Japanese
indigo la End
2017年08月号掲載
メンバー:川谷 絵音(Vo/Gt) 長田 カーティス(Gt) 後鳥 亮介(Ba) 佐藤 栄太郎(Dr)
インタビュアー:沖 さやこ
2017年6月23日にワンマン・ライヴ"Play Back End Roll"でライヴ活動復活を果たしたindigo la Endが、約1年ぶりの作品となるメジャー3rdフル・アルバム『Crying End Roll』を完成させた。新曲10曲+過去曲のリミックス2曲を含む全12曲という内容に至るまでは、様々な偶然性も重なっていたようだ。そのすべてがバンドに新しさをもたらしている。インタビューは驚異的な制作方法の話から、音楽について語ることに対して思うことなど、彼らの音楽に対するメンタリティが垣間見られる内容になった。
-前作『藍色ミュージック』(2016年リリースのメジャー2ndフル・アルバム)に続き、バンド名の一部がアルバム・タイトルになっているので、対のような意味もあるのかなと思ったのですが。
川谷:全然。そんな深い意味はないです(笑)。
長田:バンド名の一部が入ってるって、いま言われて初めて気づきました(笑)。
川谷:この流れでいくと、次のアルバムのタイトルには"la"を入れないと(笑)。"ラ・ラ・ランド"かな(笑)。
-(笑)ではバンド名と関係なく、"End Roll"という言葉が鍵になるということですね。
川谷:6月23日のライヴが"Play Back End Roll"というタイトルなんですけど(※EX THEATER ROPPONGIにて開催)、それは「Play Back End Roll」という曲を作っていたからなんですよ。その曲を今回のアルバムに入れるつもりだったので、その曲名をアルバムのタイトルにもするつもりだったんです。だから去年の(9月10日に新木場STUDIO COASTで行われた)"インディゴミュージック"ツアーの追加公演のタイトルも"プレイバック"にして――というふうに「Play Back End Roll」を中心に進んでいたんですけど、その曲の歌がなかなか録れなくて。
-"録れなかった"というのは?
川谷:んー......歌詞もできてたんですけど、なんか歌えなくて。その時期の自分の感覚に、なんかハマらなかったんですよね。"いまハマらないなら、ハマるときにやればいいか"と思って、今回のアルバムに入れるのをやめたんです。でも、「Play Back End Roll」という曲が入っていないのに、それがアルバム・タイトルになるのはなー......と思ったし、「End Roll Ⅰ」(Track.4)や「End Roll Ⅱ」(Track.8)という曲も作っていたので、アルバム・タイトルに"End Roll"という言葉は入れないといけないという縛りが自分の中にあって、そのうえで言葉を探していって......。
-あとからいろいろ決まっていったんですね。
川谷:その「End Roll Ⅰ」と「End Roll Ⅱ」は、「Play Back End Roll」ありきで作った曲だったりもして。だから今回のアルバムは、すごくちぐはぐした作り方なんですよね。あんまり一貫したものがなかったので、結構後づけで曲を組み合わせていったというか。コンセプチュアルと思わせつつ、特に何もない!
一同:(笑)
川谷:考えているふうに見せて考えてない(笑)。
長田:そんなこと言わなきゃいいのに(笑)。
川谷:考えているふうの雰囲気を出すのが得意なんです(笑)。
-(笑)アルバムの軸になっていた「Play Back End Roll」という曲が入らなくなったうえで、その残り香をもってして今作の制作が進み、その曲はのちのち世に出るであろう、ということですか。
川谷:"Play Back"という言葉自体が"昔を振り返る"という意味でもあるので、「Play Back End Roll」という曲がこの先出てもなんの不思議もないというか。逆に意味合いが取れる部分もあるし、『Crying End Roll』というアルバムのあとに「Play Back End Roll」という曲が世に出るのも......それもまた意味があるふうな(笑)。
長田:あくまで"ふう"なんだね(笑)。
川谷:そうそう(笑)。「Play Back End Roll」、すごくいい曲なんですよ。
-そこまで言われちゃうと、「Play Back End Roll」が気になって仕方がなくなりますよ(笑)。
川谷:(笑)『Crying End Roll』のあとに出したら、より熟した感も出るかなと思うので。去年のライヴでも演奏していた「煙恋」も今回のアルバムには入れていないし、ほかにも歌まで録っていて完パケしている曲もあったり、できていたけど入れていない曲はあるんですよ。その入れなかった曲たちは、このアルバムの曲たちと同時期に録っているんだけど、ちょっと今回のアルバムとは違うものというか。「Play Back End Roll」は結構大事な曲で、(メンバーやチームの)全員が"これはいいよね"という感じにもなったし、自分でも気に入ってるんで、然るべきときに出したいなという感覚もある。『Crying End Roll』はリミックス以外全曲新曲だから、そういうアルバムに入れてもフィーチャーできないしね?
長田:んー、そうだね。
川谷:フィーチャーできる曲は限られているし、アルバムをちゃんと聴いてほしいから、そんなにいっぱいいろんな曲をフィーチャーするのもな、とも思う。「Play Back End Roll」はちゃんとフィーチャーしたい曲だから、外してよかったとも思ってますね。
-では後づけで決まった"Crying End Roll"という言葉はどのように捉えられたものなのでしょうか。意味合い的には"泣くという行為がエンドロールを迎える"という明るいものにも取れるし、"エンドロールが涙に暮れている"という感傷的なニュアンスにも取れますし。
川谷:"泣きながらエンドロールを観る"ですね。雰囲気的な造語です。エンドロールは映画の最後に流れてくるけど、DVDなら止めちゃったり、映画館なら帰っちゃってみんな見逃しがちで。でもエンドロールは主題歌が流れたり、その音楽も凝っていたりとか、映画を作った人にとっては大事な部分でもあるじゃないですか。見てほしいところだけどみんな見ない。俺らもみんなが見ているところ以外の部分をちゃんと作っているから、それってエンドロールっぽいなと思うんですよ。
-たしかに。indigo la Endのアンサンブルや音色のレベルは、本当に高いですからね。あれだけマニアックなものをポップ・ソングにできることにも、メンタリティを隅々まで描きだしたディープな楽曲にも感心しています。
川谷:indigo la Endは勘違いされているバンドでもあるから。藍坊主もキャッチーなイメージがあるけどコアな曲は本当にやばいんですよ。『フォレストーン』(2008年リリース)というアルバムなんて本当に常人じゃ考えられないような歌詞を書いている。そこが本質だとも思うんですよね。俺らも本質が伝わっていない、見逃されていると思う。リード曲しか聴かない、YouTubeのMVしか観ない人には"邦楽ロックのバンドでしょ"という印象を持たれてるとも思うので、そういうコアなところをちゃんと何回も見てほしいし聴いてほしい、そこで泣いてほしい。その"泣く"は実際に涙を流すということではなくて、それくらいエモーショナルな気持ちになってそこを聴いてほしいということで。indigo la Endの本当に聴いてほしい部分をエンドロールに喩えている。そこを大事にしてほしいという意味合いですね。
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