Japanese
a flood of circle
2017年01月号掲載
Member:佐々木 亮介(Vo/Gt) 渡邊 一丘(Dr)
Interviewer:沖 さやこ
a flood of circle(以下:AFOC)、約2年ぶりのオリジナル・フル・アルバム『NEW TRIBE』。この2年間も、このバンドには様々なドラマがあったと思う。だがこの制作にまつわる話は、例えるならばとてもポジティヴな青春ドラマ。2016年2月のロンドン・レコーディングで共に仕事したエンジニア、Xavier Stephensonとの出会いがこのアルバムを作ったと言っても過言ではないのだ。バンドが新しいトライをしたことで出会った新しい音楽仲間。その出会いはバンドにも様々な刺激をもたらしたという。
-フル・アルバムとしては約2年ぶりとなる今作ですが、その制作背景には1冊の本にしたいほどのドラマがあったようですね。発端は2016年2月のロンドン・レコーディングでしょうか?
佐々木:そうですね。2015年に事務所を設立して、せっかくお金をかけて大きなことをして、自由度もある状態なんだし、楽しいことがしたいな......というときに、スタッフから"海外に行ってみたら?"という提案を受けて"マジで!?"って。無意識のうちに"結成10周年"ということに縛られてた部分があったんだと思います。それでだんだん目が覚めて、結構能天気な感じでロンドンへ行って。
-なぜMETROPOLISでレコーディングを?
佐々木:THE WHITE STRIPESがレコーディングしていたガレージな(サウンドに特化した)スタジオと、Abbey Road Studiosと、METROPOLISが候補として挙がっていて。その3つの中でなぜMETROPOLISにしたかというと、最新のイギリスの音楽を一番多く作ってるところだからなんです。AFOCがちゃんと広がるところに行きたかったから、"新しい音"を作っているスタジオでやりたかった。Sam SmithもAdeleも録ってる......というのがMETROPOLISの決め手でした。
渡邊:俺らがミックス中で部屋にこもってるときもAdeleが来てたり、亮介が歌録りをした部屋が、Mick Jaggerが歌録りをした部屋だったり。昔から現在まで、いろんな"第一線"がMETROPOLISに存在していたんです。それがめちゃくちゃ刺激になりましたね、ミーハー的な意味で(笑)。
佐々木:ロンドンは電圧が違うから、音の解像度もすごくて。どういう高域が欲しいか、どういう低域が欲しいかがすごくわかりやすかったんです。だから音作りしやすかった。電圧が高いといい音が出るというよりは、いい音を作るために作業がしやすい――それを体感して感動しましたね。
-その際レコーディングなさったのが、「Flyer's Waltz」(Track.3)、「BLUE」(Track.4)、「El Dorado」(Track.7)。エンジニアを務めたのが、METROPOLISのメイン・エンジニアであるXavier Stephenson(※通称"ザブ")さん。彼のことは指名なさったんですか?
佐々木:いや、たまたまなんですよ。すごく運が良かったんだと思います。
-『NEW TRIBE』を聴く限り、ザブさんが関わる音は、迫力はあるけど暴力的ではない。爽やかさや豊かさもあって、曲ごとに曲に合った音になっているところが印象的でした。
佐々木:うん、俺らもそういう印象ですね。「Flyer's Waltz」、「BLUE」、「El Dorado」は、曲を書く時点で"全然違うキャラクターが異なる3曲を書こう、自分の持っている幅を出そう"と思ったんですよね。渡英するまですげぇ肩肘張ってたので、"ナメられちゃいけない"と思ってたし(笑)。それで気合を入れてギリギリまで悩んで書いて、実際3曲とも全然違う曲になったのでアレンジのアイディアもだいたい固めていて、自信もあったんです。けど、それ以上にザブがミックスでいろんな扉を開いてくれた。
-ザブさんはこれまでにRihanna、Lana Del Rey、EDITORS、David Guetta、Rita Ora、Ne-Yo、BULLET FOR MY VALENTINEなどを手掛けていて、AFOCのレコーディングでもエンジニア目線でプロデュースし、様々なアイディアを出してくださったそうですね。
佐々木:ザブは日本人アーティストだと松任谷由実さんや葉加瀬太郎さんの音源を録ったことがあるエンジニアで。俺らはいつも全員で"せーの"で録ってたんですけど、今回はひとりずつ音を録って、ザブがひとつずつ丁寧に音を作ってからミックスしたりと、手順も全然違ったんです。ザブはバンドを受け入れるというよりは、"そのルール必要?"みたいにガンガン言ってくるタイプだったんですよ。俺らも結構"こう録らないと"という固定観念があったんですけど......それを受け入れたのはロンドンまで行ってるのも大きかったかもしれないですね。日本で録って日本のエンジニアに同じようなことを言われたら意固地になって守っていたかもしれない。そこがオープンになれたのはでかかったですね。
渡邊:ザブの録り方だと俺もドラムを納得するまで叩けるし、姐さん(HISAYO)もベースを納得するまで弾けるし、亮介ならギターのフレーズをいろいろ実験できる。それぞれのパートが、各々のことにちゃんと打ち込めるというか。
佐々木:いや、俺はひとつずつしか弾かせてもらえなかったよ。最初に弾いたもの全部"OK"って言うんだもん(笑)!
-佐々木さんが最初からザブさんの納得するテイクを出し続けたということですね(笑)。
渡邊:亮介には超ポジティヴな制約があったみたいです(笑)。曲を大事にしてくれる人だったので、"ナメられるかな"と思ってた自分がちょっと恥ずかしく思うくらい音楽的な時間しかなくて。20時間くらいかけて飛行機に乗って行って良かったなと。逆に夏はザブが20時間かけて日本に来てくれたから、それくらいの信頼関係がそのレコーディングで築けたんだと思います。
今回のアルバムは"1枚の絵"として作ることができた
-ロンドンから帰国後にAFOCはベスト盤(2016年2月リリースの『"THE BLUE"-AFOC 2006-2015-』)のワンマン・ツアーに出て、その最中に渡邊さんが"もう一度ザブさんと一緒にレコーディングがしたい"と提案なさったそうで。
佐々木:ナベちゃん(渡邊)とザブのハマりがすごかったので、ナベちゃんが"ザブでアルバムを作り切ろう!"と言ってくれて。
渡邊:俺が聴いてた洋楽の音を初めて出してくれたエンジニアさんだったので、そこにひたすら"すごい"や"嬉しい"という前向きな気持ちが募って、"3曲だけじゃなくてこの気持ちでアルバムを作りたい!"と思って、10年目のわがままをめっちゃ言いました(笑)。
佐々木:ナベちゃんも会社を作るときは"新しいことをやろう!"というモードに入っていたので、ナベちゃんにそれくらいやりたい意志があるなら、それをやるのが一番いいなと思って。でも俺らが向こうに行ってレコーディングすることはできなかったから、ザブに来てもらえないかという案が浮かんだんです。
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