Japanese
a flood of circle
2015年06月号掲載
メンバー:佐々木 亮介(Vo/Gt)
インタビュアー:沖 さやこ
表題の「ベストライド」を聴いたとき、抱えきれないほどの花束を、自分の胸に向かって投げ渡された気がした。そしてこの全6曲を聴き終えて残るのは、その花束に包まれて抱きしめているような圧倒的な幸福感と歓喜だった。2015年3月に3人体制で再スタートを切ることを発表したa flood of circleの最新作『ベストライド』は、ロックンロールの生命力とロマン、美学、躍動感、バンドの生き様そのものだ。現在のa flood of circleが何よりも最強だと音で証明する。その背景、バンドが見つめる未来とは? フロントマン佐々木亮介に訊く。
-まず、いきなりですが、昨年加入したDuranさんの脱退の理由を教えていただけますか。
DuranがやっているMade in Asiaというバンドとスケジュールを合わせるのが厳しくなってきて。最初は(スケジュール調整も)なんとかなるだろう、と思ってたんですけど、彼が向こうで活動している間にa flood of circle(※以下:AFOC)のライヴができない可能性が出てきてしまって。彼もMade in Asiaを引っ張っていきたいという意思があったし、俺自身も活動が何ヶ月も空けることはできない状況だったんで、3月に脱退が決まって。自分たちのショックというよりは、4人になったAFOCを応援していた人に申し訳ないと思っています。でも、俺と姐さん(HISAYO/Ba)とナベちゃん(渡邊 一丘/Dr)は、メンバーが変わろうが動じない......というバンド人生を歩んできたので、むしろ3人は"やるしかないっしょ!"と気合いが入りましたね。
-新作『ベストライド』には、そんな並々ならぬ気合いが感じられました。ですがこんなに早く新作が届くとは思っていなかったので、嬉しさと同じくらいに驚いて。制作はいつごろに?
正直に話すと、『GOLDEN TIME』(2014年11月リリースのフル・アルバム)のときに"(2015年の)夏前に音源を出そう"という話をしていたんです。けどDuranが抜けちゃったので、作ってた曲を全部なしにして。自分たちの気持ち的にも中途半端なことはしないで、3人でもう1回イチから作り直したんです。なので、(Duranの脱退があってから)1ヶ月で6曲作って録った、って感じです。応援してくれてる人でがっかりした人たちもいると思ったから、3人の写真を出すとかコメントを発表するだけじゃなくて、とにかく新曲を聴かせたいと思ってたんですよ。俺らは本当に俺らの音楽が素晴らしいと思ってバンドをやっているし。......でも自分たちから"ロックンロール"と言うことだけで、かなり異端児扱いされてると思うんですね。
-"異端児扱い"?
AFOCに限らず今の時代"ロックンロール・バンド"がシーンのはじっこに追いやられてる気がすごくするから、昨今の華やかなキャラクター重視のフェスには向いてないのかもしれない(笑)。とは言っても、俺たちにとってはロックンロールがキャラクターであるとも思ってるんです。どうしてももう1回ロックンロールを音楽シーンの真ん中に持っていきたいんですよ。みんなをもっと大きなステージに連れて行きたいという気持ちがあるから、メンバー・チェンジがあっても活動を止めないのは俺の中では当たり前というか。言ってしまえばメンバーが脱退するとかは自分たちだけの話だし。
-ああ、なるほど。
バンドの形としては歪(いびつ)だなと思うんです。でも清也くん(※藤井清也/The SALOVERSのギタリスト。4月以降のライヴ・サポート・メンバー)にしても、今のスタッフにしても、こうやってインタビューをしてくれる沖さんもそうですけど、AFOCに関わっちゃったからにはもっとヤバい景色を見せたいんです。そういう気持ちがまず胸の中にあったから、曲を作ることやライヴをすることへの欲を、ピュアなまま作品に入れているというか。このボロボロの歴史でも、ボロボロの物語のままでも、この先で"正しかった"と言いたいので。それを証明するために、曲作りはタフにしていきたいですよね。
