DISC REVIEW
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Apes
GATEWAY
2021年、"次ロッ研"オーディション初代グランプリに輝いたApesは、躍進を続け今年メジャー進出。メジャー1作目ながらラフさを纏った前作に続き、今作でも型にはまることなくさらなる進化を遂げた。漠然とした不安、孤独、満たされない心――若者の嘘のない言葉たちが、心地よいオルタナティヴ・ロックとともに沁み渡っていく。そんななかグランジに振り切った「Reservoir Dogs」はライヴ感に溢れ、突如流れるエンドロールのような展開も含めて自由度の高さが光る。そして「Progress」では、不確定な未来だからこそ自由だというメッセージに、肩の荷が下りるような安心感と希望を宿らせた。新たな世界の"入口"に立った彼等の可能性はまだまだ未知数で、どこまでも自由だ。(中尾 佳奈)
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CHASE ATLANTIC
Lost In Heaven
オーストラリア出身(現在はロサンゼルス在住)の3人組、CHASE ATLANTIC。同じくオーストラリア出身のTAME IMPALAからの影響を公言している通り、ロックとも密接したモダンなR&Bサウンドが特徴的だ。バンド・スタイルであるCHASE ATLANTICの持ち味が活きた、ライヴ・パフォーマンスが連想されるキャッチーなメロディ、洗練されたプロダクションも完成度が高い。今作制作時には、曲作りに使っていたラップトップの故障でデータがなくなってしまうトラブルがあったようだが、心折れずにここまでしっかりとアルバムを作り込めたというのもすごい。中性的な甘いヴォーカルと、メンバー全員のシュッとしたルックスも含め、K-POPファンにも響きそう。(山本 真由)
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PRIMAL SCREAM
Come Ahead
2016年リリースの『Chaosmosis』以来8年ぶり、12枚目となるPRIMAL SCREAMのアルバム『Come Ahead』。今作も、ファンキーでサイケデリック、それでいて伝統的な様式美を感じるロックンロールと、フロントマン Bobby Gillespieのこだわりがふんだんに盛り込まれた作品となっている。ライヴにも帯同するHOUSE GOSPEL CHOIRのコーラス、ストリングスをはじめとした様々な楽器のプロフェッショナルを迎えたサウンドは、聴き応えがある。いくらでも合成音声やシンセ、打ち込み等を用いて少人数で重厚感のある音楽が作れてしまうこの現代において、ここまで大所帯で作り上げるリッチなサウンドはまさに贅沢の極み。(山本 真由)
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サンドリオン
SoundOrion Memorial BEST !!!!
2016年春に始動したスターダストプロモーション声優部のオーディションで、約5,000人の中から選ばれた黒木ほの香、小峯愛未、小山百代、汐入あすかの4名からなる声優ユニット"サンドリオン"。残念ながら彼女たちは2024年12月25日をもって解散してしまったが、最後に約8年間の活動の集大成となるオールタイム・ベスト・アルバムを遺してくれた。本作はオーバーチュアを含めて全36曲の大ボリュームで、挙げ始めればキリがないが、その制作陣の豪華さには改めて驚かされる。1枚を通して感じさせる、約8年間の成長の軌跡とも言うべき声と歌唱力の変化には、ドリオンズ(※ファンの総称)ならグッと来るものがあるはずだ。(宮﨑 大樹)
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あらいやかしこ
WHY
あらいやかしこの、実に約6年ぶりとなる最新アルバム。ボカロPとしても活躍する梨本うい(Vo/Gt)が制作したボカロ曲をバンド・アレンジするあらいやかしこだが、ラウドでノイジーなサウンドに、梨本の感情的なヴォーカルで表現する楽曲たちは全くの別物。クソみたいな日々や自分を受け入れた上で、自己否定感や自身への苛立ちを爆音でぶっ飛ばす。「絶叫モブB」の"笑うんだ ほら開き直っては笑おうぜ"という一節のように、怒りや諦めの先にある開き直りの境地まで辿り着いてる感さえある歌や音が、鋭く深く心に突き刺さる。全曲一発録り、わずか6~7時間で録音したという今作に感じる、ヒリヒリとした緊張感やライヴ感もロック・アルバム然としてて非常にいい。(フジジュン)
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Shawn Mendes
Shawn
自身のメンタル・ヘルスと闘いながら、約2年の歳月をかけて様々な場所で制作された5枚目のスタジオ・アルバム。自らの名前を冠したタイトルに加え、ジャケットに映る本人の顔つき、過去作に比べて落ち着きを纏ったメロディと、全てにおいて"成長"を感じずにはいられない。数年間の旅の経験が色濃く反映された本作は、Shawn Mendes史上最もパーソナルな作品となった。"不安"をひっくり返すような高揚感でボルテージを上げる「Why Why Why」をはじめ、"悲しみ"を祝福感溢れるコード進行で運ぶ「Heart Of Gold」等、見失いかけた自己との対峙で手にした確かな信念が楽曲に美しさを宿しているかのよう。新たな門出を祝う、愛に満ちた至高のアルバムがここに誕生した。(山本 剛久之)
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the paddles
オールタイムラブユー E.P.
