Japanese
藍坊主 / a flood of circle
Skream! マガジン 2016年07月号掲載
2016.06.09 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 蜂須賀 ちなみ
2015年6月9日にオープンし、このたび1周年を迎えた下北沢LIVEHOLIC。記念すべき最初のアニバーサリーを祝うべく、"LIVEHOLIC 1st Anniversary series"と題したイベントが14日間に渡って開催された。以下ではその初日公演、藍坊主とa flood of circleのツーマン・ライヴの模様をレポートしていきたい。この2組がガチンコのツーマンを行うのは今回が初とのこと。MCで本人たちも言っていたように、偶然どちらのバンドもヴォーカリストがササキ姓、ドラマーがワタナベ姓であり、そういう意味でも貴重な組み合わせだ。
先手はa flood of circle(以下:AFOC)。定刻を少し過ぎたころ、フロア後方から登場した佐々木亮介(Vo/Gt)、渡邊一丘(Dr)、HISAYO(Ba)、サポート・メンバーのキョウスケ(Gt/爆弾ジョニー)は、そのままフロアを縦断してステージに到着(私のすぐ横を通っていった4人からフワッと良い香りがしたことをこっそり報告しておきます)。点滅する照明を背負って鳴らされた1曲目は「Blood Red Shoes」だ。開催中のワンマン・ツアーも残すところは沖縄でのファイナルのみ、というタイミングでの出演となったAFOC。タイトに引き締まったサウンドには鍛練の成果が表れている。佐々木は"藍坊主のお客さんは「革ジャンの暑苦しいの来ちゃったな」って思っているかもしれませんが、関係ないです。よろしくお願いします!"なんて言っていたが、オーディエンスのテンションだって負けちゃいない。「見るまえに跳べ」では"Time To Rock'n'Roll"コールと手拍子で応戦。続く「Sweet Home Battle Field」では佐々木がフロアへ飛び込んでいく――と、痛快な共犯関係が結ばれていった。それにしても、こんなに楽しそうに演奏するバンドだったっけ? と思うほどステージ上の4人は良い表情をしているし、サウンドも開放的だ。AFOCにとって結成10周年イヤーであるこの2016年、きっとバンドは充実した時間を過ごすことができているのだろう。"ここで出会っちゃったらどっち(のバンド)が好きだとか関係ない。また新しい景色を見せたいと思っているからついてきてください"と「月面のプール」にそのまっすぐな想いを託したあと演奏されたのは、ロンドンでレコーディングを行ったという新曲「BLUE」。泥臭く転がり続けてきたこのバンドはいつだって前しか見てこなかったのだという事実を、その曲が何よりも雄弁に物語っていた。
続く藍坊主は、"LIVEHOLIC、1周年おめでとう!"と勢いのいい祝辞から「虫の勾配」でスタート。hozzy(Vo)、田中ユウイチ(Gt)、藤森真一(Ba)、渡辺拓郎(Dr)というメンバー4人に、お馴染みのサポート・メンバー、ツタナオヒコ(Key)が加わった編成だ。先ほどまでのAFOCの熱演を受けて、"フラッドが地上の酸素を80%くらい消費していったからヒマラヤでライヴしているような感じなんですけど......"と田中。しかしそれぞれの曲のイントロが始まるたびに雄叫びのような歓声が上がる場内の様子を見るに、藍坊主側もどうやら容赦なしのようである。"繰り返しの強さについての歌"と紹介された「あさやけのうた」は、違う道を歩みながらもここまでバンドを"続けてきた"この2組のことを讃えてみせるような、そんな力強い響きをしていた。ちなみにhozzyとAFOCの佐々木は約1年前に弾き語りイベントで共演したことがあるのだが、革ジャン&手には日本酒(鬼ころし)というルックスからの印象に反して、"話してみたらお茶目なところもあるいい人だった"と思ったのだそう。ロックンロールとブルースだけを鳴らし続けてきたAFOCとは異なる音楽性を持つ自らのことを"全然ロックンロールじゃなくてごめんなさい! 中途半端にロマンチストです!"なんて言っていたが、音楽の力を信じる気持ちを歌う「魔法以上が宿ってゆく」にも、ひと夏の情景にあのころの青春を重ねていく「ホタル」にも、このバンドだけが持つ光が確かに灯っている。色鮮やかなサウンド、まっすぐ貫かれるhozzyの歌声、それに続くオーディエンスの大合唱――様々な人の意志によって音のひとつひとつに命が宿っていくようだ。そして"この距離感でのライヴって何とも言えないね。ぜひまたここで会いましょう"とLIVEHOLICでの再会を約束した「ハローグッバイ」のあと、ラストには「殴れ」を疾走感バツグンのテンションで演奏し、フロアを大いに掻き乱していったのだった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.06.04
-
TENDOUJI
SIX LOUNGE
にしな
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
Yukimi(LITTLE DRAGON)
オレンジスパイニクラブ
SUPER BEAVER
- 2025.06.06
-
荒谷翔大
にしな
People In The Box
SIX LOUNGE
sumika
downy
VOI SQUARE CAT
スカート
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Bimi
Nothing's Carved In Stone
THE YELLOW MONKEY
四星球
a flood of circle
ASIAN KUNG-FU GENERATION / 10-FEET / 羊文学 / Perfume
KiSS KiSS
"MILLION NEXT FEVER 2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
Age Factory × ENTH × Paledusk
銀杏BOYZ
JYOCHO
なきごと
[Alexandros]
キュウソネコカミ
material club
- 2025.06.07
-
荒谷翔大
クレナズム
DIALOGUE+
Subway Daydream
People In The Box
浅井健一
FIVE NEW OLD
藤沢アユミ
WANIMA
yutori
Rei / 氣志團 / MIKAGE PROJECT ほか
斉藤和義
あれくん
Keishi Tanaka
HY
ブランデー戦記
SHISHAMO / ハンブレッダーズ / ねぐせ。 ほか
GANG PARADE
四星球
"百万石音楽祭2025"
スカート
チリヌルヲワカ
ザ・クロマニヨンズ × MAN WITH A MISSION
清 竜人25
CNBLUE
緑黄色社会
