Japanese
EMPiRE
Skream! マガジン 2020年02月号掲載
2020.01.05 @Zepp DiverCity(TOKYO)
Reported by 宮﨑 大樹 Photo by sotobayashi kenta
"今の6人は無敵だ"、そう感じさせた夜だった。2020年1月5日に"EMPiRE'S GREAT REVENGE LiVE"と題されたワンマン・ライヴがZepp DiverCity(TOKYO)で開催された。本公演は、昨年2019年12月19日に、同じくZepp DiverCityにて開催された"EMPiRE'S GREAT ESCAPE TOUR"のファイナル公演で、MAYU EMPiREのインフルエンザ発症により5人でのパフォーマンスとなったライヴの、リベンジ公演として行われたもの。このツアー・ファイナルは、MAYUを欠いたことにより歌割やフォーメーションを急遽変更し、5人でのパフォーマンスをギリギリまで練り上げていったことが窺え、今できる最高のライヴを見せようという気迫のこもった内容であった。そしてこの公演は、その日しか観ることができない特別なワンマン・ライヴになっていたことは疑うべくもない。それでも、EMPiREがずっと目標としていたZeppの舞台に6人で立つことができなかった悔しさは、メンバーはもちろんエージェント(※ファンの総称)にもあった様子。オープニング・ムービーが流れ始めると、あの日の悔しさを今日の楽しみに変化させるかのように、割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こった。ライヴ本編は、この日を並々ならぬ想いで迎えたであろうMAYUの歌唱で始まる「WE ARE THE WORLD」で開幕。その表情は、遠目で見てもわかるくらいの満面の笑顔で、それはほかのメンバーも同様だった。幻想的なEDMサウンドに乗せ、歌とダンスで喜びの感情を届けていくと、初期からのキラーチューン「Buttocks beat! beat!」では、ド派手なレーザーの演出の中でMiDORiKOが"五月雨かませっ!!"のシャウトでエージェントを熱狂させる。続く「RiGHT NOW」では光と映像と音、そしてダンスと歌が融合した爆発的なエネルギーをフロアへ投下。その光景は"これぞEMPiREのライヴの真髄だ!"と評したくなるほどのものだった。
"2019年12月19日Zepp DiverCityワンマン、EMPiREとエージェントのみんなで最高の日にするはずだった1日を6人で迎えることができなくて本当にごめんなさい。渡辺(淳之介/プロデューサー)さん、スタッフのみなさん、EMPiREのメンバー、そしてエージェントのみんなのおかげで今日こうやってリベンジの機会をいただくことができました。本当にありがとうございます。こんな幸せなリベンジの機会をいただいたからには、全員で全身全霊のパフォーマンスで、今日2020年1月5日を最高の1日にすることがみんなへの恩返しだと思っています。なので、私たちのリベンジ、楽しんでいってください"とMAYUがリベンジへの想いを口にし、そんなMAYUが作詞を手掛けた「ERASER HEAD」でEMPiREのダークな一面を魅せていく。その後も、時に踊らせ、時にじっくりと聴かせてライヴは進行。フロアの熱量は増していくばかりだ。ライヴの構成や魅せ方に幅と深みが生まれてきたのは、ライヴで強い曲が集まった最新アルバム『the GREAT JOURNEY ALBUM』の功績も大きいのだろう。それでいて、ここで満足しない貪欲な姿勢は、本編ラストで披露した「A journey」の"さらなる高みを目指して/追う旅 行くさ!"と歌う彼女たちに表れていた。
本公演は、リベンジという意味ではMAYUにスポットが当たる面があるが、Zeppという大舞台で各メンバーの個性もキラリと光っていたことをもちろん忘れてはならない。持ち前のまっすぐな歌声を届け、雨女のリベンジも果たしたYU-Kiに、中毒性抜群の声質で歌い、感情を迸らせるダンスで惹きつけたMiDORiKO。そして、高い表現力と力強い歌唱で安定してショーを支えたMAHOに、アンニュイな表情と歌声に磨きをかけたMiKiNA。ダンスでグループを引っ張っていく存在になったNOWは歌唱面でも大きな成長を遂げていた。メンバーひとりひとりが個性を伸ばし、全員がスター・プレイヤーへと成長を遂げつつあるEMPiRE。『SUCCESS STORY』のインタビュー(※2019年7月号掲載)の際に、MAYUが目指したいと言っていた"アベンジャーズ"的なグループになる日も、そう遠くないのかもしれない。冒頭に記した"今の6人は無敵だ"という印象は、まさにそういう個々の力と、それらが合わさったEMPiREのひとつの完成形を見たような気がしたからなのだ。
本編終了後「アカルイミライ」で幕を開けたアンコールでは、メンバーのことやEMPiREとエージェントの関係性をテーマにメンバー全員で作詞を行った「I have a chance!!」を披露。最後は、"ラストは自由に踊ってください"(MAHO)の声で始まった「Have it my way」がフィナーレを飾った。この日最大のハイライトとも言える、クラウンに扮したダンサーを従えて、エージェントと共に踊り狂う6人の姿については、やはり"無敵"と表現せずにはいられないのである。
[Setlist]
1. WE ARE THE WORLD
2. Buttocks beat! beat!
3. RiGHT NOW
4. デッドバディ
5. ERASER HEAD
6. NEVER ENDiNG
7. FOR EXAMPLE??
8. SUCCESS STORY
9. NEW WORLD
10. きっと君と
11. Black to the dreamlight12. ピアス
13. EMPiRE originals
14. EMPiRE is COMiNG
15. SO i YA
16. SELFiSH PEOPLE
17. S.O.S
18. MAD LOVE
19. A journey
En1. アカルイミライ
En2. I have a chance!!
