Japanese
藍坊主
2018年02月号掲載
Member:hozzy(Vo)
Interviewer:秦 理絵
昨年5月に配信リリースされた「群青」以降の藍坊主は、発表される楽曲がことごとく素晴らしい。心の琴線に触れるメロディの煌めき、メンバーが一丸となって"伝えたいこと"に向かうバンドの熱量、さらに泥臭く青さを帯びた歌詞のメッセージ。そのすべてに、自分たちが鳴らす音楽に対する確信が満ちている。1月24日にリリースされたミニ・アルバム『木造の瞬間(読み:きづくりのしゅんかん)』もまさにそういう作品だ。全7曲、その隅々まで藍坊主らしさが凝縮された今作について、今回はhozzyへの単独インタビューで話を訊いたが、その言葉の節々から伝わってきたのは、"まだ俺たちはやれるんだ"というバンドの強い意志だった。
-『木造の瞬間』、藍坊主好きなら間違いないっていう作品ですね。
っていうのが、ここ数年で自分たちでもわかってきたんですよね。ずっと自分たちっぽい作品を作りたいっていう気持ちはあったけど、なかなかできなくて。
-今回は狙って自分たちらしいものを作ろうとしたんですか?
そうですね。ここ3年間ぐらいの間に事務所を独立して、お客さんの反応とかを見るなかで、"やっぱりこういう曲を聴きたいんだろうな"っていうのもありつつ、自分たちでも"自分たちらしさってなんだろう?"っていうのを見つめ直していくなかで、今回、ちゃんと"あ、これが藍坊主だな"っていうものを取り戻してきた感じなんです。
-藍坊主らしさを取り戻す感覚については、前回、「群青」(2017年5月配信リリース)っていう楽曲についてのインタビュー(2017年10月号掲載)でも訊きましたけど、それをミニ・アルバムで突き詰めたのが今作ですね。
今回は正統派な曲だけを集めました。流れで言うと、その前のアルバム『Luno』(2016年リリース)があって、そこで改めて自分たちを立て直そうとしてたんですよね。よりライヴで強く届けられる曲を作ろうとしたんです。俺らはこれだけライヴをやってるのに、いままでそういうことを考えたこともなかったんですよ。それで、あくまで俺が歌うことを意識して、メロディの作り方を変えたり、"自分たちらしいものはなんだろう?"っていうことにも向き合ったりしたんです。そういう一連の流れを踏まえたのが、今回の『木造の瞬間』ですね。
-曲作りはいつごろから始まってたんですか? 去年は、まず配信で「群青」が出て、それをテーマにした映画"太陽の夜"を作って、その映画主題歌になった「ブラッドオレンジ」がありましたけど。それと並行して、アルバムを作ってたんですか?
曲作りで言うと、もっと前ですね。一昨年前の9月に『Luno』を出したんですけど、一番古い「かさぶた」っていう曲は、その取材の帰り道で曲が浮かんだので。
-結構温めてたんですね。
とにかく「群青」が世に出るまでは待ってたんですよ。自分たちでもずっと作りたかった藍坊主らしい曲だけど、それを実際に録ってみて、ライヴでもやってみて、何も知らない人たちの前で演奏したときにどうなるのか。その手応えを感じたくて。
-結果、ライヴの手応えも良かった。
そうなんですよね。知らない人もこの曲をやったときは、"おっ!"と思ってくれてるのがわかる。だから、ノリノリで演奏できるんです(笑)。
-ちょっと話が逸れますけど、去年は「群青」っていう曲から始まった、初の映画制作プロジェクト("太陽の夜")がありましたけど。その一連のチャレンジに関したことで、今回の作品に影響を与えたものはありましたか?
うーん......その話で言うと、俺、音楽以外でも結構制作活動をしてるんですよ。絵を描いたりとか、それこそ"太陽の夜"の勝又(悠)監督と、全然バンドとは関係ない映像を作って、それに曲をつけたりとか。それも、なんでそんなことをやってるかって言うと、全部音楽のためなんです。曲だけを作ってると、曲ができなくなるというか。例えば、ライターさんもずっと文章を書いてると、書けなくなりませんか?
-そうですね。そればっかりやり続けると、逆に非効率なときもありますよね。
そのためにライヴを観に行ったりするわけですよね。
-うん。去年、藍坊主が作った映画も観させてもらったけど、ミュージシャンがああいうふうに、音楽では表現できない作品を作ったのを観るのも刺激的でした。
そう言ってもらえると嬉しいです。だから、具体的に自分でも行動しながら、アウトプットをしないと、引き出しがなくなってくるんですよね。今回「群青」から映画ができたのは、勝又監督のおかげだったんですよ。勝又監督は普通に友達だから、一緒に地元の話をしたり、全然音楽とは関係ない話をしたりして。当時、なんとかっていう怖い先輩がいたよね、いま何々をしてるぞ、みたいな。っていうところから「群青」で歌ってるような、昔の思い出がたくさん蘇ってきたんです。だから、今回の経験がこの先の作品にいい影響が出るっていうのは、映画を作りながら、ずっと考えてたことですね。
-なるほど。今回のアルバムはすごく懐かしい気持ちになる曲が多いなと思ったんですよ。「同窓会の手紙」とか。その理由がわかった気がします。
「同窓会の手紙」は小学生のころのイメージですからね。たぶん10年前だったら、小学生のころのことをあんまり書かなかったんです。藤森(真一/Ba)はそういう曲も作ったりしたんですけど。俺は23歳とか24歳だとかで、小学生のころのことを書くとかわいくなるなと思ってて。でもいま小学生のころの曲を書くと、いい距離感なんですよね。
-「群青」ではプロデューサーに時乗(浩一郎)さんを迎えましたけど、今回は?
全曲、時乗さんにプロデューサーとして入ってもらいました。俺らの曲で"藍坊主らしい"って思われるのは、『ハナミドリ』(2006年リリース/時乗浩一郎がプロデュースを担当)っていうアルバムのイメージだと思うんです。それで「群青」から、そのときのプロデューサーともう1回やり始めて。その影響は大きいですね。
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