DISC REVIEW
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リーガルリリー
ぼくのベガ / R:L / danceasphalt
ベガ、アルタイル、デネブという"夏の大三角形"を構成する星たちに紐付く3曲を収録したシングル。「ぼくのベガ」はバンド史上最もポップな印象のサウンドとリリックで、魔法のようで嘘みたいに足早に行ってしまう夏の恋を、たかはしほのかの声だからこその純さを湛えて描く。一転して重々しく、葛藤や苦悩や寂しさの渦の中にある一節一節の情景描写が秀逸な「R:L」は、そんななかでも希望を求めて揺れる想いが伝わってくる一曲。たかはしが電子音をプログラミングした「danceasphalt」は、冒頭の詞で物語に惹き込む、終わってほしくない夏の夜にぴったりな泣きながら踊れるダンサブルなナンバー。3曲それぞれ異なる光を放ちながらも、繋がりを想像するのも楽しい作品だ。(稲垣 遥)
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NANIMONO
もしも私がアイドルになれたら / ただただ怠惰
新体制でリリースする2ndシングル。表題曲は、アイドルになるための一歩を踏み出すことへの想いを歌った、新機軸のフューチャー・ベース・ナンバー「もしも私がアイドルになれたら」、そしてインキャの愛すべきダメ人間っぷりを、コミカルでKawaii感じに仕立てた「ただただ怠惰」と、振り幅を見せている。さらに代表曲の新バージョン「インキャのキャキャキャ(2025 Ver.)」(Type-A)、当初エイプリル・フール企画モノとして公開されていたが、そのポテンシャルの高さで収録曲に大抜擢された迷曲「INKYA★STAR(2025 Ver.)」(Type-B)が、カップリングに収められた。らしさと新しさを兼ね備えたNANIMONOの第2章を期待するには十分すぎる秀作だ。(宮﨑 大樹)
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間々田 優
タイポグリセミア
かつて"感情突き刺し系シンガー・ソングライター"を自称していた彼女は、"ギター1本で世界を変えるくらいの気持ちで音楽を始めた"と言う。が、紆余曲折ありつつデビューから17年のキャリアを経た今"単に誰かを突き刺すだけでなく、自分自身や他者の弱さや優しさを見つめるようになった"そうで、今作では"突き刺すだけでなく、もっと奥の世界に行きたいという思いから「脱ぐ」要素を加えた"とのこと。つまり、例の肩書きは返上した模様だ。しかも、その脱ぎっぷりは大胆で、「エロエロエッサイム」や「帯状疱疹オン・マイ・マン」での赤裸々ぶりは、カッコ悪すぎて逆にとてもカッコいい。いい意味での空元気が窺える「ナルシスト」も素敵。(杉江 由紀)
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Faulieu.
My name is Faulieu.
2023年にバンド名を一新し昨年末にアミューズ所属を発表、初のドラマ・タイアップも務める等、再スタートダッシュから邁進中のFaulieu.が、挨拶代わりのEPをリリース。今回はメンバー4人それぞれが作詞作曲した全5曲、楽曲ごとに作り手の個性が出ていながらも夏にぴったりのカラッとしたアップチューンが揃った。4人全員で同じ方向を向き突き進む今のバンドの一体感やポジティヴィティ、疾走感がそのまま表れているようだ。より強固になった重厚なロック・サウンドを土台に、ガールズ・バンドらしいキュートさも加え、そこに飾らない等身大の歌詞を乗せたスタイル。"これがこれからのFaulieu.だ"とタイトル通りバンドを再定義する自信と意気込みが漲る、いわば所信表明だ。(中尾 佳奈)
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MyGO!!!!!
