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グッドモーニングアメリカ×ニューヨーク 座談会

 

グッドモーニングアメリカ×ニューヨーク 座談会

7月19日、20日の2日間、東京ガーデンシアターで開催される"DAIENKAI 2025"。音楽×お笑いのフェスとして、大盛況、大好評を博している"DAIENKAI"も今年で3回目となる。Skream!では、出演者による座談会を過去2回行ってきたが、今年も実施。ここでは19日に出演する2組の座談会をお届けする。登場してくれたのは、2023年にライヴ活動を再開し、今回"DAIENKAI"初参加となるグッドモーニングアメリカと、過去2回に出演し、アーティストとのコラボレーションも行ってきたニューヨークの2組だ。ほぼ同世代ということもあり、学生時代の音楽談義に花を咲かせるなか、両組の共通項も発覚(?)。当日の期待が高まるトーク・セッションとなった。

グッドモーニングアメリカ:金廣 真悟(Vo/Gt) 渡邊 幸一(Gt/Cho) たなしん(Ba/Cho) ペギ(Dr/Cho)
ニューヨーク:屋敷 裕政 嶋佐 和也
Interviewer:山口 哲生 Photographer:清水舞


エモーショナルなところは大事ですからね。そういう部分は僕等もどこかにありますよ。(嶋佐)


-グッドモーニングアメリカは、今回"DAIENKAI"には初参加になりますけど、イベントのお話が来たときの率直なご感想というと?

金廣:なんで俺たちなんだろうっていう(笑)。

たなしん:意図がちょっとよく分からなかったっていうのが正直な気持ちですね。だって皆さんいつもテレビで観ている方々ですから。

渡邊:ありがたい話ですよ。

ペギ:でも、俺等昔から吉本さんと絡んでるんですよ。

渡邊:ライヴの間に芸人さんに出てもらうとか("あっ、良いライブここにあります。2014")。

金廣:そのときに、BKB(バイク川崎バイク)さんに出ていただいていて、今回ご一緒するのが2回目で。

ペギ:(オファーがあったのは)そういうこともしていたからなのかなって思いました。わりとハマりやすいのかなと。

たなしん:(※小声で)お笑い要素があったのかなぁ......。

渡邊:何をボソボソ言ってんだ(笑)。

たなしん:いや、こんな派手な格好してるけど、僕なんか全く面白くないんですよ。

屋敷&嶋佐:いやいやいやいや(笑)。

たなしん:恐縮ですよ。お笑いのプロの世界に飛び込むっていう。

金廣&渡邊&ペギ:飛び込む?

たなしん:いや、せっかくだからなんとか笑いを取りたいなと思ってますよ! 全力で! 全生命を懸けて!

屋敷:(笑)だいぶ気合が入ってらっしゃる。

-ニューヨークは過去2回出演されていて、2023年にはTOTALFAT、2024年にはブランデー戦記とコラボレーションもされていました。過去に出演された際の印象はいかがでしょうか。

屋敷:やっぱり音楽のお客さんが多い感じがしましたね。アーティストの方もたくさん出ていらっしゃるので。キャパもデカいですし、去年も一昨年も約7,000人ぐらいですか。いつものお笑いライヴとは全然違う感覚でした。

-客席の雰囲気はいかがでした?

嶋佐:めっちゃ良かったです。

屋敷:お笑いも音楽もどっちも好きみたいな感じのお客さんで。

嶋佐:楽しんでくれてる感じがしましたね。

屋敷:ただ、1回目のTOTALFATさんのときは、当日行って急に何千人の前でギター弾くみたいな。

グドモ(グッドモーニングアメリカ)一同:えぇー!

屋敷:俺、漫才のノリでギター弾いてるけど、そんな練習もしてないからめっちゃ怖かったの覚えてますね。ブランデー戦記さんは合わせたんですけど、TOTALFATさんは裏でちょこちょこっとやっただけやったんで。

たなしん:怖いですよね。俺等が練習なしでいきなりコントに入るみたいなことですし。

渡邊:相当ハードル高い。

たなしん:もしかしたら今回もそうなりそうな気がしますから......屋敷さんめっちゃ怖いかもしれない。

屋敷:ははははは(笑)。そうなんですよね。ネタをやってから演奏だと、もうネタに集中できないので。

-ではまず、お互いの印象についてお聞きできればと思います。グドモの皆さんは、ニューヨークに対してどんな印象を持っていますか?

渡邊:いやぁもうテレビの人っていうのが率直な感想ですね。僕はずっとお笑いが好きなので、YouTubeとかテレビでも観ていて。今回お誘いいただいたとき、最初は組み合わせを聞いていなかったんですよ。で、"グッドモーニングアメリカさん、ニューヨークさんどうですか?"って言われて、えぇっ!って。だからとてもワクワクしてます。

ペギ:俺、今日されていたネタがめっちゃ好きで(※取材は6月14日"八王子魂Festival&Carnival2025"の楽屋で実施)。

屋敷:観てくれてたんすか!

嶋佐:ありがとうございます!

ペギ:今日KICK THE CAN CREWが出るので、もしかしたらKREVAさんのネタをやるのかなって思っていたら、窪塚(洋介)さんのネタをされていたので、観られて嬉しかったです。

金廣:自分はあんまりテレビは観ないんですけど、もちろんお名前は知っていて。だから、父とかそこらへんが喜んでましたね。なので、今日に向けていろいろ調べて、(嶋佐さんは)音楽がすごく好きなんだなっていうのと、(屋敷さんの)版画すごいなって。

屋敷:はははは(笑)。版画は最近全然やってないんですよ。コロナ禍にやってたんで。

金廣:なんか"モチモチの木"を思い出すというか。エモさがあって、すごいなぁと思ってました。

たなしん:たぶんね、エモい人たちなんだろうなっていうのは感じていたんですよ。番組もたくさん持たれていて、顔っていう感じもあるんですけど。僕たちもね、"ファイヤー!"とか言ってキャッチーにやってるんですけど、今日もライヴで演奏してるときに、俺たちの曲ってエモいなぁって思ったんです。すみません、ふわっとした話になっちゃってるんですけど。

屋敷:いやいや(笑)。そんなこと思うもんなんすか? アーティストが自分で演奏しながら"俺たちエモいなぁ"とか(笑)。

たなしん:いや、エモさが似てるなぁと思って。(当日は)お客さんに楽しんでもらいつつ、エモいところを出せたらいいなって、勝手にちょっと思ってます。

-お互いの共通項としてエモがあると。

たなしん:ありそうだなと思ってます。エモの定義は広いですけどね。

-どう思われます? エモを感じますと言われてみて。

屋敷:ははははは(笑)。嫌な気はしないですよ。

嶋佐:嬉しいです、そんなふうに感じ取っていただけるなんて。エモーショナルなところは大事ですからね。そういう部分は僕等もどこかにありますよ。