-AFOCは昔から一切ブレることがないですし、私は昔から常にタフなエネルギーを感じてきていますが。
んー、でもちょっとずつですけどね。インディー1枚目を出したとき俺は大学3年だったんで、そのころの俺とか甘すぎてぶっ飛ばしてやりたい(笑)。3月11日の地震があったときに"ロックンロール・バンドに何ができる? ロックンロールしかないだろう!"ということに早めに気付いたバンドなので、変に卑屈にならずにそのまま駆け抜けてこれたと思うんですよね。だから昔から強かったわけじゃない。常に成長してると思いますね。ブルースやロックンロールを好きだという気持ちは本当に変わってないし、今はそれをライヴで本当に伝えられている自信がすごくあるので。『ベストライド』に入っている6曲は、6曲とも全部シングルみたいな曲にしようと思って、あえて統一感ではなくキャラが立った曲だけを選んだんですけど、そういうふうにいろいろチャレンジしてもブレずにいられる......というのは、あるかもな。
-『ベストライド』の6曲それぞれがまったく違う局面を持ったのは、意識的なものだったんですね。
そうですね。今、3人の新たな第一歩目だなと感じていて、"これ"という芯があったからこそ、いろんなものを見せたくて。AFOCは来年結成10周年なので、そこに向けての一歩目という気持ちがあったので"ここで1回出し尽くしておこう"という感じでした。今回の脱退のイメージばかりを抽出されて、重いアルバムになるのは絶対嫌だったんです。特に「ベストライド」(Track.1)や「心臓」(Track.5)の歌詞はとにかくすごく大事に書いたので......それを"重いな"と思われるのはすごく嫌だった。全曲が飛ばしまくってても違うし、『GOLDEN TIME』みたいなストイックでマイナー・キーのものが多くても重くなると思ったので――全曲それぞれが違うタイプの曲にしたのはそういう部分も意識してますね。
-「ベストライド」はAFOCらしいのに、ものすごく新しさがある曲だと思いました。AFOCは泣きがながらがむしゃらにロックンロールしているイメージがあって、その姿も美しいと思っていたんですけど、「ベストライド」含め全曲がどれもしっかり前を向いている気がして。
明るいキーの曲にしたいというのは決まってたので、「ベストライド」ができてこれをリードにすることが決まったときに、アーティスト写真は絶対に青空の下で撮るとか、いろいろはっきりとしたイメージが見えたんです。そういうところで、どっしり構えられたのは、あるかもしれないですね。曲を作ってるときはすごく楽しくて。明るいキーの曲でAFOCにしっくりくる音楽って何かなー......って探してて、"単純に明るくて爽やかな曲を作るのはもう無理だな"と思っちゃったんすよね......もう似合わないなと思って(笑)。
LIVE INFO
- 2022.05.21
-
ドミコ
神はサイコロを振らない
フラワーカンパニーズ
ReoNa
鶴
マカロニえんぴつ
SAKANAMON
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
竹内アンナ
リーガルリリー
Novelbright
豆柴の大群
amazarashi
SHERBETS
日食なつこ
東京スカパラダイスオーケストラ
androp
フィロソフィーのダンス
小山田壮平
Mom × 寺尾紗穂
BiSH
AMEFURASSHI
キノコホテル × 首振りDOLLS
"LOVE SUPREME presents DREAMS COME TRUE featuring 上原ひろみ, Chris Coleman, 古川昌義, 馬場智章、WONK"
小林私
あたらよ
Laura day romance
ガガガSP
ナードマグネット × Subway Daydream
back number
EMPiRE
亜沙
め組
伊東歌詞太郎
オレンジスパイニクラブ
メメタァ
Cö shu Nie
"ACO CHiLL CAMP 2022"
Absolute area
climbgrow
Rei
私立恵比寿中学
ZOC
"METROCK 2022"
halca
GANG PARADE
the quiet room