往欄印
"BanG Dream!(バンドリ!)"発MyGO!!!!!の7thシングル。表題曲はMyGO!!!!!の代名詞と言える羊宮妃那(高松 燈/Vo)のポエトリー×パンク・チューン。ツービートで颯爽と駆け抜ける爽快感とレイドバックしたビートの重厚感が共存しており、カウンター・メロディ的なアルペジオやエモいギター・ソロに加えラストはシンガロングと、MyGO!!!!!のロック・バンドとしての最新型を示す。"往欄印"と名付けた彼女たちの道標となる"目印のうた"は、心の真ん中で残響になり、鳴り止まない一曲になった。カップリング「残痕字」は音を詰め込みすぎず、不安や葛藤を受け止め先に進む意志を感じるロック・ナンバー。対照的な2曲でバンドが強くなったことを見事に感じさせる。(中島 颯士)
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PARCELS
Loved
オーストラリア出身で、現在はドイツ ベルリンに拠点を置くバンド PARCELSの3rdアルバム。涼しげなカッティング・ギターと寡黙ながら味わい深い8ビート、グルーヴィなベースで構築されたアンサンブルは、ファンクやAORの古き良きマナーを踏襲した巧みな代物だ。一方で、ソフトなメロディや美しいハーモニー、あるいは曲間で聴こえる談笑が演出する開放的なムードが、聴き手を心地よく脱力させてくれる。快活で小気味よい前半もさることながら、本作では例外的に重心の低い「Everybodyelse」、ミラーボールが揺れるTOTO風のメロウ・ファンク「Summerinlove」、オーセンティックなピアノ・ポップ「Finallyover」と、バラエティ豊かな後半の充実ぶりも見事だ。(藤村 太智)
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SUEDE
Antidepressants
世界的にブリットポップのピュアな魅力が再評価されつつあるなかで、ブリットポップのオリジンとも言えるバンド SUEDEが記念すべき10作目となるアルバム『Antidepressants』をリリース。前作『Autofiction』(2022年)でも錆びない魅力を発揮し、ヒットを飛ばした彼等だが、今回はその前作のプリミティヴなアプローチから、さらに一歩踏み込んだような味わい深い作品となっている。SUEDE流の純粋なギター・ロックと進化した壮大で没入感のあるサウンドは、世相の暗さを反映しつつも、包容力のある温かな音楽で希望を与えてくれる。「Broken Music For Broken People(壊れた人々のための壊れた音楽)」なんて、今まさに人々が必要としているものだろう。(山本 真由)
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宇宙団
銀河トリップ
"旅"をコンセプトに制作された4thアルバム。先行して発表されていた、ダビーな「銭湯」やピースフルな「わっしょいダンシング」をはじめ、様々な国を旅していくなか、柔らかくもサイケデリックな「家 to テレポーテーション」や、美しさの中にもどこか不穏さを感じさせる「カッシーニ」等トリッピーな要素も多く、ポップ且つキャッチーで中毒性の高い楽曲たちがズラリと並んでいる。また、神秘的なインスト曲から幕を開け、ハッピーなサウンドを繰り広げる前半から、後半でシリアスな楽曲を経て、チップ音をメインに構成された「ぼくらは幸い、いまも旅の途中」に辿り着くという構成も、実にアルバム的。本作は3部作の2作目にあたるとのことで、次はどんな作品を生み出すのかも楽しみ。(山口 哲生)
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Buzz72+
twenty
Buzz72+のメジャー・デビュー20周年の記念作と銘打たれていることもあり、音と言葉に刻み込まれた軌跡をなぞると胸が熱くなる。その一方で、伸び伸びとした佇まいが嬉しい。新曲3曲はメイン・コンポーザーである松隈ケンタ(Gt)以外のメンバーがそれぞれ作詞作曲。名曲「フライングヒューマノイド」を井上マサハル(Vo)が未来から見つめ直した「GHOST」、北島ノリヒロ(Ba)がヴォーカルを務めるレアな「STAY」、轟 タカシ(Dr)作の遊び心溢れるダンス・ロック「夏の魔物」。4人がお互いとだけ目を合わせながら鳴らして歌う。13年間の空白と5年間の氷解が彼等をアマチュアリズムへと導いたことを、高らかに祝福する一枚だ。(サイトウ マサヒロ)
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berry meet
白昼夢、結んだ言葉は花束に
