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COLUMN

アルカラ 稲村太佑の「なんでもドラマ化計画」【最終話】

2013年07月号掲載

アルカラ 稲村太佑の「なんでもドラマ化計画」【最終話】

お疲れ様です。ついに何の告知もなく最終回を迎えてしまいました!!何気ない写真を一気にドラマ化してしまうその名も「なんでもドラマ化計画」のお時間でございます。お相手はわたくしアルカラのボーカル・ギター・タンバリンたまにバイオリンの稲村太佑がお送りいたします。

最終話「終わりは突然にの巻き」

スマートフォンはいったいどこまで進化していくのか。多種多様のアプリが我々の生活の大きな支えとなっていく。電車の乗り換え、地図、カメラ、料理の仕方、 新聞の記事、ゲーム、占い、etc、etc。もはやスマートフォンが知りたい事や欲しいものをなんでも解決してくれるのだ。僕らが幼いころに夢見た「ドラえもん」とは「携帯電話」だったのだ。

その中に「毎日腹筋させてくれるアプリ」というのがあってとりあえず無料だったのでいれてみた。スマートフォンを持った状態で腹筋をすると今何回やりましたってのがカウントされるという代物である。何て事だ。しかも1日何回とか指定できたり好きにカスタムできるみたいで、ここまで自分に厳しいなら、これに頼らなくてもできるのではないのかという疑問の中、ご期待通り次の日にはこのアプリを入れた事を忘れてしまった。

すると数日後に

と優しく問いかけてくるのだ。まさかのまさかである。昔、手塚治虫か何かでコンピューターが人間を支配してしまうみたいな話があったように思うが、まさにこれがその時代の始まりである。ただ、ここまで来たらコンピューターなんかに従うより「これを無視したらどうなるのか」という方が興味深くなる。ご期待どおりばっちり無視していたところ、ここから2週間が経ったある日

急に英語である。直訳すると「あれからかなりの時間が経っている。今日は腹筋するのか?これが最後通牒である」となるが、多分直訳しただけでほんとはもっと 言葉が悪いのだと思う。「お前どないすんねん!知らんで!」って感じだろうか。いつしか今日腹筋しなかったら「恐怖の電話がかかってきます」とか「あなたの預金をすべて捨てます」とかになるのだろう。以降、このアプリからのメッセージは無くなった。終わりは突然にきたのだ。

いままでありがとうございました。急に終わります。応援してくれたみんなありがとう。お別れが寂しいね。
「さよならは言える時に言っておかないと後悔するぞ」って何かのドラマで言ってました。まさにドラマ化計画の最終回にもってこいの話題でした。そして、次回から「アルカラのぐるぐるムニムニ化計画」が始まります。なんじゃそれー!!しかも今度はメンバーがぐるぐる入れ替わりで好き勝手やりますので乞うご期待!!

想像力の果ては宇宙の果て。
みんなも楽しい想像(妄想)を。んじゃー。

アルカラ稲村太佑