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INTERVIEW

Japanese

ぜんぶ君のせいだ。

2017年11月号掲載

ぜんぶ君のせいだ。

ぜんぶ君のせいだ。

Official Site

メンバー:如月愛海 ましろ 一十三四 咎憐无

インタビュアー:吉羽 さおり

9月6日に3rdアルバム『Egoistic Eat Issues』をリリースしたぜんぶ君のせいだ。の4人。実はその同日に1stアルバム『やみかわIMRAD』(2016年1月)と2ndアルバム『アニマあにむすPRDX』(2016年11月)を再録音した2枚組アルバム『新音』(読み:ねお)も発売しており、新旧のファンに好評だ。この夏に脱退した未来千代めねも含め、5人編成のぜん君。をパッケージした内容であり、ライヴを通じた成長とともにアップデートされた曲ということで、"新音"と冠した今作。結成から脱退、加入を経たぜん君。だが、今ひとつの"カタチ"を見出しているのもあるのだろう。作品への想いと、スタートしているツアー"みんなごとTOUR 2017~2018"についても話を訊いた。

-『新音』は、1stアルバム『やみかわIMRAD』と2ndアルバム『アニマあにむすPRDX』の2作が新録として収録されたという、かなり盛りだくさんの作品ですね。

ましろ:今は1stアルバムになると、どこに売っているのかという話もあったり、ライヴの物販も売り切れちゃっていたりするので。そういう人たちにも、手に取ってもらえたらということです。

-2作ともに今のメンバーで歌割りも変えていたりと、かなり曲のイメージを捉え直す作業になったのでは。

如月愛海:結構、大変でしたよ(笑)。

-普段からライヴで歌っている曲はいいですが、なかなか最近のセットリストにも入らなくなっている曲もありそうですよね。よくやっている曲というと、「ShitEndプラシーボ」あたりとか?

如月愛海:正直、「ShitEndプラシーボ」も最近はずっとやってないんです。やっているのは「ねおじぇらす✡めろかおす」くらいかな?

ましろ:「キミ君シンドロームX」とか。

如月愛海:あとは「やみかわぐんぐんか」をちょっとやるかもしれないくらいですね。

ましろ:「ShitEndプラシーボ」とかもやりたいんですけど、本当にやらなくなってきて。

-アルバムも3作目となって、曲が増えたからこその悩みですね。

如月愛海:そうですね。「ShitEndプラシーボ」は当時、1stアルバム『やみかわIMRAD』の中で、ぜん君。の覚悟が詰まった1曲だったんですけど、最近の曲は強めの傾向があって、どの曲でも節々に覚悟が表れているので、やっぱり今の曲の方が、今に合っているんです。「ShitEndプラシーボ」はどちらかというと未来の感じを歌っているので、また2年後くらいにしっくりくるかもしれない(笑)。

ましろ:1stアルバムをあまり聴いたことがない人が増えてきてしまったから、そういう意味でもライヴで曲数が限られているときは、みんなで遊べる曲を選びがちで、どうしてもレアな感じになってきちゃうんです。

如月愛海:でも本当に、この『新音』では内容をごっそり変えてる曲もあるので。

ましろ:どれも録り直すのはきつかったですね。もう1回、歌割りも考えて、覚え直して。ライヴでたくさん歌ってきた曲ですけど、しっかり自分たちで曲を煮詰めないとできない再録でしたね。

-新曲に向かうような感覚ですね。内容を変えた曲だとどのあたりですか。

一十三四:「患いハレルヤ」とかは最初の部分がごっそり抜けているんです。

ましろ:1番のサビを全部抜いていますね。

-そこまで変わってますか。

ましろ:そっちの方がかっこいいんじゃない? っていうことで。

如月愛海:あとは、掛け声が入っているシーンもあったんですけど、それもなくなったりとかしていて。

一十三四:入っている音も、進化しているんです。あと、自分で聴いてみて変わったなと思うのは、みんなの声でした。強くなっていて、昔にあったフニャっとした弱さがあまりないというか──

ましろ:特によつ(一十三四)はね(笑)。でも、よつはフニャっと感はなくなったけど、息遣いが上手くなっていて。かわいい曲だと特に、吐息っぽい歌い方になっていて、ぼくは好きです。

如月愛海:ちょっとエッチめなね(笑)。あとは、いつもポップでふわふわしている感じのイメージのあったとがれ(咎憐无)なんですけど、「ヤンデレクイエム」の最初に"ころす"って言ってるのは、とがれなんです。ものすごい低い声で。あれがとがれの声だって気づいている人はいないかもしれない。

咎憐无:触れられたことないですね。他の曲でも、前のアルバムは加入前で聴いていただけだったので、自分がそのパートを歌うとなるとだいぶ違って、それもまた新しいなと思います。初めて自分の声が入った曲もたくさんあるので。

-特にDisc1(『やみかわIMRAD』の再録盤)では、この5人の声で歌われるのは新鮮ですよね。

ましろ:そうですね。じつはよっちゃん(一十三四)も、1stアルバムのときは入ってないんですよね。

一十三四:「弱虫ララバイ」で一瞬入ったけど、サビにちょっと入っているくらいだから気づかないかもしれない。

如月愛海:意外と知らない人も多くて。