Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

シンガロンパレード × 鶴

2016年09月号掲載

シンガロンパレード × 鶴

シンガロンパレード

Official Site

シンガロンパレード:みっちー(Vo/Gt) 晨(あした)(Ba/Cho) ジョン=エブリバディ(Dr/Cho)
鶴:秋野 温(うたギター) 神田 雄一朗(ベース) 笠井 快樹(ドラム)
インタビュアー:岡本 貴之 Photo by 川村 隼也

-では曲について詳しく聞いていきたいと思います。Track.1「Babyカステラ」はコーラスも印象的な曲ですが、間奏の展開がポップですごく良いですね。

みっちー:これは、ブースで聴いてても"いいよね"ってなりました。僕、こういうところはめちゃくちゃ鶴の影響を受けてると思うんですよ、間奏のキメのところとか。曲としては、"ベビーカステラが好きです"というだけの曲です。本当にそれだけ。

笠井:でも、なんでベビーカステラだったの?

みっちー:僕の中で、"身体に悪そうだけどたくさん食べちゃうもの第1位"がベビーカステラだったんです。お祭りで、2,000円くらいのすごい大きい袋に入ってやつとかあるじゃないですか? 僕、あれをひとりで食べるくらい好きで。

ジョン:すごい量を食べるんですよ。見つけたらすぐ買っちゃって。

晨:みっちーの"ベビーカステラが好き"っていう気持ちが抑えられなくなってできた曲です(笑)。

-でもちゃんとテーマが"素敵な不摂生"にかかっているんですね。続いてTrack.2「TO・TSU・GU・WA」はどうでしょう。

みっちー:これは、冒頭の"(男性¥6,000 女性¥2,000...)"というフレーズがあるんですけど、婚活パーティーってあるじゃないですか? 知り合いの女の子が婚活パーティーに行ったらしいという話を聞いて。それで女子目線で書いた曲です。

笠井:みっちーの歌詞って女性目線が多いよね?

神田:昔の歌謡曲で男性が女性目線で歌う曲とかあるけど、そういうのが好きなのかなって。

みっちー:あぁ~、そういうの結構好きですね。この曲に関しては、女性が抱えている不摂生な気持ちを僕の中で書いた感じです。

笠井:この曲、大サビ前のフィルも超カッコいいよね。

ジョン:ありがとうございます!

晨:リズムの小気味いい感じが気持ちよかったので、僕はルートにいったりしてそんなに難しいことをせずに、曲を聴いたときに素直に降りてきたフレーズを出しました。

ジョン:ドラムも一緒ですね。メロディのリズムの良さが表に出るように支えればいいなって。

みっちー:次のTrack.3「ステキな不摂生」はノれる曲を意識しました。武器になる曲がひとつ欲しくて、それを我慢せずに思い切りやった、これもある意味不摂生な曲です。

神田:これは、アルバム・タイトルの"素敵"が"ステキ"になっているのがポイントなんじゃないの?

晨:これは僕が言ったんですけど、"ステキ"にして"性的でイケないこと♡(ハート)"、みたいな感じに特化した方がいいんじゃないかなって。アルバムのテーマとしては"不摂生も悪いことじゃないよね"ということを言いたくて、曲の方はもっとキラキラした目で不摂生を見てもいいんじゃない? っていうことを意識しました。

-これは鶴も得意そうな展開のアレンジじゃないですか?

神田:いや~でも、やっぱり難易度が高いんですよ。ぜひ、バンド・スコアを出してほしい(笑)。

秋野:ギター・ソロも音符が多いなって。"どうやって弾いているんだろう!?"って思いました。この曲は最初に聴いたときにサビにいったときの突き抜け方が、"おぉっ、いったねー!"ってすごく気持ちよかった。サビの3行目の4つ目のコードかな? 下がるところあるでしょ? そこにいくところがすごく気持ちいいんだよね。こういうの大好きなんだよ。すごくシンガロンっぽいなって。

みっちー:たしかにそういう進行はよく使います。コードで聴いてもらえるのは嬉しいですね。

笠井:次のTrack.4「YA・SE・RU・WA」はライヴでやってたよね?

みっちー:あぁ~、リハのときにやってたかもしれないですね。これは僕のバイト先の話なんですけど、ある時期になると必ず"あぁ~痩せたい"って言う子がいるんです。それはいいんですけど、言ってる先から唐揚げとか食べてるんですよ。"どっちかにして"と。痩せたいなら痩せる努力をする、食べたいなら"痩せたい"って言わなければいいだけの話じゃんって。

神田:もうさ、うちの秋野とみっちーは同じタイプだよ、完全に。

秋野:今聞いてて、本当にそう思った。ソロで対談できると思う。同じだもん。

みっちー:"痩せたいんじゃなくて、痩せたいって言いたいんでしょ?"ってライヴのMCで言ったこともあるんですけど、結構ウケたんですよ。でもそれを僕がそのまま言うとただのディスりになっちゃうんで、これも女子の立場に立って言ってみました。このアルバムくらいから気づいたんですけど、僕が日頃思っていることを女子目線で言うと柔らかくなるんですよ。

笠井:だから女子目線で歌詞を書いてるんだ? 勝手にシチュエーションを想像して作ってるんだと思ってたんだけど、わりとみっちーの本音なんだね。みっちーの曲の作り方って、シチュエーションを設定して物語を作るみたいな感じかと思ったから。

みっちー:たまにそういう作り方もしますけど、最近ではこういう作り方が多いですね。

笠井:なるほどね、裏返して本音なんだね。

みっちー:"裏返して本音"ってフレーズ、いいですね。

笠井:おっ! いいよ、お金払ってくれれば売るよ?

一同:(笑)