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DISC REVIEW

Japanese

2018年11月号掲載

ファンタスティックヒューマン

"ライヴが多すぎてアルバムを作る余裕がなかった"というシンガロンパレードの初アルバムは、その言葉も頷ける、ライヴの光景が目に浮かぶものとなった。音を詰め込まずに隙間を効果的に使って歌を聴かせており、自分たちの3ピース・サウンドに自信を掴んだことが窺える。そんな自分たちを鼓舞するような「Have a nice day」も印象的だが、表題曲でみっちー(Vo/Gt)が叫んでいるとおり、"ラブシーンがもっと必要です"が今作のテーマ。とはいえ、カッコつけて好きな人を見守りたい想いと、素直な自分を曝け出したい思いとの葛藤が渦巻く甘くはないシーンばかり。それでも明るく力強く歌われる曲たちは、もがきながらも前を向こうとする人こそ"ファンタスティック"だという、3人からの賛歌なのだろう。(稲垣 遥)