ライヴハウス・シーンを賑わす、大阪 寝屋川発、the paddlesの2nd EP。バンドの勢いと状態の良さを感じる力強いサウンドに、耳心地のよいポップなメロディと歌声、柄須賀皇司(Vo/Gt)のいいやつっぷりが滲み出たピュアでリアリティ溢れる歌詞世界と、彼等の魅力満載の5曲が収録された。軽快な曲調に乗せたキャッチーな旋律と印象的なフレーズがスッと耳に飛び込んでくる「愛の塊」で始まり、大切なイベント・タイトルを冠してライヴハウスへの熱い思いを歌う「余白を埋める」、"卒業"をテーマに永遠が永遠じゃない儚さや焦燥感を歌う「永遠になればいいのに!」と、ガッツリと心に残る楽曲たちばかりの良盤。ここからの飛躍も要注目!(フジジュン)
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鎌野 愛
cocoon
実験的な1st、初めて言葉のある歌に挑んだ2ndアルバムを経てどちらの要素も現在進行形で曲ごとに落とし込んだEP。アブストラクトな側面とポップスの要素が並行する彼女らしいTrack.1はösterreichの高橋國光との共作詞も聴きどころだ。cinema staffの三島想平やGOTO(礼賛/DALLJUB STEP CLUB etc.)等辣腕が複雑なリズムと構成に挑むTrack.2のバンド・サウンドのダイナミズム、NHK連続テレビ小説"虎に翼"でも知られる波多野敦子ストリングスが参加したポストクラシカルなTrack.3、ダーク・ポップにも通じるエレクトロニックな音作りと世界観のTrack.4、ポエトリーと奥で聴こえるバンド・サウンドの妙が味わえるTrack.5等、想像力が拡張される作品集。(石角 友香)
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VESPERBELL
RUMBLING
「Noise in Silence」には、オカモトコウキ(Gt/OKAMOTO'S)、GOTO(Dr/礼賛/DALLJUB STEP CLUB/あらかじめ決められた恋人たちへ)、バンビ(Ba/アカシック)といった面々が集結。さらに「Bell Ringer」は、コロナナモレモモ(マキシマム ザ ホルモン2号店)での活動でも話題を集めたDJ KSUKEの作曲であり、バックアップも固い。しかし何よりも輝いているのは2人の歌声だ。ラップも似合うハスキーでパワフルなヨミの歌声、老若男女の耳に馴染みやすい優しいカスカの歌声。溶け合うことなく、しかし2人で手を繋ぐように息ぴったりに響き合うハーモニーは聴き応えたっぷり。タフなロック・チューンを華麗に歌いこなす"強さ"から目が離せない。(高橋 美穂)
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篠塚将行
DEMO
今年活動休止を発表したそれでも世界が続くならのヴォーカルでソングライターの篠塚将行の初ソロ・アルバム。彼のファンにはこんなことは馬の耳に念仏だろうけれど、篠塚という人は曲を作って歌わないとほんとに死んでしまうんじゃないかと、前向きな意味で思ってしまった。というのもここにある18曲はほとんどがアコギの弾き語りで、1テイク入魂の演奏と歌に彼自身が誰よりも息をしている実感があるに違いないからだ。苦しくて仕方ない人に"悲しみから立ち直らなくていい"、"君だけが君の友達さ"と歌い、時に怒りに任せて暴言を吐く。聴いていると自分も言葉を書いて歌えばいいんじゃないか? と思い始める。それが彼の狙いかもしれない。(石角 友香)
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berry meet
昼下がりの星、続く旅路
2022年結成のスリーピース・バンド berry meetが2ndミニ・アルバムをリリース。鮮やかなメロディが颯爽と駆けるサマー・チューン「青の魔法」、ソリッドなベースの歪みが鼓膜を揺らす「紬」と勢いある2曲で幕を開けるが、以降のボルテージは一変、等身大のソングライティングで紡がれるバラードを中心に構成される。恋の断片的な記憶を手繰り寄せるように、切なくも温かいコーラスが聴き手をうっとりさせるだろう。中でもポエティックな詞に思わず耳を傾けてしまうチルアウトな「星になりたい」は、詩集盤のリリースにも箔を付けるよう。終盤に収録される、100万回再生超えのMVが話題の「溺愛」も必聴だ。サビの合いの手にはギュッと胸を掴まれる。(山本 剛久之)