"SAKAE SP-RING 2025"
MUGWUMPS
Myuk
ネクライトーキー
阿部真央
LACCO TOWER
いきものがかり
パピプペポは難しい
[Alexandros]
ズーカラデル
藍坊主
- 2025.06.08
-
竹内アンナ
Bimi
荒谷翔大
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
yutori
DIALOGUE+
Subway Daydream
浅井健一
Baggy My Life × Comme des familia
UNCHAIN
Novelbright / Dragon Ash / Kroi / 離婚伝説 ほか
斉藤和義
sumika
Keishi Tanaka
HY
鶴
"ツタロックDIG LIVE Vol.17 -OSAKA-"
DURAN × BONGFATHER
SPARKS
FIVE NEW OLD
GANG PARADE
"百万石音楽祭2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
CNBLUE
緑黄色社会
"SAKAE SP-RING 2025"
SCOOBIE DO × デキシード・ザ・エモンズ
女王蜂
いきものがかり
WtB
indigo la End
cinema staff
眉村ちあき
THE BACK HORN
- 2025.06.09
-
SIX LOUNGE
DURAN × BONGFATHER
神はサイコロを振らない
Hello Hello
神聖かまってちゃん×大森靖子
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~恋せよ男子〜"
- 2025.06.10
-
荒谷翔大
Saucy Dog
斉藤和義
SPARKS
にしな
東京スカパラダイスオーケストラ
SIX LOUNGE
the dadadadys
TOOBOE
Age Factory × ENTH × Paledusk
- 2025.06.11
-
Saucy Dog
星野源
斉藤和義
Creepy Nuts
銀杏BOYZ
DURAN × BONGFATHER
SHE'S
AFTER SQUALL
- 2025.06.12
-
Laughing Hick
女王蜂
SIX LOUNGE
星野源
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
にしな
LONGMAN
SPARKS
ドレスコーズ
INHALER
Cö shu Nie
TENDOUJI
- 2025.06.13
-
サイダーガール
清 竜人25
緑黄色社会
PEDRO
あれくん
ザ・シスターズハイ
Nothing's Carved In Stone
四星球
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
downy × キツネの嫁入り
荒谷翔大
ビレッジマンズストア
Mr.ふぉるて
ヤングスキニー
INHALER
[Alexandros]
SAKANAMON
フリージアン
キュウソネコカミ
SHE'S
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
神はサイコロを振らない
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
SPARKS
ネクライトーキー
ポップしなないで
BREIMEN
THE YELLOW MONKEY
ExWHYZ
ACIDMAN
a flood of circle
- 2025.06.14
-
downy × SACOYANS
チリヌルヲワカ
浅井健一
緑黄色社会
UNCHAIN
Bimi
荒谷翔大
TenTwenty
Nothing's Carved In Stone
LACCO TOWER
SCOOBIE DO
ドレスコーズ
怒髪天
saji × GET BILL MONKEYS
コレサワ
YUTORI-SEDAI
ORCALAND
アーバンギャルド
ReN
そこに鳴る
清 竜人25
クレナズム
SPECIAL OTHERS
阿部真央
BRADIO
[Alexandros]
SAKANAMON
WtB
ヤングスキニー
the shes gone
サカナクション
yutori
にしな
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
the dadadadys
THE BACK HORN
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
ビッケブランカ
"八王子魂 Festival & Carnival 2025"
BREIMEN
Plastic Tree
UVERworld
ASP
マカロニえんぴつ
- 2025.06.15
-
UNCHAIN
おいしくるメロンパン
浅井健一
LONGMAN
荒谷翔大
Bimi
清 竜人25
downy
ねぐせ。
いゔどっと
SCOOBIE DO
怒髪天
phatmans after school
ドレスコーズ
Kroi
なきごと
ExWHYZ
BRADIO
the shes gone
Chimothy→
MHRJ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
ORCALAND
ReN
クレナズム
People In The Box
サカナクション
FIVE NEW OLD
鶴
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
打首獄門同好会
DJ後藤まりこ / 東京初期衝動 / BELLRING少女ハート
"八王子魂 Festival & Carnival 2025"
DIALOGUE+
アルコサイト
OKAMOTO'S
GANG PARADE
UVERworld
マカロニえんぴつ
- 2025.06.16
-
MHRJ
YONA YONA WEEKENDERS
スケボーキング×NEO BURNING FIRES
ユアネス
RELEASE INFO
- 2025.06.02
- 2025.06.04
- 2025.06.05
- 2025.06.06
- 2025.06.11
- 2025.06.12
- 2025.06.13
- 2025.06.16
- 2025.06.18
- 2025.06.20
- 2025.06.22
- 2025.06.25
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.04
- 2025.07.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
トゲナシトゲアリ
Skream! 2025年05月号