Japanese
グッドモーニングアメリカ
2014.03.02 @SHIBUYA-AX
Writer 荒金 良介
"やっと自分たち名義の企画をSHIBUYA-AXでできた"と金廣真悟(Vo/Gt)はライヴ後半に感慨深げに語っていた。今年5月末に閉館するこのライヴハウスをソールド・アウトにし、彼らの憧れの大先輩Nothing's Carved In Stoneをオープニングに迎え、夢を夢のまま終わらせないグッドモーニングアメリカの快進撃には目を見張るものがある。メジャー1stシングル『イチ、ニッ、サンでジャンプ』レコ発ファイナルは、まだまだ上を目指そうと欲するバンドと、それを押し上げる観客との相乗効果で凄まじい熱気に包まれた。まずNothing's Carved In Stoneは男臭く骨太、シャープで繊細な演奏で満員のフロアを激しく揺さぶる。特に生形真一(Gt)の鋭角的なざらついたギター・フレーズ、村松 拓(Vo/Gt)のエモーショナルな歌声には引き付けられた。ラスト曲「きらめきの花」で聴けたボトムに響く図太い音色と明るく開けたメロディの対比は素晴らしく、多くの観客が飛び跳ねて盛り上がっていた。
19時15分、遂にグッドモーニングアメリカの出番がやって来た。2階席の右隅から突如、たなしん(Ba/Cho)が孫悟空の衣装で現れ、「イチ、ニッ、サンでジャンプ」をアカペラで歌い、いきなり爆笑を誘って「アブラカタブラ」でショウはスタート!"平成"と口ずさむ観客の声で早くも会場に一体感をもたらす最高の幕開けだ。3曲目「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」のサビでも大合唱となり、手を挙げ、ハンドクラップし、モッシュするなど、観客も前のめりに楽しみ、完全なるホームを作り上げていた。今回雪の影響で仙台公演を中止したことにも触れ、その悔しさをバネに「イチ、ニッ、サンでジャンプ」では数え歌調の歌詞を観客は指で示して笑顔で乗り、バンドも今この瞬間にすべてを注ぐアッパーな演奏で畳み掛ける。それから"リセットできない毎日を送れたらいいな"と呟いた後、ミドル・テンポの「ロールプレイングゲーム」に移る。情感豊かな金廣の歌心が全開となった曲調で、心の底に沁みる聴かせるアプローチも彼らの魅力のひとつだ。"いろいろ心配かけてきて、冬の時代からやっと春が来た"と言うと、「春が迎えに来るまで」を披露する。最初はアカペラ風に歌い、途中でバンド・サウンドに繋げる雄大な曲調で、心が洗われるような澄んだ歌声に聴き入ってしまった。本編最後は「未来へのスパイラル」で締め括ると、アンコールではたなしんがスーパーサイヤ人で登場!5月に出るニュー・シングル「拝啓、ツラツストラ」が4月から始まるアニメ『ドラゴンボール改』のエンディング曲に抜擢され、同時にツアー"7つの秘宝を探す冒険(読み:アドベンチャー)2014"の開催も告知され、会場は大フィーバーとなった。信じれば夢は叶うとメンバーも言っていたが、まさにその通り!とすべての観客が納得したことだろう。今日はその新曲はお預けだったものの、「輝く方へ」、「空ばかり見ていた」の2連打で今日イチバンの活況を呈して、約1時間半に渡るショウを終えた。振り返れば、彼らはもともと2001年にfor better,for worseというバンド名で英語詞のメロディック・パンクを鳴らしていた。が、2007年、一念発起して、日本語詞に大胆に切り替えて現バンド名に改名した。今日ライヴを観ながら、彼らの歌詞がいちいち胸に突き刺さってきた。決して明るい希望だけを歌うのではなく、暗闇もきっちり描き切っている。そのコントラスト際立つメッセージ性を爽快に歌ってプレイする様が多くの人の心を打つに違いない。今年はさらなる大旋風を巻き起こしてくれるだろう。楽しみにしてます!
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