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INTERVIEW

Japanese

EMPiRE

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Member:YU-Ki EMPiRE MAYU EMPiRE MiDORiKO EMPiRE MAHO EMPiRE MiKiNA EMPiRE NOW EMPiRE

Interviewer:宮﨑 大樹

エージェントが楽しければ点数なんていらない


-ところで、YU-KiさんのアンコールのMCから察するに、今回は120点を目指していたのかなと思うんです。普段はあまりこういうことを聞かないんですけど、あの日は自己採点で何点のライヴができました?

YU-Ki:120点満点、はなまるでしたね。今まではスタッフさんとかから"もうちょっとできたよね"と言われることが多かったんですよ。それがなぜなのかは、自分たちではわかっていなくて。でも、フォーラムでやってみて、みんなの肩の力が抜けている感じとか、グルーヴ感とかが感じられて、"あ、これが足りてなかったのかな?"と、わかった気がして。だからフォーラムは素晴らしかった。みんなに拍手です。みんな、いい子(笑)。

-(笑)その感覚は、メンバーの共通認識ですか?

MAHO:点数ではないけど、次の日に話している雰囲気が今までにない感じで。"すごく良かった"、"やれて良かった"みたいな空気だったんです。自分たち自身が"やれて良かった"と心から感じたのは初めてでした。

MAYU:点数の概念が余計にわからなくなったというか。エージェントが楽しければ点数なんていらないんだなって。

-というわけで、今回のライヴの映像作品がリリースされるわけですけど、実際に映像を観てどうでした?

MAHO:演出と自分たちのパフォーマンスが合わさったものを観て興奮しましたね。

MAYU:いつもライヴ映像を撮ってくれている、出口アキタカさんという方がいるんですけど、"EMPiREのことを好きでいてくれてるんだな"と思う編集というか、"わかってる!"と思うカットが入っているのがすごく嬉しくて。演出もそうだし、たくさんの人に支えられて、今のEMPiREが見せられるんだなと映像作品になって改めて感じて。それをエージェントのみんなに共有できるのが、また嬉しいなぁという気持ちでいっぱいです。

MiKiNA:100点の回答ですね、もう何も言うことがない。

MAYU:MiKiNAのヴィジュがいいよね!

MiKiNA:絞って行ったので(笑)。でも本当に、みんなの顔が今までに見たことないくらい柔らかかったんです。「MAD LOVE」を観てもらえるとわかると思います。あと、お客さんの顔もちょっと映っているんですけど、お客さんも同じ気持ちなんだなとわかる顔をしていました。

MAYU:マスクしているから目しか見えないのに、目で語っていたよね。

MiDORiKO:ステージだけじゃなくて、フロアの雰囲気も伝わると思います。

-「MAD LOVE」は良かったですよね。目を潤ませていて、グッときました。

MAYU:感極まり女なので(笑)。

MiKiNA:「MAD LOVE」の始まりくらいから泣いてました。歌っていて自分で響いちゃって。

MAYU:"ERROR ERROR ERROR TOUR"の最初、名古屋の1曲目が「MAD LOVE」で、最後の仙台のラスト1曲も「MAD LOVE」だったんです。「MAD LOVE」が、この期間を経てよりいっそう気持ちが通じる、伝えられる曲になったと思っていて。より特別な1曲になっていたんです。

-そのほか、おススメや印象に残っているシーンはありますか?

MiKiNA:私、MAHOちゃんのアレしか思いつかないんだけど(笑)。

MAHO:あぁ(笑)。39曲もやることなんてないじゃないですか? 口の乾燥が酷すぎて、誰かが一生懸命歌っている横で歯を直している画が映っているという......(笑)。どうせ副音声でその話をしているからいいんですけど(笑)。今回も副音声は3時間ずーっと喋り続けていました。

MAYU:ずっと褒め合ってました。"いいねぇー! カッコいいねー!"って。私的には「SO i YA」が今までで一番楽しくて印象的でした。私たちの気持ちが伝わる映像になっていて、すごく嬉しかったです。テンションの上がり具合というか、NOWのサビの歌い方も良かったし。

MAHO:Bメロで、ドリちゃんとNOWが歌うところがあるんですけど、ふたりとも大ジャンプをして、すごいなぁと思って感動しちゃいました。

YU-Ki:私のおススメは「LiTTLE BOY」。自分の感情のボルテージがマックスを超えていて、何かが憑依してしまってたんです。私じゃないんですよ、あれ。

一同:(笑)

YU-Ki:目つきも全然違うので、そこも注目してほしいです。

MAYU:あと「きっと君と」の演出が最高なので観てほしい。ラスサビが本当にいいんですよ。演出もいいし、カットもいいし、MAHOちゃんもいい。最高の画ができあがっていたので、満足度が高いです。

YU-Ki:演出、すごかったね。後ろの画面に自分たちの顔が映されるの夢だったんですよ。実現できて、嬉しかった。

-さて、この映像作品がリリースされるころには"EMPiRE ULTRA ViBES TOUR"がスタートしています。今回、限界を突破したことで、次のツアーはどんなものになりそうですか?

MAYU:自信を持って回れるツアーになるんだろうなと思っています。個人的なことになっちゃうかもしれないですけど、チャレンジするツアーにしたいです。EMPiREらしさが確立されつつあるというか、"私たちだからこれができるよね"というのがわかってきたから、それを表現できるツアーにしたいです。