a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第1回】
2015年08月号掲載
フラーと立ち寄ったレコ屋と買った盤について書くだけの唯我独尊な新連載「ディグ・ディグ・ブルース」。よろしくどうぞ。
10代の頃ジャズ・バーの店員だった僕は、注文されるカタカナ群がカクテルのオーダーなのかリクエストの曲名なのかマスターに尋ねないと区別がつかないというポンコツ店員だったけど、そこで20分毎にA面/B面をひっくり返さねばならない手間のかかるアナログ・レコードの魅力を覚えてしまった。今も僕がレコ屋に行く訳は、レコードを探す行為そのものの楽しさに依る所が大きい。エサ箱を掘ることは、一枚一枚が予期せぬ発見と出会いの連続。目当ての物を手に入れてハイおしまい、ではなく、好きな音楽が広がる無限の可能性がそこにあるのだ。ここではレコード店の住所と、Skream!にあまり載らなそうなミュージシャンの名前も挙げたい。YouTubeの検索欄に名前を入れてみるだけでも新しい出会いはきっとある。ディグ・ディグがあなたにとって「無限の可能性」に遭遇するきっかけになれば良いなと思います。
第1回 札幌Beat Recordsの巻
<北海道札幌市中央区南2条西4丁目乙井ビルB1>
タワレコも入っている「ピヴォ」の西寄りにあるビルの階段を下りると、黄色の張り紙とキャノンボール・アダレイなんかのジャケットが掲示された壁が現れ、その少し奥に扉がある。ビート・レコードは決して広くないけど、綺麗に整頓されていて圧迫感や居心地の悪さがない。長居してじっくり盤を探したくなる。ジャズ、クラシックソウル、レアグルーヴの占める割合が高く、レギュラーの棚以外にもセールの段ボールがお楽しみ箱といった具合で足下にたくさん転がる素敵な店。ダグ・サームのライブ盤、チャーリー・クリスチャンがベニー・グッドマンとやってるやつなんかに目星を付けたけど結局2枚購入。
*Sleepy John Estes In Europe
スリーピー・ジョンはその名前自体や写真の表情や「えんぴつカポ」(ギターのキーを調整しやすくするカポタストという器具を鉛筆を結わえて代用している写真が有名)のイメージからなんとなく可愛らしくて柔和な人という印象がある。実際歌声は渋いけど変に潰れたりしていない聴きやすい声。ほっこりするカントリー・ブルース。
*Jane Birkin / Serge Gainsbourg
レコード店の壁に貼付けられた売物は高級盤かレコメンドが多い。最初からそこを見ることが出来ないというのは貧しい学生時代の悲しき名残......だけどジェーン・バーキンの「目力」に負けて購入。イギリスとフランスのスター同士であり恋人同士でもあった二人。1曲目が凄い。ジュテーム、モナムール、と二人で囁き合い、官能的な溜め息まで入っている。恋人同士だからって6曲目に至っては「69年はエロの年」という題である。意味は...説明するのもはばかられます。一部放送禁止だったというのも納得。
とまあ、こんな調子でやっていくのでよろしくどうぞ。ではまた次回。
佐々木亮介 / a flood of circle
Related Column
- 2018.04.17 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【最終回】
- 2018.02.15 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第16回】
- 2017.12.19 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第15回】
- 2017.10.18 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第14回】
- 2017.08.17 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第13回】
- 2017.06.16 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第12回】
- 2017.04.17 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第11回】
- 2017.02.16 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第10回】
- 2016.12.21 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第9回】
- 2016.10.30 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第8回】
- 2016.08.22 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第7回】
- 2016.06.14 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第6回】
- 2016.04.18 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第5回】
- 2016.02.21 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第4回】
- 2015.12.19 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第3回】
- 2015.10.24 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第2回】
- 2015.08.25 Updated
- a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第1回】
LIVE INFO
- 2026.01.14
-
ハシリコミーズ
- 2026.01.16
-
Nikoん
CENT
桃色ドロシー
fox capture plan
夜の本気ダンス
神はサイコロを振らないxDRAGON PONY
- 2026.01.17
-
eill
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
キュウソネコカミ
石崎ひゅーい
T.N.T
KiSS KiSS
桃色ドロシー
ねぐせ。
三四少女
Mega Shinnosuke
クジラ夜の街
NEE
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
Dear Chambers
夜の本気ダンス
FIVE NEW OLD
水曜日のカンパネラ
GLIM SPANKY
マカロニえんぴつ
東京スカパラダイスオーケストラ
- 2026.01.18
-
ZAZEN BOYS
CENT
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
キュウソネコカミ
石崎ひゅーい
古墳シスターズ
桃色ドロシー
くるり
フレデリック × 男性ブランコ
NEE
Dear Chambers
Appare!
Rhythmic Toy World
Mega Shinnosuke
SUPER BEAVER
長瀬有花
The Cheserasera
レイラ
a flood of circle / ビレッジマンズストア / SIX LOUNGE / w.o.d. ほか
クジラ夜の街
フラワーカンパニーズ
マカロニえんぴつ
東京スカパラダイスオーケストラ
PENGUIN RESEARCH
- 2026.01.19
-
Nikoん
Hakubi / 日食なつこ
下川リヲ(挫・人間)× 和嶋慎治(人間椅子)
- 2026.01.21
-
Nikoん
ドミコ
Halujio
MEN I TRUST
佐々木亮介(a flood of circle)×村松拓(Nothing's Carved In Stone)×蒼山幸子
- 2026.01.23
-
Nikoん
ZAZEN BOYS
YOGEE NEW WAVES
YUTORI-SEDAI
マカロニえんぴつ
ドミコ
a flood of circle
吉井和哉
Chimothy→
Halujio
GRAPEVINE
ねぐせ。
Kroi
- 2026.01.24
-
VII DAYS REASON
"FUKUOKA MUSIC FES.2026 supported by Olive"
TOMOO
フラワーカンパニーズ
Nikoん
CENT
コレサワ
SCOOBIE DO
Mega Shinnosuke
ぜんぶ君のせいだ。
THE BAWDIES
Re:name
ヤバイTシャツ屋さん / 10-FEET / G-FREAK FACTORY / NUBO
AIRFLIP
LACCO TOWER
マカロニえんぴつ
ネクライトーキー
橋本 薫(Helsinki Lambda Club)
夜の本気ダンス
クジラ夜の街
eill
怒髪天
VELTPUNCH
菅田将暉
ねぐせ。
RAY / ポップしなないで / 長瀬有花 / インナージャーニー ほか
- 2026.01.25
-
Nikoん
"FUKUOKA MUSIC FES.2026 supported by Olive"
フラワーカンパニーズ
SCOOBIE DO
水曜日のカンパネラ
ぜんぶ君のせいだ
SPECIAL OTHERS
FIVE NEW OLD
くるり
キュウソネコカミ
ZAZEN BOYS
YOGEE NEW WAVES
クジラ夜の街
怒髪天
Appare!
mouse on the keys × Kuniyuki Takahashi
フィロソフィーのダンス
THE BACK HORN
菅田将暉
Chimothy→
RELEASE INFO
- 2026.01.13
- 2026.01.14
- 2026.01.16
- 2026.01.19
- 2026.01.20
- 2026.01.21
- 2026.01.23
- 2026.01.25
- 2026.01.28
- 2026.01.30
- 2026.01.31
- 2026.02.04
- 2026.02.06
- 2026.02.07
- 2026.02.10
- 2026.02.11
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号