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クジラ夜の街
恋、それは電影
映画の世界観がテーマの通称"恋盤"。スポーツ選手を主人公に描く熱いロック・チューン「SHUJINKO」、"銀河のはずれ"のサービス・エリアを舞台にした「ホットドッグ・プラネッタ」、雨に心踊る"魔女"のアグレッシヴなダンス・ロック「雨の魔女」と様々に紡がれる物語はオムニバス映画のよう。崎山蒼志とのコラボ「劇情」でも舞台俳優への募る想いを丁寧に辿る。悲劇の最期をキラキラなダンス・ポップに昇華した「End Roll」や、畳み掛けるライミングをダークなトラックに乗せた「出戻 (Interlude)」、別れのシーンをシアトリカルに描くロック・バラード「それだけ」と、サウンドの振り幅もドラマチックだ。現実世界と地続きの遊び心溢れるファンタジーはまさに真骨頂。(中尾 佳奈)
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Aooo
Aooo
多様な民族や人種がそのルーツを保持したまま共存している様をスラングで"サラダボウル"というが、昨年突如として結成が発表された、実力派揃いの4人が集結したロック・バンド、Aoooはまさにそれを体現した存在と言える。活動1年を経て発売された本作では、メンバー全員が作詞作曲を担当。全て一発録りでレコーディングされたという真っ青な初期衝動溢れる快作だ。先のスラングと同名のリード曲をはじめ、Base Ball Bearや赤い公園を想起させる耳をつんざくギター・ロックが並び、かつてアイドルとして古今東西のアーティストの楽曲をカバーしてきた石野理子のヴォーカルも無双状態に。邦楽ロック・シーンの文脈を引き継ぎつつ、新たな時代を告げる2024年の重要作品。(山田 いつき)
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アイナ・ジ・エンド
RUBY POP
岩井俊二監督作品"キリエのうた"での映画初主演や1st写真集の発売、自身初となった日本武道館公演の開催等、BiSH解散以降も話題が絶えなかったアイナ・ジ・エンド。その間もコンスタントに新曲を届けてきたが、それらの楽曲もコンパイルしたアルバム『RUBY POP』がリリースされる。前作から3年ぶりの3枚目となる本作には、すでにお馴染みのタイアップ楽曲に加え、彼女の新たな一面が垣間見えるポップなダンス・チューン「Poppin' Run」、これからの季節にぴったりのウィンター・ソング「クリスマスカード」等全17曲を収録。もはや元BiSHのメンバーという肩書きは一切不要。1人のミュージシャン/表現者としてのアイナ・ジ・エンドが確立された1枚だ。(山田 いつき)
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GLIM SPANKY
All the Greatest Dudes
メジャー・デビュー10周年を記念してリリースされるキャリア初のベスト・アルバム。ガレージ/ブルース・ロックに始まり確信的に、意欲的に、そして心の赴くままに枝葉を広げていったサウンドの変遷を感じさせながらも、大事なもの、揺らがないものはそこに存在し続けていることを証明している2枚組。濃密なサイケ・サウンドから幕を開けるシリアス且つ壮大な「赤い轍」や、ラテン風味の心地よいビートに身体が自然と揺れてしまう「Hallucination」、そしてスペシャル感たっぷりな「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」といった新曲群が大充実なのも嬉しいし、改めてこのタイミングで聴く定番曲「大人になったら」が本気で沁みる。(山口 哲生)
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清 竜人25
BOYFRIEND EP