あいみょん
HY ※振替公演
"MiMiNOKOROCK FES JAPAN in 吉祥寺 2022"
NOIMAGE
- 2022.05.22
-
SAKANAMON
神はサイコロを振らない
THE BACK HORN
フラワーカンパニーズ
LUCKY TAPES
鶴
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
竹内アンナ
FUNKIST
the dadadadys
超能力戦士ドリアン
The Biscats
フィロソフィーのダンス
SHERBETS
夜の本気ダンス
東京スカパラダイスオーケストラ
Ivy to Fraudulent Game
キノコホテル
mol-74
back number
"COMING KOBE22"
AMEFURASSHI
あたらよ
山中さわお(the pillows)
"ACO CHiLL CAMP 2022"
亜沙
凛として時雨
挫・人間
Ryu Matsuyama
フジファブリック
アルコサイト
ZOC
"METROCK 2022"
あいみょん
HY ※振替公演
EXiNA
"MiMiNOKOROCK FES JAPAN in 吉祥寺 2022"
"Diva"
- 2022.05.25
-
TENDOUJI
FUNKIST
フラワーカンパニーズ
THE ORAL CIGARETTES / Age Factory ほか
ヒトリエ ※振替公演
四星球
Dear Chambers
Kroi
- 2022.05.26
-
東京スカパラダイスオーケストラ
BiSH
LUCKY TAPES
the shes gone
ヒトリエ ※振替公演
the band apart
KANA-BOON
四星球
Keishi Tanaka × 村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH)
大森靖子 × Have a Nice Day!
桃色ドロシー
"LOVE SUPREME presents DREAMS COME TRUE featuring 上原ひろみ, Chris Coleman, 古川昌義, 馬場智章、WONK"
夜の本気ダンス
kobore
秋山黄色
ニガミ17才
- 2022.05.27
-
TENDOUJI
リーガルリリー
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
FUNKIST
オレンジスパイニクラブ
the shes gone
ReoNa
Hakubi ※振替公演
Ochunism
松永天馬(アーバンギャルド)
Suspended 4th
日食なつこ
超能力戦士ドリアン
SAKANAMON
小山田壮平
KANA-BOON
四星球
マカロニえんぴつ
THE ORAL CIGARETTES / Age Factory ほか
a flood of circle
BLUEVINE
climbgrow
レイラ
mol-74
Rhythmic Toy World
FIVE NEW OLD
- 2022.05.28
-
TENDOUJI
"Karatsu Seaside Camp 2022 in 玄界灘"
リーガルリリー
Lucky Kilimanjaro
BiSH
フィロソフィーのダンス
Suspended 4th
神はサイコロを振らない
"hoshioto'22"
WANIMA
東京スカパラダイスオーケストラ
BiS
挫・人間
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
FUNKIST
Dear Chambers
渡會将士
東京初期衝動
キタニタツヤ
松永天馬(アーバンギャルド)
the band apart
SHERBETS
Creepy Nuts / go!go!vanillas ほか
The Biscats
私立恵比寿中学
竹内アンナ
四星球
超能力戦士ドリアン
the quiet room
緑黄色社会
マカロニえんぴつ
あいみょん
androp
怒髪天
AMEFURASSHI
め組
灰色ロジック
[.que]
Made in Me.
