Japanese
ネクライトーキー
2020年02月号掲載
Member:もっさ(Vo/Gt) 朝日(Gt) 藤田(Ba) カズマ・タケイ(Dr) 中村 郁香(Key)
Interviewer:石角 友香
昨年9月に行われたツアー追加公演のマイナビBLITZ赤坂でのワンマンも大盛況。しかも彼らの痛快且つリアルな歌詞世界も共有されて、感動的なまでのライヴだったことも記憶に新しい。邦楽ロック・シーンのみならず、ゲームや以前のボカロP、女性アーティスト・ファンも巻き込んで、1年でライヴの動員を5倍に伸ばした彼ら。もちろんその核には楽曲の良さと、なかなか他のバンドが深掘りしない世界観があることが大きな理由だろう。大きな期待が寄せられる2020年、バンドがよりバンドらしくなったことを証明する、多彩な楽曲を収録した『ZOO!!』をリリース。メンバー全員インタビューで現在地を届ける。
メンバーに任せてみようと思ったきっかけは、ライジングの初日が中止になってスタジオで曲を詰めたことなんです
-BLITZ(マイナビBLITZ赤坂)のライヴ([ネクライトーキーワンマンツアー 2019"ゴーゴートーキーズ! 全国編「〆」"])以来ですが、あの日はすごいことになってて、正直感動しました。
朝日:このアルバムの特典であの日の映像がつくので、編集とかで改めて見直してたんですけど、なんかいいライヴだったなって、映像でも思いました。
-レポート(※2019年10月号掲載)でも書いたんですけど、もっささんのギター&ヴォーカリストとしてのすごさを理解したんです。アベフトシ(ex-THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/Gt)的なスタイルだなと思って。
朝日:おぉ? そうなってくれたら嬉しいですね。
もっさ:アベフトシさんカッコ良くてすっごく好きで、雑誌とか買って読んでたんですよ。
-カッティングとか、そういうセンスを結構感じますね。
朝日:もっさは今のバンドに憧れる女の子のギター・ヒーロー――ヴォーカリストとして好きなんじゃなくて、ギター・ヒーローになれるっていうのを俺は結成当初から言い続けてたんですけど、最近みんながそれを信じ始めて。あとは練習するだけ(笑)。
-1年前に朝日さんともっささんに『ONE!』(2018年リリースの1stフル・アルバム)の取材(※2018年12月号掲載)をしたときから気配は見えてたけど、1年間でライヴの動員が5倍になったり、恐ろしく状況が変わりましたよね。年末にありがちですけど(※取材は2019年12月中旬)、みなさんこの1年の変化をどう捉えていますか?
中村:実感としてはあんまり変わってなくて、周りの人たち、スタッフさんも変わらずやってきてるんですけど、もうちょっと外側の人たちの目がすごく変わってきて。いろんな人に"ネクライトーキー、今いい調子だね!"って言ってもらえます。認知されてるっていうのが伝わってきていて、"あ、ちゃんと結果を残せてるんだな"って思いました。
藤田:『ONE!』のときもめっちゃいい曲いっぱい入れたんですけど、今回のアルバム、すごく良くて。曲の幅が広がった?
朝日:いや、散らかった(笑)。
藤田:(笑)いろんなことをしても、みんなで演奏してもっさが歌えばネクライトーキーになってくるっていう、その確信を得たというか。それで今このアルバムを出すから、次はもっと面白いアルバムが出せるだろうな、どんどん進化していけるんだろうなという思いが強くなりました。
タケイ:今年の頭に『ONE!』のリリース・ツアー([ネクライトーキー「ONE!」リリースツアー"オーキートーキー!全国編"])を回って、月に何回とかライヴをやってるなかで、毎回毎回、反省だらけだって気持ちになっていたんですけど、ふと今年の頭あたりに録音した音源を聴くと、やっぱり成長を実感できるというか、スキル的に演奏面で気づかぬうちにバンドとして上達してるなと最近思いました。
もっさ:よりバンドみたいになったなと思いました(笑)。最初の頃よりみんな好きなことができ始めたというか、勝手に動き回り始めて、朝日さんが困るのかわかんないんですけど、好きなことして。それがネクライトーキーになりつつある、みたいのがあったかな。
-朝日さんとしてはどんどんコントロール不能に?
