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DISC REVIEW

Japanese

ドラマのデー

daisansei

『ドラマのデー』

Release Date : 2020-11-25
Label : Eggs

ベースにあるのは温かみのあるメロディ、ゆるりとした歌声。そこに重なるバンドの音は曲をポップにさせるが、基本一筋縄ではいかず、なかなか読めない。美しくも語りすぎない歌詞は、時におそろしいほど核心をつく。さらに突然ラップや朗読が始まる意外性、リード曲のテーマに合わせてカセットテープでリリースする遊び心も。次の瞬間何が飛び出すかわからない、異世界に連れ出されたみたいな楽しさと、ひたすらに誠実な筆致。両方を有する彼らの音楽からは、"大賛成"という単語に通ずる突き抜け具合、器の大きさを感じる。なお、本作は、本格始動から約1年半でリリースされる初のフル・アルバムで、今年は4ヶ月連続配信リリースもあった。アイディアが溢れている状況だけに次が楽しみだ。(蜂須賀 ちなみ)


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新体制初の新曲として2021年12月に配信リリースされた「ルートユー」を中心としたシングル。シンプルながらメンバーの顔が見えるアプローチにこだわったという温かいアンサンブルによるミディアム・ナンバーは、新生daisanseiを象徴する曲と言えるだろう。そんな「ルートユー」に加え、フルートやサックスの音色を取り入れたポップ・ソング「Yellow」、今回初収録の新曲「ビードロ」、「ルートユー」のリミックスと曲ごとに色は違うが、輝度や彩度を無理に上げようとせず、素朴だが良質なものを目指そうという姿勢が感じられるのは共通。ふわっと抑揚する音楽にひなたの道を散歩している感覚にさせられる今作が、懐かしの8cm CDでリリースされるのもしっくりくる。(蜂須賀 ちなみ)


ドラマのデー

ベースにあるのは温かみのあるメロディ、ゆるりとした歌声。そこに重なるバンドの音は曲をポップにさせるが、基本一筋縄ではいかず、なかなか読めない。美しくも語りすぎない歌詞は、時におそろしいほど核心をつく。さらに突然ラップや朗読が始まる意外性、リード曲のテーマに合わせてカセットテープでリリースする遊び心も。次の瞬間何が飛び出すかわからない、異世界に連れ出されたみたいな楽しさと、ひたすらに誠実な筆致。両方を有する彼らの音楽からは、"大賛成"という単語に通ずる突き抜け具合、器の大きさを感じる。なお、本作は、本格始動から約1年半でリリースされる初のフル・アルバムで、今年は4ヶ月連続配信リリースもあった。アイディアが溢れている状況だけに次が楽しみだ。(蜂須賀 ちなみ)



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2021.08.11 @下北沢LIVEHOLIC