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INTERVIEW

Japanese

EMPiRE

2019年07月号掲載

EMPiRE

Member:YU-Ki EMPiRE MAYU EMPiRE MiDORiKO EMPiRE

MAHO EMPiRE MiKiNA EMPiRE NOW EMPiRE

Interviewer:宮﨑 大樹

-続いてカップリングの「maybe blue」は、『ピアス』のカップリング「ERASER HEAD」と同じくoniさん作曲、MAYUさん作詞ですよね。

MAYU:そうです! この曲を最初に聴いたときは"またすげーオシャレだな"と思って(笑)。あとは、ライヴでやるのが難しそうだな、実際歌ったらどうなるんだろうっていう気持ちもありました。「ERASER HEAD」はダークな感じだったんですけど、今回もそんなに明るくはないかもなっていう印象で。

-「ERASER HEAD」はだいぶ闇でしたからね。

MAYU:そうですね。ゴールデンウィークあたり、4月末くらいに書いて。まぁ......この曲も暗い歌詞ですね(笑)。自分が暗いだけなんですけど。

MiKiNA:でもあんまり暗く聞こえない気がしますね。オシャレな感じに仕上がってるから。

MAYU:みんなの歌を聴いてみたら、歌い方とかも軽めだったので、心地よく聴けますね。

MiKiNA:でも歌詞が刺さるからいい曲だなって。

MAYU:本当ですかー(笑)。ありがとうございます。

-どういうイメージで歌詞を書いたんですか?

MAYU:これは自分が普段から考えていることが多いですね。今のEMPiREっていい空気感があったりして、だからこそ、自分の暗いところを出しちゃいけないなっていう感情があって。みんなに対しての暗い気持ちなんじゃないんですよ。自分が本当に暗いだけなんですけど、そういう部分を見せちゃうとみんなが気を使っちゃうだろうなと思って。そうしてなんにも言わないで押さえ込んだ感情がこの歌詞に出たっていう......(笑)。

一同:(笑)

MAYU:EMPiREのことを考えたときに私は明るくなろうって思って。でもその末に出てしまった......。

YU-Ki:"消えるポップ"なんで。

MAYU:そう、ポップが消えちゃうんですよ(笑)。私、帰り道とかも暗いんですよね。反省会みたいになっちゃうんです。夜で暗いし、ずっとこのままがいいなっていう。別に何が悪いとかでもなく、暗いだけなんです。でも"全てそれでも愛したい"っていう(笑)。

MAHO:MAYUちゃんの、根が暗いんだけどポップでいたいっていう葛藤がすごく出てるなって思うんです。

YU-Ki:歌詞もすごいMAYUちゃん言葉で。だからスッと入りやすいなって。

-"MAYUちゃん言葉"とは?

YU-Ki:"あーあ期待外れてるし"とか"ほらマシにもなれない"とかって、あんまり歌詞では見ないなと思って。そういうところがスッと入りやすいし、寄り添いやすいというか。

MiKiNA:MAYUちゃんが話し掛けてくれてるみたいだよね?

MAHO:いや怖いよ、こんなこと言われたら(笑)。

YU-Ki:みんなこういうこと思ってるんだろうなって。共感しやすいんです。

-たしかにMAYUさんの歌詞って、独特な雰囲気を持ってますよね。

MiDORiKO:"愛が全てだなんて言えないが/全てそれでも愛したい"というところが大好きなんですよ。そこの歌割りを貰えたので嬉しいんです。

YU-Ki:ロマンチストじゃん。

MiDORiKO:そうだよ、根がロマンチスト(笑)。

-この曲はまだライヴではやってないですよね? 振付はどんな感じになってるんでしょうか?

MAYU:かわいいけど、アイドルっぽい感じではなくて。

YU-Ki:EMPiREらしいオシャレな感じを残しつつもかわいいっていう。本当にいいところを攻めてますね。

MiDORiKO:最初はベンチに座ってるみたいな振付から始まるんです。

NOW:ワインを持ってる振付とかも。

MAHO:そういう遊び心がある振付になってますね。

YU-Ki:そうそう。"ここは、こういうことを表してるのかな?"みたいに何回観ても楽しめる感じになっていると思います。

MAYU:あとは、MiKiNAちゃんが"ガッデム"されます。

-"ガッデム"される?

MiKiNA:"ガッデム"ってところでチョップする振付なんですけど、いつも私がチョップを受けるんです。

YU-Ki:ぜひそこでのMiKiNAちゃんの表情に注目していただければと(笑)。

-さて、本作のリリース前には、7月11日にマイナビBLITZ赤坂で[NEW EMPiRE TOUR "EVOLUTiONS"]が控えていますよね。今回っているツアーも全公演即日ソールド・アウトということで、やはり手応えはありますか?

MAYU:そうですね。この6人で初めて回ったツアーなんですけど、空気感を掴むツアーになっているなとは思っていて。勢い的なものはあっても、6人でのライヴのやり方とかにまだまだ荒削りな部分がまだあるので、そのあたりを良くしていくための工夫をしています。毎公演の打率問題......安定感がないというか、"今日は良かったね"っていう日もあれば、逆に"今日はちょっとやっちゃったな"みたいな日もあって。そういうところを考えるツアーになっていますね。

−"今日はちょっと違うな"みたいな日もあると。

MAYU:うまくお客さんを乗せられなかった日とか、グループとしていい感じに感情を出せなかった日もあって。そういうときって、いいときも悪いときも全員意見が似てるんですよ。ライヴが終わったあとに"今日どうだった?"みたいな話をすると、みんな同じような言葉が返ってくるので、そういった空気の共有とか、感じる力というのは身についてきてるのかなって。だから次の秋のツアー(11月から開催する"EMPiRE'S GREAT ESCAPE TOUR")に、今回のツアーの反省点が生かせたらいいなと思いますね。

−でも、ツアーの後半に向けて仕上がってきている感じはあるんじゃないですか?

一同:......。

−まだ課題はあると。

一同:(笑)

MAHO:なんか難しいんです。"勢いがある"って周りの方に言っていただけているのはすごく感じていて。だからこそ、"もっとこうなりたい"みたいなものはありつつ、自分たち自身を見たときに、もっとできるんじゃないかとか......周囲の評価とのギャップが......。