朝日:そう、ですね。でも、たしかにもっさが言ったように、最初は俺の作るデモをコピーしてもらうっていう感覚だったのが、どんどん俺の手を離れていったというか。そもそも俺がデモをしっかり作るのをやめようと思ったんですね。最低限、大枠だけわかるようにして、あとはメンバーに任せようっていうふうに思えるようになった。今年の頭と去年から変わったことと言えばそこかなと感じます。結構任せてみようって。結成当初の計画としては、フル・アルバム2枚はかっちり俺が作ろうって考えてたんですけど、それより幾分早くメンバーに任せたいなと思ったんですよね。それが一番大きく変わったことかなと思います。
-朝日さんが今回はあまりデモを作り込まないというのは、最初からスタンスとしてあったんですか?
朝日:結構偶然で、今年"ライジング(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO)"の初日が台風で中止になったじゃないですか? 僕ら前乗りしてて"ライジング"のためにスタジオ入りしてたときに、"「ライジング」なくなったよ"って言われたんですよ。
藤田:それ聞いて膝から崩れ落ちて(笑)。
朝日:結構長めにスタジオ取ってたよね? 4~5時間ぐらい。急にすることがなくなったから、俺は気持ち変えるために、そのときワンコーラスだけメロディとコード進行は決まってるけど、あとはリズム・トラックもベースもなんも決まってない状態の曲を、"ちょっと完成まで持っていこうよ"って提案したんです。普段はデモを大枠まで作るんですけど、そのときはスタジオで合わせて、せーので曲を作っていったら、それが結構良くて。"いけるな"と思ったんですよね(笑)。そこから"任せてみようかな"と考えるようになりました。そのときの曲が「深夜とコンビニ」で。
もっさ:最初にバラードができたっていうのが面白い(笑)。
-そこでできたのが「深夜とコンビニ」っていうのもなかなか新しいですね。虚無なんだけど、ネガティヴじゃない感じが今回のアルバムには漂ってて。以前のルサンチマンをぶつけるみたいな段階は超えてるのかなと。
朝日:たしかに今回すごく淡々と日々を歌うっていう曲が多いんですよね。
-"ライジング"が中止になって、スタジオに入ったのが制作スタイルの変化のきっかけになったんですね。
朝日:スタジオでメンバーとせーので曲ができたっていうのが嬉しくて、それがいいなってなったからなんです。「ぽんぽこ節」も結構スタジオで作って、そこからみんなに"これ、どうなると思う?"って聞いたりして、ある程度作って合わせたりしたんですよ。"あ、なんか出そう!"ってなったから、いったん持ち帰らせてもらって今の形になりました。だから、今回メンバーの意志がより多いアルバムなんですよね。
-「ぽんぽこ節」をBLITZのライヴで観たときは中村さんの鍵盤のイメージが強くて、QUEENとかMIKAみたいな印象が強かったです。
朝日:両方聴いてました(笑)。
中村:ちょうど映画の"ボヘミアン・ラプソディ"がひと段落したぐらいの時期に、たしか「ぽんぽこ節」のQUEENっぽいとことかができてきて。
朝日:もともとの「ぽんぽこ節」の原案は昔からあったんですよね。
藤田:リフはあったよね。ただイントロしかない、みたいな。これはやりたい、このあとどうする? っていうのをスタジオでわーってみんなで話して。
朝日:だから、「ぽんぽこ節」のイントロっていうのがタラタラッタッタ、ドンってこういうノリの......。
タケイ:文字にできない(笑)。
朝日:"朝日:手を上下に動かす"。
一同:あははは(笑)!
朝日:ちょっとファンクっぽい感じの部分まではできてて、そこのビートにもっさが歌を乗っけるのはなんかちょっと違うんだよなってなって。スタジオでしつこく弾いて、みんなに聴かせながら、"なんか出ねぇかな、なんか出ねぇかな"って試行錯誤してたんですけど、Aメロが続いたあと一瞬ピタッと止まるから、(中村に)"チャッチャッチャッチャッって昔の洋楽っぽい感じでピアノをちょっと弾いてみて"って頼みました。それやった瞬間に"これだー!"ってなって、そこから一気に広がったよね。たしか元ネタがYESの『Fragile』に入ってる曲で。いくならこっちだって思ったんですよね。今は、ラップ系とかヒップホップとかはちゃんとやってる人たちがすげぇちゃんとやってるし。Suchmosとかが出てきてからは、ああいうちゃんとしたかっこいい人たちがしっかりいい音楽作るようになったから、じゃあ俺たちが入っていけるところってどこだろう? と思って。
中村:そこまで考えてたんだ?
朝日:いや、被りたくないやん? 人がすでに入ったダンジョンで、宝箱を開けたらもう中身取られてるってこともありえるわけやんか? わけわかんないとこでいいから、誰も行ったことのないダンジョンのほうが楽しい。それでわけわかんないとこ行こうとしたら「ぽんぽこ節」になった(笑)。
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