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Gotch(後藤正文)、初の短編小説集付録CDに収録された約46分に及ぶ読書用アンビエント・ミュージック「無謬 / Infallibility」を本日3/2より配信開始

2018.03.02 12:00

Gotch(後藤正文)、初の短編小説集付録CDに収録された約46分に及ぶ読書用アンビエント・ミュージック「無謬 / Infallibility」を本日3/2より配信開始

昨年2017年に出版された後藤正文(Gotch / ASIAN KUNG-FU GENERATION)による初めての短編小説集"YOROZU ~妄想の民俗史~"の付録CDに収録されていた約46分間の読書用アンビエント・ミュージック「無謬 / Infallibility」のストリーミング配信が本日よりスタート。
 
本人が書き下ろし、全ての楽器を演奏した約46分に及ぶ超大作「無謬 / Infallibility」。本日3月2日よりApple Music及びSpotifyにてストリーミング配信がスタート、YouTubeでも公開されている。
 

Gotch『無謬 / Infallibility』
 
後藤正文による初めての短編小説集となった同書籍は、毎回ある事物をテーマとし、その事物と日本の歴史との関わりを、史実とフィクションを織り交ぜて綴った妄想歴史短編小説が収められている。巻末には日本中世史・社会史を専攻する、清水克行氏(明治大学商学部教授)とのスペシャル対談も収録。
 
付録CDに関して、本書のあとがきにおいて後藤は以下のようにコメントしている。
 
最後にもうひとつ。
「読書用BGMを付録としてつけてはどうか」と編集者をそそのかして、BGMには成り得ない「丸ごと、俺」みたいなアンビエントミュージックを巻末に添付させてもらった。
採譜もできなければ再現性もない、ミックスを含めて5回ほどの即興を経て完成した楽曲は、生きることそのものについての比喩だと思う。あらゆる音楽的な間違いが、それもひっくるめて一回性の間違いのなさに回収されている。
死んだ後に何を言っても、人生なんて仕方がないのかもしれない。けれども、そこによく分からない美しさがある。反対に醜さもある。
本来、人間のあれこれを譜面のようなかたちで書き残すことは不可能だ。再現できない。歴史だって同じだろう。
聴いた人たちの脳が溶けることを祈りながら。
 
―― 後藤正文

 

▼配信情報
Gotch
「無謬 / Infallibility」
YOROZU-Jacket.jpg
配信中
Apple MusicSpotify

 

▼書籍情報
後藤正文
『YOROZU~妄想の民俗史~』
YOROZU_book.jpg
発売中
¥1,800(税別)
四六判変型