清 竜人が"今までで一番好き"と話すナンバー「KARESHIいるんだって」収録のEPが到着した。ブラスやウォーキング・ベースを取り入れミュージカルっぽくもジャジーにも聴こえる華やかな印象に加え、こなれ感もある技ありの同曲。編曲はSUKISHAで前回に続き抜かりない人選に唸る(清 竜人の振り切り方に破顔必至のMVも注目)。また原曲とガラリと雰囲気を変えた新録版「アバンチュールしようよ」には驚き! キラキラした'90s風のムードを纏いつつ細かなアクセントが光る新感覚な耳心地が楽しい。その他、彼等の代名詞"多幸感"満載の人気曲「LOVE&WIFE&PEACE」も現夫人たちの声で味わえ、ZOMBIE-CHANGとDJ DISKによるユニークな既出曲のリミックスもパッケージ。(稲垣 遥)
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鯨木
波浪
待望の1stシングル。「ハローとグッバイ」は"ひとり見てた 夕焼けがキレイだ/それを語り合うこともなく 今日もおやすみ"という孤独なフレーズから、"寂しさなんて 気にかけずに進んで/次から次へと出会う 新しいナニカ"と、決して後ろ向きではない姿勢を見せる。さらに「ワンダープロローグ」は、"燦燦と光が降ってくるようなナンバー。そして「ハングアウト」では、"抱いてる傷んでる想いは/今ここで解放して/さぁ自由に振る舞って"と、ハイトーン・ヴォイスも滑らかに取り入れながら、爽やかに歌い上げている。クリア・ヴォイスにマッチした3曲が並ぶ、眩しい1枚。このリリースを記念し12月に開催される1stワンマンへの期待も高まる。(高橋 美穂)
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終活クラブ
ハイパー005
前作『終活新布教盤』でメジャー・シーンへの布教を開始した終活クラブが、早くもメジャー2nd EPを発表。掛け声にクラップとライヴ映え要素満載の表題曲「ハイパー005」は、MVもライヴ映像で構成されオーディエンスとの一体感まで映像化、またスラップ・ベースが効いた中毒性抜群の「マイ魔法陣を囲むダンス」はSNSに振付動画をアップする等、踊れるロックを提示する。そんななか「君だったら」では、淡い恋心を思い出すピュアさとロマンチックな美メロが際立つ。そしてラストの「せいのく」は"こんな転調も大嫌いだ"と言い放ちながら転調する大サビのハマり具合が痛快だ。癖のある意味深い歌詞とライヴにフォーカスしたキャッチーさがバンドの"らしさ"として確立されている。(中尾 佳奈)
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DURDN
ON THE ISLAND
まだ何者でもない青年の日常を洗練されたサウンドスケープで描くという、誰にも似ていない作品性でリスナーの耳を掴んで離さないDURDN、新たな4曲入りシングル。清潔で浮遊感のある架空の夏を想像させるトロピカルなリード曲「ON THE ISLAND」のテーマは"無人島にたったひとつしか持っていけないとするなら"という身近なトピックで、それがユニークだ。ベースラインが効いたダンス・チューン「Study」は新しい服もないのに"深夜の断捨離"をしてしまうし、クールな「Summer Jumbo」ではタイトル通り"宝くじでも当たらないかな......"と労働に励みながら夢想、という振り切りぶり。安全地帯「恋の予感」のカバーはBakuの憂いを含んだ素直な声との相性の良さに瞠目間違いなし。(石角 友香)
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LADY GAGA
Harlequin
映画"ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ"で自身が演じるキャラクターにインスパイアを受け制作されたアルバム『Harlequin』は、ジャズを基調とした楽曲を中心に、ドリーミーな心地よさが感じられるTrack.4「World On A String」、サックスが絡み異国情緒漂うTrack.7「Smile」等、ミュージカルを鑑賞しているかのようなサウンド、楽曲構成が印象的な1枚。要所に収録されたゴスペルやフォークの名曲カバーは彼女の世界観をより深く覗かせるように、作品に立体感を与えている。世界のポップ・アイコンが"道化師"となって提供したエンターテイメントは圧巻だ。陽気な雰囲気のなか、本作では異質な不穏さが同居するTrack.8「The Joker」のサビにおける唯一無二のフロウには舌を巻く。(山本 剛久之)