berry meetが、結成日である7月8日にメジャー・デビューを果たし、1stフル・アルバムをリリース。ミュージック・ビデオでミリオン再生を超え、すでに多くの人から共感を得ている「月が綺麗だって」、「図星」をはじめ、ほろ酔いのなかで"あなた"のことを思い浮かべながら夜道を1人で帰る「あなたを酔て」や、別れる寸前の繊細で苦い思いを綴った「疲れちゃった」等、リアルな歌詞と男女混声コーラスが優しく重なり、柔らかく温かいが切なさも宿る空気感が鮮明に映し出される、等身大のラヴ・ソングが集結した。またCD限定で、たなかり(Ba)、いこたん(Dr)がそれぞれ作詞作曲/ヴォーカルを務めたボーナス・トラックを1曲ずつ収録。まさにberry meetの結んだ言葉が色鮮やかな花束として届けられる。(中島 希実)
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Kroi
Method
開始3秒でそれと分かるKroiサウンドを提示する、TVアニメ"SAKAMOTO DAYS"新OPテーマ「Method」を収録したシングルが到着した。物語が進み、よりシリアスさとコミカルさの両面が際立ってゆくこの第2クールの展開に合わせて書き下ろしたという本楽曲。疾走感や怪しげなムードは保ちつつグルーヴィに踊れる愉快さもあり、元殺し屋がのどかな街で個人商店を営んでいる"日常×非日常"という作品の空気感を見事に表現している。さらにいわゆるアニメ尺を越えた後の曲の表情の変化にも聴きどころを持ってくるあたり、かなりニクい。c/w「Clay」は熱帯地域をイメージするような異国風サウンドのヒップホップ・ナンバーで、ライヴで独特な盛り上がりを生みそうだ。(稲垣 遥)
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BRADIO
FUNK FIRE
先行曲「生存フラグのサタデーナイト」のキラーチューンぶりとラテン風味の「On Fire」、堂々掲げたタイトル"FUNK FIRE"からしていた期待を裏切らない、熱く腰から躍らせる作品に快哉を叫びたい。彼等と言えばのブラス+バンド・サウンドで無敵のポジティヴさをくれるアゲアゲのファンクだけでなく、日差しのもと浜辺で夏を楽しむ景色が浮かぶ、爽やかでトロピカルなナンバー、キュンとするポップ・ソング、大人で洒脱でロマンチックなミドル・チューン、女性コーラスを交えた懐かしいシンセ・ファンクに、久保田利伸「Missing」を彷彿するストレートなバラード(!)まで。さらに別のキャラクターが憑依したかのような真行寺貴秋の歌声が聴ける曲も。どれもライヴで聴きたくて仕方ない!(稲垣 遥)
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フラワーカンパニーズ
HESOKURI 〜オリジナルアルバム未収録集〜
今年4月に結成36年を迎え、9月には10年ぶり2度目の日本武道館公演を控えるフラワーカンパニーズ。日本屈指のライヴ・バンドとしてシーンを牽引してきた彼等が、配信限定曲や数々のアーティスト・トリビュート参加曲、シングル・カップリング曲等、これまでオリジナル・アルバムに未収録だった音源を網羅した全19曲、75分の企画盤をリリース。現在では入手困難な楽曲も多数収録されており、ファンにとってはまさにお宝的内容となっている。カバー楽曲では原曲へのリスペクトを滲ませつつも、自分たちの色に染め上げる巧みさが光り、表現力や引き出しの広さ、バンドの奥行きと成熟を改めて感じさせる。キャリアの節目に相応しい一枚だ。(西平 歩由)
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cinema staff
PLASTIC YOUTH
コロナ禍という暗闇の中から放たれた前アルバム『海底より愛をこめて』、そしてシネマらしさが凝縮されたEP『I SAY NO』を経て、その殻を破り恐れることなく清新たる新境地を切り開くニュー・アルバム。「バースデイズ・イヴ」以降シーケンスも取り入れたことで、バンドという形態にとらわれない自由な風が吹き込まれた。「プレキシ・ハイ」のようなエッジの効いたナンバーも、「岐路」を始めとした爽やかな楽曲たちも、どれもシネマらしさとして確立してきた彼等。これまで築き上げてきた確固たる地盤があるからこそ、その軸はブレずにシネマサウンドを拡張している。そんななか、ゲストも迎えたポエトリー・ラップはかなり実験的で革新的。ニュー・フェーズ突入を印象付ける意欲作だ。(中尾 佳奈)
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UVERworld
EPIPHANY
