Japanese
a flood of circle
2015年06月号掲載
Member:佐々木 亮介(Vo/Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-はははは(笑)。
そのときに、子どものころイギリスに住んでたときのことを思い出して。OASISとかがライヴをしたりしてる超でかいウェンブリー・スタジアム(※多目的スタジアム。サッカー・イングランド代表チームのホーム・スタジアムでもあり、サッカーの聖地と呼ばれる)では、イングランド代表の試合があると観客が5万人くらい来るんです。"チャッ、チャッ、チャチャチャ"(のクラップのリズムで)その5万人が一斉に盛り上がってて......その感じを思い出して"AFOCがでかいステージに行くイメージってあれかも!"と思って。サッカーを観たあとのイギリス人はアイリッシュ・パブに行って、ギネスを飲んで騒ぐんですけど、そこで流れてるのがアイリッシュ・パンク。アイリッシュ・パンクはブルースやカントリーがルーツなんだけど、アイルランド民謡と混じった、変わったパンク・ミュージックで、全部明るいキーなんですよね。"このイメージいいかも"と思って、それが「ベストライド」になりました。
-たしかに「ベストライド」はAFOC流アイリッシュ・パンクですね。でもAFOCのカラーが強いのもあって、曲だけでは"アイリッシュ・パンク"という言葉が出てこなくて。お恥ずかしい話ですが、今"あ、本当だ!"と思いました。
おっ、それは嬉しいですね。AFOCのロックンロールはかなりいろんなものが混ざってると思うんです。僕、やっぱり基本のルーツがTHE BEATLESとスピッツですから。THE BEATLESはあれだけで何もかもが入った音楽だし、スピッツで"日本語の歌詞かっこいいな"と思って(バンドを)始めたところもあるので。......いわゆるオールディーズの50'sや60'sを追いかけているロックンローラーとは歌ってることが違うと思うので、それが自分たちでも面白いと思っていて。アイリッシュ・パンクをいい感じに隠せたなら良かったです(笑)。
-イントロのドラムの抜ける感じ、スケール感も気持ちよくて。そこをスピード感があるギターがものすごい勢いで引っ張っていく、というアレンジもすごく躍動感があります。
最初は(THE HIGH-LOWSの)「日曜日よりの使者」みたいなかき回したイントロを入れてたんですけど、なんかもっと行ける気がする......と思って。そういう話の中でアイリッシュ・パンクというキーワードが出てきたから、思い切り"ダッ、ダッ、ダダダッ、ダダダダッ、ダダッ"ってどこにでもあるリズム・パターンを恥ずかしげもなくやろう! って。前だったらちょっとかっこつけて、恥ずかしいからやんないと思ってたかもしれないんですけど、今はそういうところまで入れられちゃってるから――自分でもアレンジ思いついたときや実際にみんなでプレイしたときに"これだ!"って思ったんです。その気持ちよさがすごくあったから、自信もってやりましたね。"今この3人に戻って、隠すことなんてないでしょ?"って(笑)。
-(笑)前までならやれなかったようなアプローチなのに、聴いた瞬間"そうそう、AFOCってこれだよ!"と心のど真ん中にバチンと音を立ててはまった感覚がありました。
リリース前にライヴで新曲を演奏することは今までもあったんですけど、過去最高にこの曲が反応いいんですよ。まったく前情報なく新曲をやってるのに、普通に今までの持ち曲よりも盛り上がってる画になってて。それはね、我ながら"これはアンセムきてんじゃねえか?"と思いましたね。
-AFOCの新アンセム、きてると思います。歌詞もすべてパンチラインでした。特に"俺のベストはいつも 今なんだよ"という言葉と佐々木さんのヴォーカルは、ぞくっとします。
今までも"I LOVE YOU"とか"FUCK FOREVER"とか、みんなが恥ずかしくても言えないようなことを堂々と言いまくってきたんで、それがもう英語じゃなくて日本語の歌詞で――「Golden Time」はサビをOh~にして"みんなで歌ってね"みたいにしたりもしたんですけど、今回はもう日本語の歌詞で歌いきろうと思ったので。「ベストライド」も「心臓」も、パソコンで変換しないと書けないような(難しい)言葉を使わない、自分の書ける言葉で、ライヴで歌ってそのまま伝わる言葉だけを選ぼうと思ったので......今まで以上に言葉はかなり強くしているというか。しっかり選んでるつもりですね。
-そのまま伝わる言葉だけを選んだ理由は?
やっぱりでかいステージでやりたいという欲望があるので(笑)。そういうところで英語でゴニョゴニョ歌うの、かっこいいけど......俺がやるのは違うなって。日本語でズバッとひと言大事なことを言ってくれればいいんだけどなーって思ってたから、それを自分たちでやりたい。その意識があったからかな。でかいステージで、前から後ろの本当にちっちゃく見える人まで伝わるような歌い方をしたいと思ったので。それは"次のステージに行きたい"という俺たちなりのチャレンジですね。
-佐々木さんの歌詞にはいつも突き刺されてハッとするものが多いのですが、今回の6曲には聴き手として"言ってほしい言葉がたくさんある"という感覚がありました。
かなり素直な言葉たちが並んでると思います。"俺のベストはいつも今なんだ"と思っても、みんな言わないと思うし(笑)。バンドでも何の仕事でも一緒だと思うけど、忙しくなるとそういう気持ちを忘れがちだと思うんですよ。ロックンロール・バンドはそういうことを正直に言い続ける存在だと思ったので、ズバッと言い切ってやろうと思って書きました。
-今までのAFOCの歌は、佐々木さんの言いたいことを書いている気がしましたが、先ほど佐々木さんがおっしゃったように、今回は相手にしっかりと向き合ったものが多い気がして。
いわゆる"共感して欲しい"という考え方なら自分に向けて書いてもいいのかもしれないけど、俺の場合は共感と言うよりは――例えば、さっき話したサッカーの5万人の観衆は、ゴールに入った瞬間の気持ちは共有できるけど、そういう感情を分け合うために観に行っているわけじゃない気がしてて。"何かすごいことが起こる、それを観に行っている"という感じだと思うんですよね。俺はそっちに行きたいというか、"すごいものを見せたい"という気持ちがあって。最初から共感を目的にするか、共感があとからついてくるのとでは、意味が違うと思うんですよね。
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