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INTERVIEW

Japanese

ExWHYZ

2023年10月号掲載

ExWHYZ

Member:yu-ki mayu mikina maho now

Interviewer:宮﨑 大樹

来年はExWHYZの曲を背負って、マスターを引き連れてフェスに出られる存在になる


-ここまで話を聞いてきた曲はすでにライヴでパフォーマンスしていると思うんですけど、4曲目の「There's no limits」は未発表ですよね。

yu-ki:マジでライヴが想像つかない。

mikina:照明がめっちゃカッコ良くなりそう。五感でいい感じになる曲なんじゃないかなって。

mayu:トラックがカッコいいし、音の圧を感じそうじゃない? そこにちゃんと声を乗せていくというか、歌を頑張りたいですね。

now:この曲は「Obsession」(2022年10月リリースのデジタル・シングル)を作ってくださった80KIDZさんの曲なんですけど、今回こういう雰囲気の曲をExWHYZにくださったということで、"こういう雰囲気の曲も私たちに託してくれる関係になったのかぁ~"って思いました。80KIDZさんが私たちの音楽の幅をまた新しく広げてくださいましたね。マスターも80KIDZさんが作ってくださった曲として想像しているものがあると思うんですけど、その想像をはるかに超えた曲ができたので、ライヴもまだ想像がつかないんですけど楽しみです。

-歌詞にはmayuさん、mikinaさん、mahoさんが参加したんですね。

mikina:もともとMaika Loubtéさんの歌詞があって、ちょこちょこ変えたような感じですね。

-コンペ形式で書いたわけではなく、もともとあるものをブラッシュアップしたんですね。気に入っているフレーズはありますか?

maho:"形にしたいのは愛の世界"。愛といってもいろんな愛があると思うんですけど、物事の根底にあるのは何かに対する愛がいいなと思うようになったので。Maikaさんの言葉を借りて歌えるのが嬉しいです――そこは歌割じゃないですけど(笑)。

mayu&mikina:歌割~♪。

-(笑)「虜」もライヴ未発表だと思いますけど、ExWHYZの新機軸というか、アダルトな魅力を出していますね。こういう楽曲がExWHYZに書かれたことについてはどう感じましたか?

mayu:うちらは強い女なんだなって思いました。強い女に見せていくんだなって。でも、そういうところは自分たちの中にあるから、無理して背伸びするわけでもなく歌えました。こういう小悪魔っぽいところが私たちにハマっていると思うので、お気に入りです。

-レコーディングではどんなディレクションがあったんですか?

yu-ki:Seihoさんからはたぶんひとりずつ違うことを言われているよね? 私のときは"目の前にいる人を誘う感じで歌って"と言われて。囁くみたいな。より女性っぽい歌声というか、落とす気持ちで歌いました。

-他にはメンバーによってどんなディレクションがあったんでしょうか?

mikina:私は"ロックンローラー"。癖が強い声が残されていると思うんですけど、最初に好きなように歌っていたら、ちょっとしゃくり上げるのとかがSeihoさんにハマったみたいで"そのロックな感じいいね!"って。なので、この「虜」ではロックンローラーです。みんなには伝わっていなかったみたいですけど(笑)。小悪魔ロックンローラー。

一同:(笑)

yu-ki:1曲の中でも全然違う歌だよね。カメレオンmikinaが楽しめる。

-続いて「Moonlight, Sunlight」についても聞いていきます。最後に収録されている「Shall We」がボーナス・トラックということを考えると、この曲が本編を締めくくることになりますね。優しくてきれいなミドル・チューンで、mahoさんが歌詞を書いていますけど、楽曲からどんな印象を受けて歌詞にしていきましたか?

maho:デモが同じ言葉を続けていて、シンプルでスッと入ってくるサウンドだったので、難しい言葉を使わずに、ダイレクトに伝えたい気持ちを入れました。

-mahoさんの歌詞って、マスターとの絆を描いたようなものが印象強くて。

maho:EMPiREに入ってゼロからスタートしたわけじゃないですか。それからどんどんそういう気持ちを知っていって、教えてもらって。そういうことに対して考えたり感じたりすることが増えてきて、自然とそういうテーマで書くことが多くなりましたね。この歌詞を書いたときはマスターのことを想ったりとか、メンバーやExWHYZに関わる人たちのことを書いたりしたんですけど、音源が出たときに思った以上にマスターが反応してくれて、みんなが想いをツイートしてくれたんですよ。ライヴで披露したあとも、自分が思っていた以上に温かい言葉をたくさんくれて、いっぱいラヴ・レターを貰った気持ちになりました。

yu-ki:この曲をライヴでやるときは、マスターもメンバーもみんな優しい顔をしているんです。

-そしてボーナス・トラックの「Shall We」は待望の音源化ですね。ライヴで初披露してから長いので、これこそだいぶ育っているんじゃないですか?

maho:どんどん育っていますね。"もっと Party Party"というところで"Party Party!"って一緒に歌ってくれたりして。

mikina:ExWHYZを始めたてのときは、うちらが"自由に"と言っても"どうやって?" みたいに思われていた気がするんですけど、そのなかで簡単に跳べる曲として持っていったので、この曲は初めから楽しんでくれていて。その気持ちが重なって、好きな曲になってくれたみたいで嬉しいですね。

mayu:この振付をつけて良かったなって思いました。

yu-ki:天才! mayu天才とmaho天才(※作詞)とガヤ天才(yu-ki、mikina、midoriko)とnow天才が集まって大天才になった曲です!

-ここまで各曲について聞いてきましたが、改めて1st EP『HOW HIGH?』はどんな作品になったと思いますか?

mayu:1stアルバムと2ndアルバムは双子みたいになっている作品で、ExWHYZの色を作ってくれた大好きな2枚なんです。この2枚で自分たちとか応援してくれている人も含めてExWHYZのイメージができあがっていったと思うんですけど、『HOW HIGH?』によってExWHYZのスタイルみたいなものを、面白い形で裏切れたのかなと感じています。"ExWHYZはこうじゃなきゃいけない"とかじゃなくて、そのときそのときで楽しいと思えることとか、ワクワクするほうに自分たちはチャレンジしていけるのかなって。そこに希望が見えたというか、楽しいなと思えたEPです。自分たちの視界も広がったし、肩の力も抜けたし、これからもっとワクワクしていけるグループなんだなと思わせてくれた作品になりました。

-日本武道館はあくまで"the FIRST STEP"="第一歩"でしたもんね。まさにその先が楽しみになるようなEPだと思います。ExWHYZとしての活動はすでに2年目に入っているわけですけど、今後の活動に向けてどんな想いでいますか?

now:目の前にある楽しいことに対して、いつでもどこでも全力で、6人とマスターで向かっていきたいと思っています。来年はExWHYZの曲を背負って、マスターを引き連れてフェスに出られる存在になるよう頑張るので、エイエイオーします! せーのっ!

一同:エイエイオー!!