En3. Have it my way
- 1
LIVE INFO
- 2021.02.26
-
kobore
a flood of circle
KANA-BOON ※振替公演/中止
Maki
ircle
さなり
Age Factory
fox capture plan×jizue
AFTER SQUALL
ヤバイTシャツ屋さん
山中さわお(the pillows)
SPiCYSOL
MINOR THIRD
LAMP IN TERREN
Tempalay ※振替公演
アルカラ
KEYTALK×Novelbright
moon drop
SOMETIME'S
Hakubi
羊文学 ※開催延期
- 2021.02.27
-
ぜんぶ君のせいだ。 ※延期
私立恵比寿中学 ※開催延期
そこに鳴る
THE COLLECTORS ※公演中止
Somari / GAROAD ほか
EMPiRE×豆柴の大群
Maki
Shingo Kanehiro
崎山蒼志 ※公演中止
ポップしなないで
夜の本気ダンス
それでも尚、未来に媚びる
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
ヤバイTシャツ屋さん
伊津創汰
the paddles
Hakubi
GO TO THE BEDS
ZOC
Lenny code fiction ※開催中止
Nothing's Carved In Stone ※振替公演
[.que]
tricot
TENDOUJI ※振替公演
- 2021.02.28
-
SUPER BEAVER
ドミコ×DENIMS
kobore
そこに鳴る
THE COLLECTORS ※公演中止
a flood of circle
ワンダフルボーイズ
Novelbright ※振替公演
AFTER SQUALL
mol-74×ユアネス
OKAMOTOʼS
山中さわお(the pillows)
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
フラスコテーション / PICKLES ほか
Shingo Kanehiro
ポップしなないで
Ivy to Fraudulent Game
挫・人間
the paddles
シナリオアート
ストレイテナー
BURNOUT SYNDROMES ※公演延期
- 2021.03.01
-
SUPER BEAVER
さなり
優利香
UNISON SQUARE GARDEN
the paddles
アイナ・ジ・エンド(BiSH)
- 2021.03.02
-
Hakubi
GO TO THE BEDS
the quiet room×Ivy to Fraudulent Game
ヤバイTシャツ屋さん
UNISON SQUARE GARDEN
moon drop ※振替公演
- 2021.03.03
-
the paddles
ヤバイTシャツ屋さん
HINA-MATSURI 2021
Tielle ※公演延期
クリープハイプ ※振替公演
The Songbards
moon drop
- 2021.03.04
-
Hakubi
KALMA
the paddles
ハンブレッダーズ
fox capture plan×jizue
山中さわお(the pillows)
THE BACK HORN ※振替公演
- 2021.03.05
-
Hakubi
a flood of circle
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SUPER BEAVER
kobore
Novelbright ※振替公演
the paddles
Creepy Nuts
GO TO THE BEDS
ヤバイTシャツ屋さん
PELICAN FANCLUB
moon drop
センチミリメンタル
SPiCYSOL
- 2021.03.06
-
The Songbards
a flood of circle
ぜんぶ君のせいだ。
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
フラスコテーション / PICKLES ほか
私立恵比寿中学 ※振替公演
KANA-BOON ※振替公演/中止
SUPER BEAVER
indigo la End
ドラマストア / Half time Old / reGretGirl ほか
ACIDMAN
THE PINBALLS
Creepy Nuts
秋山黄色
GO TO THE BEDS
milet
ヤバイTシャツ屋さん
藍坊主
工藤晴香
東京スカパラダイスオーケストラ ※振替公演
夜の本気ダンス
怒髪天
- 2021.03.07
-
Hakubi
ぜんぶ君のせいだ。
soto-oto'21~春~
須田景凪
kobore
三原健司(フレデリック) / 松本 大(LAMP IN TERREN)ほか
秋山黄色
フラスコテーション / PICKLES ほか
ひかりのなかに
flumpool ※開催延期
moon drop
怒髪天
MAGIC OF LiFE
GO TO THE BEDS
harue
東京初期衝動 ※振替公演
YAJICO GIRL
Shingo Kanehiro
THE BACK HORN ※振替公演
- 2021.03.08
-
Halo at 四畳半
RELEASE INFO
- 2021.02.26
- 2021.03.01
- 2021.03.03
- 2021.03.04
- 2021.03.05
- 2021.03.10
- 2021.03.11
- 2021.03.12
- 2021.03.17
- 2021.03.19
- 2021.03.24
- 2021.03.26
- 2021.03.30
- 2021.03.31
- 2021.04.07
- 2021.04.14