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THE CURE
Songs Of A Lost World
ポストパンク、ゴシック・ロックを代表する存在として語られ、長年多くのファンに愛されてきた、THE CURE。実に16年ぶりのニュー・アルバムとなる『Songs Of A Lost World』は、心が締め付けらるような、純粋で耽美なロマンチシズムを湛えたサウンドが全編に渡り鳴り響く、感動的な作品となっている。Robert Smithのナイーヴな表情を映した歌謡曲的なヴォーカルと、重厚感のあるバンド・アンサンブルのドラマチックなアレンジも相まって切なさが加速する。"Songs Of A Lost World(失われた世界の歌)"なんて、一見陳腐に見えてしまうようなアルバムのタイトルが極めて詩的に感じられるのは、THE CUREというバンドが持つ独特の空気感によるものが大きいだろう。(山本 真由)
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UNDERWORLD
Strawberry Hotel
芸術点の高いサウンドで未知の世界へと誘う電子音楽の魔術師 UNDERWORLD。実験的な探求心に満ちたアートな世界を展開しつつも、中毒性の強いキャッチーなフックを持ったサウンドで、世界の音楽シーンをリードし続ける彼等が、5年ぶりのニュー・アルバムをリリースした。UNDERWORLD節炸裂の原点回帰とも言える今作。後光の指すような美しいコードの流れに、アンニュイなニュアンスを被せ、一瞬でリスナーをトランスさせる手腕は、一貫して衰え知らずだ。昨今の90年代懐古主義の流れに刺さるようなレトロなデジタル感も出しつつ、洗練され作り込まれた普遍的なポップ・センスで、色褪せないカラフルな魅力を存分に発揮している。(山本 真由)
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GOOD ON THE REEL
ふれてみたいと思った。
2年ぶり且つ3人体制初のアルバムは、ヴォーカルでソングライターの千野隆尋以外にギターの岡﨑広平、ベースの宇佐美友啓の楽曲も増え、前アルバムで聴かせた音楽的なチャレンジを、よりGOODのらしさとして定着させた印象。バンドとして前進していく意思を窺わせる「プロローグ」、何を諦めきれないのか? を切実且つストレートに綴る「HOPE」、大人になった友達同士の心の交流を描き、岡﨑の作詞センスも光る「余白」、3人の共作のポテンシャルの高さを実感させる「手袋」等、EP『新呼吸』収録曲と新たに書かれた5曲が、現在のGOODのサウンドやアレンジに対する意欲を表し、バンドの優しさや千野の説得力に溢れる歌の表現を更新する力作。(石角 友香)
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VOI SQUARE CAT
THREE
9月12日に結成10周年を記念して盟友 Novelbrightを迎えて行ったツーマン・ライヴで、Yumika(Gt)の加入を発表したVOI SQUARE CAT。新体制での初音源となり、新たなスタートとなる今作には、先行リリースした「シナリオ」、ライヴ定番曲である「有名人になりたくて」を含む全5曲が収録された。"逆転打 いつか逆転だ"と力強く告げる「イタチゲーム」、メンバーに向けて書いたという「TOUR」等の新曲たちは、決して順風満帆でなかった 10年も説得力や糧にして、ここから前に突き進んでいくことを高らかに宣言。ライヴ・バンドとして誇りを持ち、"明るいコードで/真夜中を照らそう"と誓うように歌う「fm bandmen」に彼等の明るい未来を見た。(フジジュン)
RELEASE INFO
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