WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.2
2015年01月号掲載
vol:2 思い込みについて考える
『病は気から』
という有名なことわざがあります。
しかし、そのような精神論ではどうにもならなくなってしまった近頃の僕は、
"睡眠"、"投薬"、"空調"の三種の神器を駆使しながら、
修行の如くお決まりのルーティーンで、ただじっと身体の改善を待つ他ありませんでした。。。
そんな折、このことわざにつられ、
ふと思い込みの力というものを考えてみたのです。
先日、病院で点滴を打って貰ったのですが、
「実はその成分がポカリスエットと殆ど同じである」という事を思い込むよりも先に、
「病院で医師の診察を受ける、そして、点滴を打って貰うと身体の調子が良くなる」という一連の思い込みの力が、
その効果をより高めているのであるということ。
症状や病気が良くなるというのは、
薬や点滴の力だけではなくて、
自分自身の持つ"心の治癒力"が大きく働いているのではないだろうか、と思うわけであります。
偽薬でも信じ込ませてしまえば効果を発揮するという事が立証されているように、
それは音楽面においても同じく、
思い込みによって、人々の心に大きく作用する何かがあるのでは、と思うのです。
そもそも薬は薬という錠剤でなくてもよくて、
薬という名の冠したCDでも、
何なら、家の棚にある大好きなアーティストの思い出の曲でもいいのではないか、とか。
歴とした街の音楽病院で、
医師から診察を受けた後、
薬剤師ならぬ音剤師によって処方を受けたのなら、
人は、音楽というものをかけがえのない医療分野として認知してしまうのではないだろうかと。
世間的に音楽療法という言葉があるように、音楽が医療現場で確かな役割を果たしている事は事実で、
それが人々の中で一般的な「思い込み」として浸透されていないという事が、
"音楽"と"医療"というものを幾ばくか遠ざけているように感じます。
そもそも音楽を聴いて心が落ち着くという事は、その人にとってとても大事な事のように思えるのです。
もっと自分の持つ心の力、感じる力を信じてあげてもいいという事なのではないでしょうか。
病は気から。
深い言葉です。
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