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DISC REVIEW

D

Saint Bartlett

Damian Juradoは、その美しいメロディと天性の歌声で、聴く者の感情の機微に優しく触れながら、隣に寄り添ってみせるベテランのSSWだ。その音楽性の高さから、ミュージシャンからも多くの支持を集めている。Sub Popからも作品をリリー

正義ごっこ

ノイズ音から始まり、喉を壊すんじゃないかというくらいガナりっぱなしの「夜想曲」で荒々しくスタートし、こういう方向で来たか! と思ったら、続く「ラムレーズンの恋人」では、同じバンドとは思えないほどに軽やかで浮遊感のある音と優しいファルセットを

シーガルシーガル

大阪のひとりバンド DADA GAUGUINが4枚目の自主制作ミニ・アルバムをリリース。今作には、"変化"をテーマにした全4曲が収録されている。表題曲「シーガルシーガル」は、海で亡くなった水夫がカモメに生まれ変わるという都市伝説をもとに作ら

君との境界

ボーカロイド・クリエイター"蝶々P"としての顔を併せ持つ一之瀬ユウのメジャー2ndミニ・アルバム。「Black Board」のセルフ・カバー収録も象徴的だが、全体的にピアノの旋律が際立つサウンドメイキングとなっており、前作リリース時よりも蝶

root you

新体制初の新曲として2021年12月に配信リリースされた「ルートユー」を中心としたシングル。シンプルながらメンバーの顔が見えるアプローチにこだわったという温かいアンサンブルによるミディアム・ナンバーは、新生daisanseiを象徴する曲と言

ドラマのデー

ベースにあるのは温かみのあるメロディ、ゆるりとした歌声。そこに重なるバンドの音は曲をポップにさせるが、基本一筋縄ではいかず、なかなか読めない。美しくも語りすぎない歌詞は、時におそろしいほど核心をつく。さらに突然ラップや朗読が始まる意外性、リ

D.A.N.

突然変異のニュー・ウェイヴか、はたまた異形のオルタナティヴか。このD.A.N.と名乗る3人の若者、とんでもない傑作を完成させてしまった。10年代のブラック感を血肉化した、洒脱なフロウの気だるげでマチュアなヴォーカルに、空虚な身体性を宿したデ

If You Leave

THE XXが、都市の暖かな暗闇に生きる若者たちの代弁者だとすれば、Daughterはそんな彼らの祈りを体現する巫女だ。ロンドン出身のElena Tonra(Vo/Gt.)を中心として結成された3人組の奏でる内省的なサウンドは、フォーク・ロ

FutureNever

オーストラリアの人気オルタナティヴ・ロック・バンド、SILVERCHAIRのフロントマンとして知られるDaniel Johnsが2作目となるソロ・アルバムをリリース。全体的に、ソフト且つポップでありながら、どこか陰もあるサウンドがJohns

The Logic of Chance

前作『汝、つねにキメるべし~ Thou Shalt Always Kill ~』で数々の超有名大物バンド達を「ただのバンド!」と言い放ったUK 問題児2人組から、2年ぶりの新作『The Logic Of Chance』が届いた。今作のアルバ

五行

一度聴くとふとしたときに脳内再生してしまう中毒性の強いダーク・ポップ「玄ノ歌」から始まる物語。自然哲学"五行思想"のそれぞれの要素が持つ"5色"をテーマにした5曲を収めている。もちろんその意味を調べながら聴いて深みにハマるのも良し。だがフラ

ホンネ

3人組コーラス系バンドによる、建前と本音がテーマの2作連続EP。その"ホンネ"のほうを冠した1枚が本作だ。それゆえ厭世的な部分や繊細な心の内が表現された曲が並ぶが、ただ言いたいことを直接的にぶちまけただけでもなさそうなのが、人間らしくて面白

Shelter

ベルギー産インディー・フォーク最重要バンドと称される男女6人組のDAN SAN。カナダのシンガー・ソングライターFEISTがレコーディングしたことでも有名な築200年というマナー・ハウスにあるスタジオにてヴィンテージの機材で録音/制作した2

私的旅行

小林武史や中田ヤスタカ、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)、水野良樹(いきものがかり)、神山 羊ら豪華な面々が参加した、待望の3rdアルバム。ゲーム・アプリ"ドラガリアロスト™"の主題歌「終わらない世界で」と挿入歌「ぼくら

打上花火

映画"打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?"の主題歌で米津玄師との共演が話題の弱冠20歳のラップ・シンガー、DAOKO。同映画を彩る楽曲「打上花火」は、切ないピアノの旋律と、ブレスの効いたきれいなウィスパー・ヴォイスで、夏の夜に咲く打

School

90年代への憧れが明快に綴られた「Time Machine」に象徴されるように、バンドとしてのパーソナルなルーツに目を向けたうえで、作品が目指す方向の純度が高まったのだろう。結成当時のダンサブルなインディー・ロックから、打ち込み主体に移行し

Game Over

"ダンサブルなロック"のイメージから、フロントマン MONJOEのトラックメイカーとしての打ち込みスキルを生かした音源にシフトし、ライヴではそれらのトラックを生音と融合させ、グルーヴを膨らませるスタイルを推し進めてきたバンドが、一連の流れを

Dodge and Burn

Jack Whiteの70年代ブリティッシュ・ハード・ロック愛が3度炸裂! THE KILLSの女性シンガー、Alison Mosshartらと組んだ4人組が5年ぶりにリリースする3rdアルバムは、7インチ・シングルとしてリリースしてきた4

Sea of Cowards

あまりにも唐突で、あまりにも衝撃的だったデビュー・アルバム『Horehound』から一年足らず。この4人の才能はどんどん加速していくようだ。凶暴なブルース・ブギは今回も留まることを知らない。図太くうねり、歪むリズムにViviとJack Wh

Horehound

WHITE STRIPESのJack WhiteとTHE KILLSのViviを中心とした新プロジェクト、THE DEAD WEATHER。この組み合わせでブルース/サイケ・ガレージをやるって、そんなの悪いわけがないけれど、それにしてもとん