ジャンルの垣根を越えたロック・サウンドを追求するUVERworldが、13枚目となるアルバムをリリース。今作は、結成25周年とデビュー20周年を迎えた彼等の作品ということで、UVERworldらしさが凝縮されているだけでなく、アニメや映画、ドラマの主題歌となっているシングル曲も含め、近年の彼等を象徴するようなパワフル且つ挑戦的な楽曲の数々が印象的だ。重厚感のあるロックと、フットワークの軽いラップ、涙腺を刺激する歌メロに加え、韓国のロック・バンド CNBLUEとの交流や、ロンドンでのレコーディング等ワールドワイドな経験も含め、表現の幅をさらに広げスケールアップしたサウンド。スタジアム・ロックを体現する彼等のプライドが感じられる作品だ。(山本 真由)
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Mrs. GREEN APPLE
10
バンドの枠を飛び出し躍進を続けるフェーズ2期のヒット曲を網羅した、10周年を祝うベスト盤。ストリーミング・チャートを独占してきた錚々たるラインナップが1枚のCDに詰め込まれた。鮮烈な新章開幕を飾った「ニュー・マイ・ノーマル」、華麗なダンスで度肝を抜いた「ダンスホール」に始まり、高難易度のタッピング・ギターが炸裂した「ライラック」や、大森元貴(Vo/Gt)初主演映画を彩った壮絶なスケールの「天国」、そして初期の幻の一曲「慶びの種」の新録。その歩みを辿るように1曲ずつ聴き進めると、彼等の才と努力の結実が大衆の心を掴み続けてきた華々しい挑戦の歴史が見えてくる。流行の波を乗りこなし、次々に新たなエンタメを提示していくミセスの快進撃はとどまるところを知らない。(中尾 佳奈)
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Am Amp
Category
2022年に須賀京介(Vo/Gt)が"都内・一人組バンド"として立ち上げ、2023年に現体制となってから2周年を迎えたAm Ampが初のフル・アルバムをリリース。1stデジタル・シングルとして発表された「miteyo」、4人で初めて制作した楽曲「罪綴り」をはじめ、これまでの歩みに現在の彼等が再度向き合ったナンバーや、ライヴで盛り上がり必至の「bakemono」、ポップでかわいらしい印象も与える「ジェルネイル」等の新曲を含む全12曲には、俳優、ヴィジュアル系バンド、サポート・ミュージシャンとそれぞれ異なるバックグラウンドを持つ4人が生み出す独自のサウンドと華やかさが詰め込まれた。"Am Amp"というこの新しい"カテゴリー"の存在を強く発信する一枚。(内堀 文佳)
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ZiDol
the idol
"誰でも会える、お金にならないアイドルグループ。"をコンセプトに掲げる芸人アイドル、ZiDol。ピン芸人、kento fukayaの"アイドル界に革命を起こそう"という思い付きから、アイドルのために生まれていない同期芸人5人が強制的に招集され誕生した同グループが、初のアルバムをリリース。これまでに配信リリースされた既発の6曲と、本作のために制作された楽曲を収録した全9曲(初回限定盤は全10曲)入り。シティ感やどこか懐かしさを漂わせるサウンド、強制的に集められたとは思えない歌声、洒脱なムードがアルバム全体を包む。プロデューサーでもあるfukayaによるネタのリアレンジ曲「臭口臭」は、そのタイトル通り"マジで意味わからん歌"として強烈な存在感を放つ。(西平 歩由)
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バウンダリー
ミラクル
現編成から今年10周年になる大阪の3人組ロック・バンド、バウンダリーの2ndフル・アルバムが到着。本作では、様々な場面で"推し"という言葉が主流になっている現代社会で多くの人に刺さるであろう、"沼る"瞬間をリズミカルに表現したリード曲「沼。」や、これからも歌い続けることを示す歌詞が、ステージ上で煌めきを放つバウンダリーの姿に重なり、バンドの新たな一歩を感じさせるアップテンポ・ナンバー「輝く」等、彼女たちのストレートな思いが描かれる歌詞と、ポップに弾けるロック・サウンドが響く、全10曲が収録されている。どんな場面でも巡り会えたことが"奇跡"だと、10代から場数を踏みキャリアを積んだバウンダリーだからこそ証明できる一枚となった。(中島 希実)
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NOMELON NOLEMON
HALO - EP
