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DISC REVIEW

sun pillar

新潟在住のシンガー・ソングライター中條有紀の1stミニ・アルバム。プロデューサーは、ZEPPET STOREのギタリストであり、以前中條とシューゲイザー・バンド“sphere”で活動を共にしていた五味誠。ピアノ、バイオリン、シンセの音色、そ

仄明かりに溺れる

女性ヴォーカルを擁する4ピース・バンド、長靴をはいた猫による2nd EP。インスト・トラック「澱」の温度感を引き継いで始まる「水槽」は、あえてジャンル分けするならばポスト・ロックだろうか。不穏な雰囲気を漂わせるイントロのベース・ラインの上に

You Can't Use My Name  The Rsvp Ppx Sessions

Jimi Hendrixがキャリアの最も初期にギタリストとして参加していたグループCURTIS KNIGHT AND THE SQUIRESの、Jimiが参加した1965年から1967年の音源をまとめた初オフィシャル音源集。曲はほぼCurt

Re:POP 2 ~春のゆくえ~

名古屋ギター女子部によるJ-POPリメイク作品第2弾。今回はスピッツ、松たか子、荒井由実、サスケ、FUNKY MONKEY BABYSの"春"曲カバーで、メンバーも言う通り希望や期待と儚さや寂しさの両方が入り混じる、繊細な気持ちに寄り添う1

七転七起

前作『フライングベスト~知らないの?巷で噂のダメ天使~』以来約2年ぶりの実質"メジャー1stフル・アルバム"とも言えるアルバムが到着した。表題曲はDECO*27×ナナヲアカリの共作。タイトルに"七転八起"ではなく、"七転七起"="七回転んだ

フライングベスト~知らないの? 巷で噂のダメ天使~

"社会不適合系ダメポップ"を提唱するナナヲアカリの名刺代わりの1stフル・アルバム。本作にはいわゆる自己紹介ソング「ダダダダ天使」をはじめとしたボカロP陣による曲のほか、OKAMOTO'Sのオカモトショウ(Vo)とオカモトコウキ(Gt)によ

バンドやめろ

聴き終えたあと考え込んでしまった。彼女たちはなぜここまで自分を痛めつけるように音と言葉を刻むのだろうか? その理由は“若いから”だけではないのではないか……と。日本マドンナ1年5ヶ月振り、通算3枚目のミニ・アルバムがとうとうリリースされる。

月経前症候群~PMS~

これって、排泄型ガールズ・バンドの道へと突き進みますという意思表示なのでしょうか。だって月経前症候群ですよ。または、汚されたい症候群ということなのか。“汚したい・汚されたい”とはっきり歌っていますし。この自ら必死に“汚れよう”とする様は、大

卒業制作

09年に、当時、高校三年生のあんな、まりな、高校1年生のさとこで結成された日本マドンナの初の全国流通音源。現在公開されているアーティスト写真は、制服姿の3人が路上に寝そべってこちらを見つめているというもの。あどけない表情の女の子、街中で生足

KIERTOTIE

arko lemmingのインタビューでベースの有島コレスケは、このアルバムになかなか着手できなかった苛立ちを語っているが、前作『Early Morning』から1年半ぶり。それぐらい録って出したい空気がバンドにあったということなのだろう。

Early Morning

3年前、彼らの「POOL」という曲のMVを見る機会があった。明でもなく暗でもない、エモーショナルなのにどこか淡々としている音と、素朴なメロディに乗る凛とした日本語の佇まいが妙に耳に残り続けた。前身バンドからメンバー・チェンジをせず10年間活

イノセントリードドドドープエモポップス

大きな聴きどころはふたつ。まずひとつ目は、"観客と一緒に楽しんでもらいたい"と作り始めた、言葉遊びを交えたユーモラスな歌詞だ。もはや彼らのスタンダードと言ってもいいその歌詞は、ユーモアという観点からの完成度の高さのみならず、そこに込めたメッ

アップルエモインストール

愛知県豊橋市出身の4人組、ISAACが作り上げた1stミニ・アルバム。前身バンド時代はJIMMY EAT WORLDを目指していただけあって、演奏はなかなかアグレッシヴ。しかし、日本語で歌う曲そのものは昨今のロックやJ-POPに通じるキャッ

I'm Here

凛とした軸とフラジャイルな感覚を併せ持つ新山詩織の歌の魅力を、主に同世代のミュージシャンとともに、インディー・ポップやオーガニック、時にジャズの自由度も取り入れたアレンジで昇華した復活作にして傑作。1曲目の「Smile for you」がア

灯

福岡のトリプル・ヴォーカル/トリプル・ギター・ロック・バンド aintが、1stミニ・アルバム『灯』をリリースする。雨音のイントロが印象的なバラード「催花雨と踊り子」や、強い自我を見せた「透明な世界」、新たな出会いや始まりを予感させる「he

Moondrop/明日が来るまで

男女ツイン・ヴォーカルにスクリームが加わる福岡のトリプル・ヴォーカル&トリプル・ギターの5人組が放つタワレコ限定シングル。UK.PROJECTが昨年開催したオーディションで見事勝ち抜き、"UKFC on the Road 2017"出演に加

まどろみのひかり

音楽を軸にしながら、執筆活動やデザイン、舞台の脚本も手掛ける"表現家"西片梨帆による初フル・アルバム。言葉を大切に紡ぐ彼女の歌はするりと心の隙間に入り込み、自分だけが感じていると思っていた小さな気持ちも拾い上げる。優しい慈しみを柔らかなアコ

逆鱗マニア

日食なつこの作品は聴くたびにピアノがどれだけ楽しい楽器なのかを思い出させてくれる。約1年ぶりのリリースとなる4thミニ・アルバム『逆鱗マニア』もその感じは同様だ。初のセルフ・プロデュースとなる今作は、ジャズ、ファンク、ソウル、ロックなどジャ

逆光で見えない

彼女が17歳のころ"日食なつこ"として活動をスタート。あれから7年の時を経て、生楽器に徹底的にこだわり抜いた渾身の1stフル・アルバムをリリース。わがままの限りを尽くして濃密な存在感をこの作品に持たせたいという目的からクラウドファンディング

Dark seeks light / 散文的LIFE

初の両A面シングルの表題曲「Dark seeks light」は、TVアニメ"世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する"OP主題歌。グルーヴ重視で綴ったリリックや、ダークでクールなラップなど、自身が"限界突破した曲"と語る通りアーティストとし