POLYSICS
GLIM SPANKY
夜の本気ダンス
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ZOC
山中さわお(the pillows)
CODE OF ZERO
B.O.L.T
ポルカドットスティングレイ
back number
亜沙
- 2022.05.29
-
Predawn
TENDOUJI
"Karatsu Seaside Camp 2022 in 玄界灘"
キュウソネコカミ
GANG PARADE
日食なつこ
BiSH
小山田壮平
東京スカパラダイスオーケストラ
フィロソフィーのダンス
SHERBETS
神はサイコロを振らない
WANIMA
Lucky Kilimanjaro
BiS
鶴
SAKANAMON
Dear Chambers
羊文学
豆柴の大群
空想委員会
スピラ・スピカ
挫・人間
キタニタツヤ
凛として時雨
松永天馬(アーバンギャルド)
Bye-Bye-Handの方程式
フジファブリック
climbgrow
the quiet room
androp
"ツタロックDIG LIVE Vol.9 -OSAKA-"
The Biscats
KANA-BOON
夜の本気ダンス
Laura day romance
四星球
あいみょん
怒髪天
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
B.O.L.T
Ivy to Fraudulent Game
ASIAN KUNG-FU GENERATION
東京初期衝動
back number
- 2022.05.30
-
キュウソネコカミ
ヒトリエ ※振替公演
- 2022.06.01
-
TENDOUJI
a flood of circle
LONGMAN
ReoNa
桃色ドロシー
小山田壮平
MANNISH BOYS
挫・人間
FUNKIST
Mr.ふぉるて
ASIAN KUNG-FU GENERATION
GOOD ON THE REEL
- 2022.06.02
-
TENDOUJI
マカロニえんぴつ
the dadadadys
KEYTALK
四星球
MANNISH BOYS
メメタァ
阿部真央
Cö shu Nie
眉村ちあき
EMPiRE
怒髪天
- 2022.06.03
-
キタニタツヤ
マカロニえんぴつ
a flood of circle
GANG PARADE ※振替公演
東京スカパラダイスオーケストラ
THE BAWDIES
THE BACK HORN
メメタァ
アメノイロ。
ガガガSP
秋山黄色
ドミコ
ドラマストア
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
フジファブリック
桃色ドロシー
夜の本気ダンス
山中さわお(the pillows)
オレンジスパイニクラブ
ReoNa
私立恵比寿中学
BLUEVINE ※振替公演
Youplus
tricot
LONGMAN
ACIDMAN
怒髪天
- 2022.06.04
-
BiS
フィロソフィーのダンス
KANA-BOON
あいみょん
a flood of circle
ヤユヨ
緑黄色社会
アメノイロ。
BiSH
Ivy to Fraudulent Game
キタニタツヤ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
神はサイコロを振らない
CIVILIAN
竹内アンナ
the dadadadys
"SHIRUBE 2022"
LUCKY TAPES
KEYTALK
忘れらんねえよ
wacci
zoc
Lucky Kilimanjaro
豆柴の大群
ドミコ
"SAKAE SP-RING 2022"
挫・人間
"百万石音楽祭2022"
SHERBETS
伊東歌詞太郎
ガガガSP
GANG PARADE
日食なつこ
秋山黄色
Ochunism
ぜんぶ君のせいだ。
パスピエ
灰色ロジック
HY ※振替公演
シナリオアート
鶴
androp
- 2022.06.05
-
BiS
フィロソフィーのダンス
KANA-BOON
ASIAN KUNG-FU GENERATION
あいみょん
ぜんぶ君のせいだ。
Ivy to Fraudulent Game
山中さわお(the pillows)
BiSH
竹内アンナ
THE BACK HORN
THE BAWDIES
"SHIRUBE 2022"
KEYTALK
SHERBETS
ZOC
Helsinki Lambda Club
B.O.L.T
東京スカパラダイスオーケストラ
凛として時雨
"SAKAE SP-RING 2022"
挫・人間
"百万石音楽祭2022"
wacci
伊東歌詞太郎
SUPER BEAVER
SAKANAMON
小林柊矢
パスピエ
LONGMAN
HY ※振替公演
鶴
スピラ・スピカ
RELEASE INFO
- 2022.05.22
- 2022.05.24
- 2022.05.25
- 2022.05.27
- 2022.06.01
- 2022.06.03
- 2022.06.08
- 2022.06.09
- 2022.06.15
- 2022.06.17
- 2022.06.22
- 2022.06.24
- 2022.06.29
- 2022.06.30
- 2022.07.01
- 2022.07.04
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
神山羊
おいしくるメロンパン
Skream! 2022年05月号