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COLUMN

THE BAWDIES JIMの機材バカ一代!【第8回】

2011年04月号掲載

THE BAWDIES JIMの機材バカ一代!【第8回】

みなさん、こんにちは。THE BAWDIESのJIMです。
これを書いてる今が3月の下旬です。
今回、震災が起こり、THE BAWDIESとして何ができるか、色々話し合いました。やはり僕らミュージシャンにできるのは音楽を鳴らし、それを届けること。一日もはやく、日本に元気と、笑顔が戻ってくるよう、進んでいきたいと思います。

と、いうことで今回の「キザバカ」は、前々からお送りしたいと思っていた「エフェクターを作ってみよう!」の回です。全然ためにならないよ、面白くない、といったクレームは受け付けてませんので、あしからず。

さて、このキザバカでも何回も出てくるエフェクター。
これを自作しちゃおうってのが今回の趣旨です。
僕自身、ある企画でエフェクターを初めて自作して、その楽しさ、うれしさにハマった。という感じなので、バリバリの初心者なのですが、キザバカとともに成長できたらいいななどと考えております。うん。

まず!エフェクターを作るにあたっていろいろと工具やらパーツやらをそろえなくてはいけないのですが、工具の方は割とそろっております。
と言いましてもハンダゴテ、ペンチ、ニッパー、あとワイヤー剥くやつ(ワイヤーストリッパーという)、テスター(抵抗値を調べたりする、必須)ぐらいなのですが、あとはパーツです。パーツは何を作るかで必要なものが変わるので、先に何を作るか決めなくてはいけません。

と!いうことで今回は、「ブースター」を作ってみたいと思います!ブースターというのは、簡単に言うとギターの音量、音圧をあげてくれるエフェクターで、例えばギターソロや印象的なフレーズを弾く場面で活躍してくれる非常に使い勝手のいいエフェクターです。

さらにいうなら、このエフェクター、作るのも非常に初心者向けといいますか、簡単な部類に入るので、久しぶりに自作するのに良いウォーミングアップになるのでは!と思いコイツにしました。ちなみに、僕が初めて作ったエフェクターも、このブースターです。

という訳で、知人からいただきました回路図とパーツリストを持ち秋葉原に買い出しです!

そしてパーツリストとにらめっこしながらパーツを買っていきます。これがまた安い!だいたい今回のエフェクターを作るのにかかった材料費は、ざっと2,000円くらいです。
秋葉原までの電車賃を入れても3,000円もいきません。
実際、お店でこの手のエフェクターを買ったら2~3万円位するから約10分の1です。もちろん、ちゃんとプロが作ったものとは音の差はあると思いますが、にしても安い。
パーツを買ってるときもなかなか楽しいです。どんなケースにして、どんなツマミをつけようか。LEDは何色にしようかな、なんてことを考え、ワクワクするのも自作エフェクターの楽しみの一つです。さて!買い出しを終えて家に帰ってきて準備完了です!

いよいよここから作業を開始する訳ですがどうやってエフェクターを作るのか。まずは先ほどもちらっと出ましたが、回路図で基盤を作っていきます!こいつが回路図。

そんで基盤とパーツたち。


基盤というのは、エフェクターの心臓部分で、ここで音の大部分が決まります。回路図(いわゆる説明書みたいなものです)とにらめっこしながら回路図通りに基盤にパーツを一つ一つくっつけていく訳です。 一つ一つハンダゴテでくっつけていきます。これがまたなかなか細かい作業です。ちまちまと回路図を見ては、基盤にパーツをつけ、また回路図見ては、またパーツをつけ。一つ間違えば音が出ない原因になったりするので慎重にパーツをつけていきます。したらばこんな感じです。


ちゃんとくっ付きました。これで基盤の完成です!この時点で僕、かなりテンションがあがっております。ふー!そして念のためもう一度回路図通り作れているか確認をするのですが!なんと実はこの時1カ所ハンダ付けを間違えてしまった場所があったのです!すぐに気づいて応急処置はしたのですが、その応急処置のあとも汚く、なんだか恥ずかしいです。

そして!なんとここでまさかの文字数切れ!今回はこんな感じです。最後まで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。なのですが、これ読んでて大丈夫なのでしょうか!?もしかしてなんにも面白くないんじゃないだろうか!?不安ばかりつのりますが!?はたして、次回ちゃんと音は出るのか!?ちゃんと完成するのか!?

エフェクター作り・ブースター編、次回へ続く。
THE BAWDIES JIMでした。ではまた!