったんですね。それは洒落てる。東京だなぁ。

屋敷:シティ派ですよ。俺、地元が三重のめっちゃ田舎なんで、スタジオもなかったですし。

嶋佐:やっぱり八王子は東京ですね。俺、ネタで"八王子は山梨です"って言ってたんですけど、やっぱ違いますね。そんな場所なかったです。地元が山梨なんで、近いんですけどね。

渡邊:山越えればすぐですからね。

-屋敷さんは"DAIENKAI"のコラボで毎回ギターを弾かれていますが、学生時代は弾いてたんですか?

屋敷:学生の頃は友達とゆずを弾いてましたね。

たなしん:俺と幸一もゆずをやってました。

渡邊:俺もゆず入りです。中学生のときに「夏色」とか。

屋敷:俺も中学のときに「夏色」とか「少年」とかやってました。

たなしん:じゃあ今回のコラボは「夏色」にしますか!

嶋佐:いいっすね、爽やかな感じで。

屋敷:季節的にも。(週刊少年)ジャンプの最後のページに載ってる通販のやつで、最初にエレキ・ギターを買ったんですけど、「POISON(~言いたい事も言えないこんな世の中は~)」(反町隆史)のイントロだけ弾いてムズくてやめて、GLAYの「誘惑」もムズくてやめて。で、ゆずをアコギで弾いてたんですけど、高校でやらなくなりましたね。高校はほんまに上手いやつらがやるもんになってました。

-改めてギターがいいなって思ったのはなぜだったんです?

屋敷:MOROHAさんのライヴを観に行ってかっこいいなとか、クリープハイプさんとやらせてもらって("ニューヨークリープハイプ")気持ちいいなとか思って、なんとなく興味を持っていたら、YouTubeのスタッフさんが"じゃあちょっと今からギター買いに行くか"って。そこからもうあれよあれよと言う間に、じゃあスタジオ入ってみようぜとかになってって感じですね。

-コピーバンドもやるようになり、という。ギターをやっていると、壁にぶつかったりするじゃないですか。

屋敷:なるべく壁にぶち当たらない選曲をしてます。"これ無理やな"っていうやつはやらないです(笑)。

-プロの方々にギターの分からないところを聞いてみたいとか。

屋敷:いや! もうめっそうもないです! でも、やっぱりめっちゃ見てまいますよ。"ラヴィット!"とかでバンドの人が来て、後ろから観ていて、すごいなぁ......エフェクターの数こんなあんねや......とか見ちゃいますね。

-そして、イベント当日はお2組でコラボされることになっていますが、この座談会の前に打ち合わせをされていて。そのときに名前が挙がっていたアーティストが、WEEZER、THE KILLERS、OASIS、RADIOHEAD、BLUR、GREEN DAY等々......といった感じでしたが、それこそ世代的な感じでもあるというか。

金廣:結構流れてましたからね。ボウリング場とかに行くと、「Basket Case」(GREEN DAY)のMVがずっと流れてたりとか。

渡邊:ジュークボックスね。

嶋佐:ありましたね、ジュークボックス。

屋敷:ボウリング場ってそうなんよな。曲聴くところでもあったもんなぁ。

渡邊:あの文化すごいですよね、今考えると。

嶋佐:たしかに今は絶対ないですもんね?

屋敷:スマホで観ればいいだけですもんね。

金廣:好きな曲をみんなで共有するっていう、お金出して。

嶋佐:MV 1曲100円とかってヤバいですよね?

屋敷:当時はMVを観るってスペシャルな経験でしたよね。テレビとかでもちょっとしか映らなかったし。

嶋佐:スペシャとかでしか流れてなかったもんな。

渡邊:今振り返ると面白い文化ですね。ボウリング場のジュークボックス。

金廣:やっぱり聴きたくてお金入れてましたもん。当時だったらJAMIROQUAI、BLURとかOASISとか。それこそPVを家で観られなかったから、観たいってなるとボウリング場で観るしかないんで。

屋敷:俺はさすがにお金入れたことなかったな。もったいなかったなぁ。

嶋佐:俺、ジュークボックスであゆ(浜崎あゆみ)の「evolution」をずっと流していて。

グドモ一同:はははははは(笑)!

嶋佐:あゆがめっちゃ好きだったんで。

屋敷:やっぱ世代的にあゆは欠かせないっすねぇ。

嶋佐:「evolution」のPVのあゆがめっちゃかわいいんですよ。だからみんなで100円ずつ入れてましたもん。連続で観たかったから。あと、YUKIが好きだったんで、「メランコリニスタ」のPVを観たくて、カラオケで歌わずにずっと流してて。

屋敷:俺はケツメイシの「さくら」の鈴木えみがかわいすぎて、歌わんと何十回もずっと観てました。

嶋佐:PV観るためにカラオケ行ったりしてましたもんね。それこそYouTubeなんてなかったから。(当時は)DAMがいっぱいPV観れたんですよ。だから、カラオケ行ったら、受付で"DAMにしてください"って。

屋敷:たしかに冷めるんよな、PVじゃないカラオケ。