ネクライトーキーのぐだぐだ毎日 第2回
2025年03月号掲載
ネクライトーキーのぐだぐだ毎日、今回は恐らくメンバーの中で一番ぐだぐだした生活を送っているかもしれないむーさんの番です。今年に入って運がないのか家にある置物やお皿を不注意で落として割ってしまう日々が続いています。きっと最近のだらしなさに自分の運気が逃げていってるんだろうなと思います。
さて、今回はmaroon 5のライブに行った話をしようかなと思います。ポーカーで仲良くなったバーチャルロックシンガーの揚羽 胡蝶さんを誘って現地待ち合わせです。普段よく行く大きさのライブハウスや美術館は知人が先にチケットを買っていることが多いのですが、今回は2人分の電子チケットを私が購入しました。相手にチケットを渡さないといけないのに渡し方を伝えておらず会場前でわちゃわちゃ......みんないつもこんなことをしてるんだな~。感謝しなくちゃね。と2人で話してました。いつもありがとう。
無事に会場入りし着席。東京ドームでライブをみるのもmaroon 5の生ライブもお互い初めて。MCが長いのか何の曲をやるのかとてもそわそわしていたんですが、始まった瞬間一気に空気をもっていかれました。やはりキャリア30年超のプロはめちゃくちゃ空気を作ることがうまいんですね。初めての人も昔からの人もおいてけぼりにしない最高のライブでした。席もとてもいい場所だったんですが、そこは安全の為にスタンディング禁止席でした。立ちたい気持ちを抑えて前のめりになりはしゃぎまくりました。MCだけの時間は少なく曲間の繋ぎがとてもスムーズ。曲終わりのリズムから次曲につながった瞬間の歓声や空気はここ最近で自分が体験したライブの中で一番かもしれません。途中半泣きでした。
実はどんなに真剣に曲を聴いていても、長すぎるライブや音が少し聴こえ辛い席だと眠くなる体質なもので「なんで!?好きなアーティストなんでしょ?」と聞かれても身体が勝手に眠くなるのだからしょうがないだろと思うことがあります。今回maroon 5のライブではその眠気が全くなかったんですよね。なんでだろう?と思い帰宅してから考えてたんですよね。まずはライブ本編はほぼ1時間。アンコールで3曲だったけどMCも少なく1時間半以内に完全終了。あと8時間くらいやってくれ!と胡蝶さんは叫んでました。実際もっとライブしてほしくなるくらいでした。そして一番楽しかったのがコール&レスポンス。これがおそらく答えになるのかと思いました。アダム(Vo)の歌い方を真似るレスポンスや本人が手拍子してほしい所は分かりやすくジェスチャーしたり本人も全身を使って踊るようにそのジェスチャーを表現してるんですよね。初心者でもとってもわかりやすい簡単で楽しいレスポンス。こういうのをなんて言うんだろうか......参加型ライブとでも言うのでしょうか?
今まで私が数曲居眠りしてしまったライブを思い返すと、アーティストとファンが一緒に楽しむというよりかはアーティストがライブしているのを聴いているという感覚のような気がしました。手を挙げるのが恥ずかしいのでいつも後ろで軽くリズムを刻んで聴くタイプの人間なのでこういう感覚になるんでしょう。バンドマンからしたらなんでそんな当たり前のようなことを深々と考えてるんだとか思われそうですがこういう感覚を忘れないようにして生きていきたいですね。(いつかファンの方にもどんな気持ちなのか聞いてみたいですね)
ネクライトーキー
2017年に朝日(Gt)が中心となり、もっさ(Vo/Gt)、藤田(Ba)、カズマ・タケイ(Dr)により結成。2018年に初の全国流通盤を発表。翌年に中村郁香(Key)が正式加入し現在の5人体制に。2020年にメジャー・デビュー。2024年に4thアルバムを発売し、レコ発ツアーのファイナルをZepp DiverCity(TOKYO)で行った。今年3月26日には2nd EP『モブなりのカンフー』を配信リリース。5月より同EPを引っ提げたワンマン・ツアーを開催する。
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