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DISC REVIEW

Overseas

Rome

DANGER MOUSE&Daniele Luppi

『Rome』

Release Date : 2011-05-18
Label : EMIミュージックジャパン

『Roma』なる架空のサウンド・トラックが届けられた。差出人はBROKEN BELLSとしての活動も記憶に新しいDANGER MOUSEから。おや? この壮大で荘厳なサウンド・スケープはなんだ!これまでの作品とは一線を画すものだ。まるで映画音楽の巨匠Ennio Morriconeへの挑戦状? DANGER MOUSEことBrian Burtonと、イタリア出身のコンポーザーDaniele Luppiが手を組んだこのプロジェクト。お互いイタリア映画音楽好きで、この分野で一緒に何かやろうと意気投合したのがきっかけのようだが、なるほど、マカロニ・ウェスタンの空気が満ちている。さらに驚くべきことに、ヴォーカルとして迎えたのはJack WhiteとNorah Jones!渋みと甘さが絶妙に絡む歌声を披露し、楽曲の味わい深さをより強めている。しかし、天才の名をほしいままにするBrianの動向は予想だにできない。彼の脳内はさながら小宇宙だろうか?(伊藤 洋輔)