"ガンダム"シリーズ最新作として話題となった、劇場先行版"機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-"および、TVアニメ・シリーズ"機動戦士Gundam GQuuuuuuX"で、合計3曲の挿入歌を務めたノーメロが、それらと新曲を収めたEPを発表した。作品に寄り添い挿入歌3曲には共通して"宇宙"という言葉が登場し、サウンドにも近未来感や浮遊感が宿っているのだが、そんなコンセプチュアルな一枚の最後に加えた新曲「きみの惑星」にもまた、そのムードは通底している。しかしながらひたすらに温かく、情を込めて再会を願う歌からは、ノーメロから"機動戦士Gundam GQuuuuuuX"の登場人物への熱い想いを感じずにはいられない。単なるサントラではない、作品愛の滲む一枚。(稲垣 遥)
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Benson Boone
American Heart
ヴァイラル・ヒットをきっかけに、2024年に一躍スターダムを駆け上がったBenson Boone。彼が前作から1年でリリースした最新作『American Heart』は、星条旗を背負うワイルドなアートワークに負けじとパワフルな音楽性だ。1980年代風且つ洗練されたブルーアイド・ソウル・スタイルのトラックを従え、響き渡るヴォーカルには、すでにFreddie Mercury(QUEEN)さながらのヒロイックな風格が感じられる。セクシーなダンス・ナンバー「Mystical Magical」や誠実なバラード「Momma Song」と聴きどころ十分な作品だが、中でも「Take Me Home」から「Young American Heart」で演じられる壮大でノスナルジックなフィナーレは、圧巻のポップ・スターぶり。(藤村 太智)
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HAIM
I Quit
LAのロックな3姉妹、HAIMがニュー・アルバムを引っ提げ、実に12年ぶりに"FUJI ROCK FESTIVAL"に帰ってくる。5年ぶりのフル・アルバムである今作は、抜群のポップ・センスにさらに磨きを掛け、シンプルで牧歌的なアコースティック・ギターの響きと、優しいリズム、姉妹の美しいハーモニーが心に響くコーラス等、野外ライヴでぜひ楽しみたい楽曲が並んでいる。ほろ苦い恋愛をテーマにした歌も、3姉妹にかかれば孤独感や悲壮感はなく、人生の選択を讃える女性のエンパワメント・ソングになる等、彼女たちの活力が感じられる。爽やかなリズムに身を委ね踊るも良し、聴き込んでキャッチーなメロディを一緒に口ずさむも良し、夏の風を感じながらヘビロテしたいアルバムだ。(山本 真由)
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Calum Hood
Order Chaos Order
今やオーストラリアを代表するポップ・ロック・バンドとして世界で活躍する5 SECONDS OF SUMMERの、Calum Hood(Vo/Ba)が満を持してソロ・デビュー。今作『Order Chaos Order』は、バンドとして活動する傍ら、様々なアーティストへの楽曲提供も行ってきた彼らしく、バンドの世界観とは雰囲気を変えたパーソナルな作品となっている。5SOSと言えばボーイズ・バンドというイメージがあるかもしれないが、メンバーはもうアラサー世代。落ち着いた雰囲気のヴォーカルと、ポップだが俗っぽくもないアーティスティックな空気感のサウンドが印象的だ。5SOSのファンはもちろん、インディー・ロックやベッドルーム・ポップをメインに聴いている層にも響く作品。(山本 真由)
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ExWHYZ(ex-EMPiRE)
iD
"今のExWHYZ"を多角的に表現した作品だ。表題曲「iD」は、各メンバーの歌詞を岡嶋かな多が1つにまとめあげた一曲。自己の存在証明としてリアルな言葉で綴られた彼女たちの熱き想いが、スタイリッシュ、且つグルーヴィなサウンドの上で静かにゆらゆらと燃えている。一方でカップリング「SHOWTIME」では、表題曲とは対照的に想いの炎を激しく燃え上がらせる。こうしたステージ上でのONモードな彼女たちだけでなく、「イマジン」でOFFモードの彼女たちも感じられるところが面白い。さらに、mahoが良き別れをテーマに作詞した「goodbye」がエモっエモの名曲なのだから、これはもう隙のない名1stシングルと言わざるを得ない。(宮﨑 大樹)
RELEASE INFO
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